『孤高の天才左腕』江夏豊 小話

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

1971年 オールスターゲーム 阪急西宮球場で開催されたセパ両リーグたちの精鋭たちが集うこの試合。 パリーグはロッテ有藤通世選手、江藤慎一選手、近鉄土井正博選手、阪急加藤秀司ら大選手たちが出場。 人気で大きく劣るセリーグに一泡吹かせようと選手らはよりいっそう気合が入ります。

マック2世 @macthesecond

山城さんの小話が始まった。

山原もんじ厩舎 @Y_Monji

小話の時間だあああああああああああああ9者連続奪三振からって最初からクライマックスだああああああああああああああああ

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

その前に立ち塞がるセリーグの先発投手は伝統の縦縞にその数自身を除く約数の和がその数自身と等しい自然数『28』を背負う左腕エース。 先頭打者の後にパ・リーグで初となる大卒2000本安打を達成する有藤選手から空振り三振を奪ったその瞬間から伝説は始まりました。

マック2世 @macthesecond

っていうかこの時代のパ・リーグの打者のメンツがヤバすぎ。

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

その後も次々とパ・リーグの強打者から三振を奪い、遂に日本記録である8者連続奪三振を達成。 新記録へ、迎えた9番には後に2000本安打を達成するブレーブス加藤秀司選手。 しかし、この強打者も左腕から放たれた豪速球にバットが虚しく宙を切ります。

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

9者連続奪三振 MLBでも前例がない、しかもオールスターという舞台で成し遂げた大記録。 マウンド上で手を叩いて喜んだ、この日本プロ野球史上最高の天才投手と誉れ高い、また多くの記録と名シーンを創りあげたこの大投手を今回は語っていきたいと思います。

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

『孤高の天才左腕』 江夏豊 小話 pic.twitter.com/htSNjNYsgH

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KOJIMAエックス（_,''' ▽ ''） @kojima00yukibo

ベイ山城の小話すきって思ったら今日は江夏やんけ。戦後最高の投手と言っても過言ではないで

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

66年第2回ドラフト会議 大阪の無名高校を夏の甲子園予選で準決勝まで導いた江夏豊という高校球児に多くのプロ野球球団のスカウトの熱視線が注がれました。 特に在阪球団である阪神タイガースの熱の入れようは凄まじく、前年のドラフトでバファローズ鈴木啓示投手を回避するほどでした。

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

幼い頃から野球に興味があったものの中学校では先輩相手にトラブルを起こしてしまい、退部を余儀なくされ砲丸投げの選手として活躍した江夏投手。 本格的に野球をすることになったのはなんと高校時代からでした。

BB9@多様性に富む野球を望む者 @yokostardream

江夏氏が砲丸投げ！？(･･;)

マック2世 @macthesecond

高校から野球始めてプロに行くなんて凄すぎ。

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

この江夏投手の最大の武器は文字通り左腕から放たれる『超』のつく豪速球でした。 高校生離れした速球と球のキレに対戦相手の打者のバットは振り遅れ、虚しく宙を切ります。 しかし、その対価にコントロールの悪さとそして変化球を投げられないという致命的な弱点をもっていました。

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

『ストレートしか投げられない奪三振型投手』 マンガにもいないようなこの投手でしたが、ストレートの威力だけでなく相手打者との駆け引きをこの時より実践し抑えこむ姿に身体能力だけでなくクレバーな面もあるとプロのスカウトの評価は更に上がることになりました。

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

ドラフト会議では高校ナンバーワン投手として評価され、タイガース、ジャイアンツ、東映フライヤーズ、阪急ブレーブスが一位指名。 競合抽選の結果、タイガースに入団が決定。 背番号『1』を薦められたものの高校時代のライバルであった鈴木啓投手と被るのを拒否し、残っていた『28』を選びました

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

早速キャンプで投げ込みをする江夏投手。 その豪速球は首脳陣や実績のあるチームメイトですら驚愕するものでした。 特にタイガースの大エース、村山実投手は江夏投手の登場に自身がエースとしていられるのはあと数年、と覚悟したほどでした。

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

さて、プロ野球選手として変化球を投げられなければ通用しないと考えた江夏投手は先輩投手でカーブの名手、藤本定義投手らからカーブを教わろうとするものの、習得することができず、またコントロールの矯正もできないままシーズンに突入。 開幕からローテを守ることになります。

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

しかし、この速球しか投げられない投手に相手チームは大いに苦戦することとなります。 豪速球だけを武器になんと225奪三振を記録、この年の最多奪三振投手に。 ジャイアンツの主軸である王選手、長嶋選手ですら振り遅れるという豪速球に世間からの注目が一心に注がれます。

BB9@多様性に富む野球を望む者 @yokostardream

もし鈴木啓示がいなかったら背番号１江夏豊が誕生していた可能性が

どせいヨッシー🎮 @dosei53yoshi

才能だけでプロに行けたのなんてごく稀だよね 今回の江夏豊しかり落合博満しかり

マック2世 @macthesecond

昔は江夏みたいに真っ直ぐ＋1つの変化球だけで抑えるピッチャーが多いですね。

アンテナ @antena12

@Bay_yamashiro やっぱ江夏っておかしいわ（あｍがお

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

ただし、その反面ノーコンなため与四球率が高く、被本塁打も多いのが欠点でありました。 また、当時のタイガースは貧打にあえいでいたこともあり、無援護の試合も多く、12勝13敗と負け越しており、新人王も逃しています。

ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

2年目には名投手コーチとして活躍する林義一が就任。 江夏投手の長年の悪癖だった砲丸投げのようなフォーム(学生時代の砲丸投げの影響が大きかった)を強制し、コントロールが飛躍的に向上。 さらに待望の変化球であるカーブを習得し、ピッチングの幅が大幅に広がります。