ディアンジェロ・ラッセルのプレーにアグレッシブさが復活!!&レイカーズ新しいオフェンスシステムを導入
ラッセルがスターターに復帰後、良いプレーを見せている。NBAに慣れてきたという見方もあるし、スコットが言うようにラッセルが謙虚になったという見方もあるだろう。
しかしラッセルによれば、プレータイムが安定してきた事が大きく関係しているようだ。
ラッセルによればシーズン前半に窮屈にプレーしていたのはミスをすると必ずベンチに下げられるという思いがあったかららしい。今はとりあえず長くコートにいれるとわかっているからのびのびプレーしているとの事。 twitter.com/espnlosangeles…
2016-02-27 16:51:00D'Angelo Russell feels more freedom after being on short leash earlier in season es.pn/1peEwjK
2016-02-27 16:41:50ラッセル 「今は自分が何かをやらかしてしまったとしても、制限されないとわかっている。シーズン前半は首輪を繋がれたような気分だった。今はとにかくコートにいれるとわかっているから気分が良い。あとはそれを自分が活かせるかどうか、自分次第だ」
2016-02-27 18:12:01「僕がレイカーズにドラフトされたのは大学で素晴らしいチャンスを与えてもらい、自分がそれを活かせたからだ。レイカーズにきてからはチャンスを与えられず、スタート地点から始めなければいけなかった。スターターになってからはコーチに『彼なら何とかしてくれるだろう』と」
2016-02-27 18:17:17「思ってもらえるように成ろうという気持ちが強まっている。教える事が出来ないリーダーとしての気質を僕は持ち合わせていると思っている。でも僕には経験も実績も足りていない。実績が上がってくれば、僕をリーダーとして認めてくれるようになるだろう」
2016-02-27 18:20:57「負けてばかりいると負け癖がついてくるし、悪い習慣も身に付いてしまうものだ。今のレイカーズに負け犬も負けに慣れてしまった人間はいないと思う。だけど、これだけ負けては悪い習慣も身に付いてしまう」
2016-02-27 18:29:03皆さんはこれをどう感じるだろう?一部には甘えだと感じられる方もいらっしゃるかもしれない。しかし私はラッセルの言う事は育成面でとっても大事な観点だと思う。
私は常々、自由を与えられてこそ伸びる人間と役割を限定させる事でこそ伸びる人間の2パターンがいると申し上げてきた。具体的にはラッセルやランドル、クラークソンは前者だし、サクレやケリーのような選手は後者だと思う。
またミスをするとすぐ交代させるというのは育成面では最悪だ。ミスすると交代させられると思いながらプレーするとやはり窮屈にプレーするようになってしまう。
ところで話は変わるが、今スコットはクラークソン、ラッセル、ルーのローテが2パターン試している。
一つ目はラッセルがルーと交代し、2Qの最初からラッセルとルーとセカンドユニットがプレーするパターン
もう一つはクラークソンがセカンドユニットとプレーするパターン。
私は前者の方が良いと思う。ラッセルがいる事により、セカンドユニットが良いプレーを見せているからだ。
ところで今日の試合、もう一つ大きな変化があった。
スコットはもともとNJN時代にプリンストンオフェンスの使い手として有名だった。レイカーズに来てからもそれは変わらず、プリンストンオフェンスとトライアングルオフェンスがメインのオフェンスだったが、木曜日の練習から新しいオフェンスを導入したらしい。
今日の試合レイカーズはオフェンスのフローを変更していた。今日と昨日から新しいシステムを導入し、スコットはチームにその下ではプレーするように推奨していたらしい。 twitter.com/markg_medina/s…
2016-02-27 16:08:43D'Angelo said that Byron installed a new offensive scheme during Thursday's practice
2016-02-27 15:30:51具体的にはこれまでのトライアングル、プリンストンの時にはボールをエントリーしてきたPGがボールサイドのコーナーへ落ちていたが、スパーズがやっているフレックスオフェンスの導入。このシステムではボールをエントリーしてきたPGはパス&ランからウィークサイドにカットする。
2016-02-27 16:11:45さてこのポポビッチがもう15年くらい使っているモーションウィークだが、レイカーズはマイク・ブラウン1年目にメインのオフェンスとして使っていた。
このオフェンスとトライアングルオフェンスの違いは何か?
まず大きな違いはエントリーの仕方。
トライアングルオフェンスやプリンストンオフェンスではツーガードと言って、ガードが2枚でエントリーしてくる。
モーションウィークはガード1枚とビッグマン1枚でエントリーしてくる。ビッグマンでトップに対してディナイを掛けてくる選手は多くないので容易にボールを左右に広げる事が出来る。
トライアングルオフェンスでは4番ポジションの選手がウイングに入らないといけないが、スパーズのウィークモーションではその必要がない。1番目のビッグマンはローポにリムラン、2枚目のビッグマンはトップでボールをサイドチェンジするだけで良い。
さてこのオフェンスを導入した時に誰が恩恵を受けるのか。私は3名を挙げたい。
①ヒバート
ラッセルがウィークサイドカットした時にクラークソンかコービー、アンソニー・ブラウンにクロススクリーンをもらえるヒバートはゴール下近くでボールをもらえる機会が増えてイージーバスケットが増えるはず。
②ランドル
これまでプリンストン、トライアングルではウイングでプレーしていたランドルだが、モーションウィークではトップでのプレーが増える。これにより良いスペーシングでドライブが増える。ちなみにオドムもトライアングルではトップでのプレーに移行してからプレーのクォリティが劇的に上がった。
③ラッセル
このオフェンスはPGに与えられているプレーの幅が非常に広い。ウィークサイドカットからインサイドへのパスが可能、ドライブが出来る。またラッセルならポストアップのオプションも出来るだろう。
では逆にプレーの幅が狭められる選手は誰か?
①コービー
このシステムにコービーが活きるオプションはない。ビッグマンにスクリーンを掛けてから、トップのスクリーンをもらっての走り回るプレーが増える。彼が得意とするポストアップはやりにくい。やるとするならシステムを崩した場合。前回のマイク・ブラウン1年目もそれで2年目にマイク・ブラウンはプリンストンオフェンスを導入した。
②クラークソン
クラークソンは無秩序なチームの中でフリーにプレーする事により得点を重ねてきた。このシステムでは規律が求められる。クラークソンがシステムの中でもきちんとプレー出来るタイプのプレーヤーかどうかは彼のレイカーズでの将来を左右するだろう。
ラッセルはスコットの新しいオフェンスシステムを賞賛している。しかしそれをやり始めるのがシーズン終盤では遅いともコメント。ごもっともです。近頃の若手選手はバスケをよく知ってるからコーチがバスケを知らないとこういう事になる。 twitter.com/markg_medina/s…
2016-02-27 16:34:32D'Angelo Russell on Byron's new scheme: "I feel like it’s a great offense, but it was thrown at us late."
2016-02-27 16:29:11モーションウィークのカウンターバージョンがこのモーションストロング。 youtube.com/watch?v=N81SiN… youtubeより
2016-02-27 20:29:33