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”佐賀県の武雄市図書館が民間に業務委託し開館した際、蔵書購入で違法な支出があったとして、市民が当時の責任者だった樋渡啓祐前市長らに約1900万円を賠償請求するよう武雄市に求めた訴訟の第1回口頭弁論が26日、佐賀地裁(立川毅裁判長)であり、市側は「予算内での調整で違法性はない」として、全面的に争う姿勢を示した。”
武雄市図書館の蔵書購入訴訟 市側は争う姿勢
佐賀地裁住民訴訟
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/283318
※魚拓 http://archive.is/2Xc1H

佐賀県の図書館に埼玉のラーメン本(古本の上に歯抜け)でマスコミに取り上げられた佐賀県武雄市の図書館改修問題、市を相手取った訴訟で、市側は上記のように主張しました。

問題はそれだけでしょうか?

川原敏昭 @toshikawahara
2013年4月、CCCが指定管理者となった、現在では通称ツタヤ図書館とよばれる施設の第1号館として武雄市図書館・歴史資料館がリニューアルオープンしました。
川原敏昭 @toshikawahara
この施設はリニューアルオープン当初入館者が大幅に増えたということで、報道各社が入館者数の増加のみに注目して一斉に取り上げ、一躍有名になりました。
川原敏昭 @toshikawahara
しかし、昨年、武雄市図書館・歴史資料館の改修、リニューアルオープンに際してCCCにより初期購入された本の中に、埼玉県のラーメンマップ、10年以上も前の資格試験対策本、ウィンドウズ98などの今ではほとんど使用されていないパソコンソフトのマニュアル本、
川原敏昭 @toshikawahara
歯抜け状態の古いシリーズ本など、挙げればきりがないほどの、とても専門職の司書が関わったとは考えられないバランスの悪い中古本が大部分を占める初期入れ替え蔵書のリストが開示請求によって明らかにされました。
川原敏昭 @toshikawahara
開館初期に賞賛されてきた状況とは異なり、その内容のあまりのひどさに、CCCが運営する図書館の図書館としての在り方にネットを中心にして疑問の声が上がりました。続いて週刊誌、続いてテレビ、新聞、総合雑誌と報道され、その抱える問題の一端がようやく明らかになってきました。
川原敏昭 @toshikawahara
さらに、2015年10月に神奈川県海老名市に第二号館がオープンすると、再び初期蔵書の入れ替えに関する選書の問題や、分類に関する問題が明らかになりました。
川原敏昭 @toshikawahara
加えて、愛知県小牧市ではCCCを図書館の指定管理者とすることに関しての住民投票が行われ、その結果として否決されています。さらに、来月オープンする宮城県多賀城市でも中古本の購入が繰り返され、職員の武雄市のへの視察報告書が隠ぺいされる問題も発生しています。
川原敏昭 @toshikawahara
各地でこのような事態になっているそもそもの発端は、2012年5月、市民や議会への説明もなく、本来図書館の運営を管轄しているはずの武雄市教育委員会の頭越しに、図書館運営に関してはなんの権限も持たない当時の樋渡啓祐市長とCCCの増田社長による、
川原敏昭 @toshikawahara
突然の東京での武雄市新図書館構想発表に遡ることができます。
川原敏昭 @toshikawahara
その後、2013年4月のオープンまで日本図書館協会、図書館問題研究会、日本文藝家協会、日本書籍出版協会、図書館友の会全国連絡会、セキュリティ専門家、武雄市内外の市民らから、申し入れ、公開質問などを通じてこの構想に関しての懸念の声が表明されました。
川原敏昭 @toshikawahara
しかしながら,前市長はじめ武雄市は、それらの声にはほとんど応えることなく、“CCCにはノウハウがあるのだ”という理由で随意契約でCCCを指定管理者とすることを決定しました。
川原敏昭 @toshikawahara
後に海老名市立図書館開館時に、武雄市図書館・歴史資料館のリニューアルオープンに関してのCCCの責任者が、みずから「武雄のときは図書館に関してど素人であった」と認めたことからも“ノウハウがある”というのは虚偽でした。
川原敏昭 @toshikawahara
そしてこのような経過の中で、歴史資料館部分は指定管理の対象外であるにもかかわらず、市民への説明もないまま国の重要文化財に指定されるほどの貴重な資料である、「蘭学館」が取り壊され、ツタヤのDVD・CDのレンタルコーナーするという便宜が図られ、郷土資料の廃棄も行われました。
川原敏昭 @toshikawahara
それらの郷土の歴史・文化の軽視及びCCCへの丸投げの結果、1万冊を1958万円かけて初期蔵書購入に充てるという最低限のことも、CCCのグループ会社からの古本購入に替えられてしまい、どのような資料を収集保存するのかという公共図書館にとって重要なことが脇に追いやられてしまったのです。
川原敏昭 @toshikawahara
このようなことに加えて、武雄市に対して行われたツタヤ図書館に関する情報公開請求は放置され、武雄市の情報公開条例の期限を大幅に越えて、中には1年以上もの間放置されるものもあるような状況が生じました。
川原敏昭 @toshikawahara
さらに、この改修、リニューアルオープンに際して反対の声を上げた市民は議会で実名を挙げて罵倒され、反対する議員も、議会で耳を疑うような言葉で罵倒され、質問に対してはまともに答弁されず自治体の説明責任の放棄といわざるをえないことが行われました。
川原敏昭 @toshikawahara
そして、CCCを指定管理者として迎えようとするほかの自治体には、武雄と同じように、市長の、住民自治とはかけ離れたワンマン的手法でことが進められ、説明責任も果たされないまま計画を進めるという導入手法も含めて「輸出」され、各地で問題が噴出しています。
川原敏昭 @toshikawahara
問題の本質は、CCCのみにあるのではなく、本来市民のための社会教育施設、生涯学習施設としての図書館の運営に関して責任を持つべき自治体が、なんの矜持も持たず、「賑わいの創出」という実態があいまいな言葉の下、
川原敏昭 @toshikawahara
中心市街地活性化などとも絡めてCCCへ丸投げし、その結果今回のような違法な財政支出が行われる構図、この構図こそが問題なのです。
川原敏昭 @toshikawahara
つまり、この一連の問題は一図書館の問題にとどまるものではなく、地方自治の根幹に関わる地方自治の問題であるということができます。そしてその問題の一部分が今回の武雄市で行われた不健全、不透明な経緯に現われているのであり、なおかつ、これは問題の氷山の一角にしか過ぎません。
川原敏昭 @toshikawahara
これを放置することは、地方自治法において謳われている「地方公共団体における民主的にして能率的な行政の確保を図るとともに、地方公共団体の健全な発達を保障することを目的とする」という理念に反するものであり、
川原敏昭 @toshikawahara
これを放置することは、地方自治法において謳 健全な自治体運営の放棄ともいえ、このような動きが全国に広がっている状況は決して看過できるものではありません。

コメント

遊佐飛鳥@漢晋春秋 @asukayusa3594 2016年2月27日
一番最初に問題になった武雄市で、その発端からずーっとこの問題を追い続けている一市民の、これ以上ない分かり易い問題提起。
赤間道岳 @m_akama 2016年2月28日
郷土資料まで廃棄されたのか(´・ω・`)
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