先方は、民事の事件の相手方でした。民事の事件は建物明渡請求。先方が警察に勾留されていて、戻ってきたタイミングで明渡を求める内容証明を送りましたところ、先方から、夜間事務所に電話がかかってきました。
2016-02-27 12:15:24内容としては、「殺す」という言葉は使っていませんでしたが、「お前の人生終わらせてやろうか」「窮鼠猫を噛むだよ」というような言葉が入っていました。
2016-02-27 12:16:36先方は、実父にホワイトガソリンをかけて燃やそうとしたという前科があり、また、酔って暴れる傾向が強いということでしたので、留守電を聞いた直後に事務所の最寄りの警察に電話をして、相談の時間を取ってもらいました。その際に留守電のデータを持っていきました
2016-02-27 12:18:30データを渡して、先方で確認するということでその日は比較的すぐ終わりましたが、翌日警察から電話があり、要対応案件ということで動いてくれることになりました。この時に、弁護士会の業務妨害対策委員会に報告しました。
2016-02-27 12:20:11警察は、早期に動いてくれたのですが、固定電話からかかってきていたので、その照会に時間がかかったり、先方が暴れる危険が高い人なので、実際の逮捕までは2週間以上かかったと記憶しています。
2016-02-27 12:21:38この間に、脅迫電話がかかってきていました。事務局には、取り次がないように指示を出しましたが、間違えて取ってしまったことがありました。その時に、謝罪を言われましたが、「謝罪は受け入れません」「お話しすることはありません」として切りました
2016-02-27 12:23:43一応、酔っていないときはそこまで危険じゃないという話は聞いていましたが、非常にびくびくと生活をしていました。事務所に夜間一人で残ることは出来ませんでしたし、接見から夜戻ってきて事務所においてある自転車を取りに帰るのは今思い出しても怖いです
2016-02-27 12:27:02逮捕されたとの連絡を受けたときは、本当にほっとしました。ただ、脅迫なので法定刑の上限が低いので、この後出てくることになるのだからということで、安心したけど終わりにはならないなと思いました
2016-02-27 12:28:47なお、逮捕後に、民事の明渡請求を提起しましたが、その時に先方は代理人を立てたので、代理人と和解交渉をしたのですが、代理人から「この明渡請求の和解ができれば、彼の刑事の処分も軽くなりますしね」といわれたのは心の底から怒りを感じました
2016-02-27 12:30:45脱線しましたが、起訴されて結局懲役1年の実刑判決が言い渡されました。控訴されましたが、無事に原審が維持されて確定しました。ただ、出所後は、事務所からさほどはなれていないところで生活するようです。なので、夏くらいに出所すると、遭遇する危険性はあります
2016-02-27 12:34:44この件では、対応するために時間も使いましたし、残ることができずに、仕事も出来なかったです。ただ、それ以上に事務所に負担をかけてしまったと思っています。事務局も他の弁護士も入ってくるんじゃないかという不安があったと思います
2016-02-27 12:36:23また、事務所に上がりこんでこなくても、ビルの前で待っているということもありえるので、他の事務所へ、ご連絡をさせていただきました。よその事務所にもご迷惑をお掛けしました
2016-02-27 12:37:25脅迫怖くて弁護士できるかと勇ましいことを思うかもしれませんが、怖いですよ。話が通じない人が相手だったりしますからね。それで、折れることは絶対にないですけど
2016-02-27 12:47:55