ワールドトリガーに関する一考察 雑記

前回日向夏さんが作って下さったまとめに続いて、二つ目の考察まとめです。いくつか細かい考察がたまっていたので作りました。主に修と木虎について呟いています。
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ひとつめ。不意罵さんの"映画バカ荒船番外編「Carry」"(めっっっちゃ面白い)を見て。

ひろきあいた @shiorichannnnnn

もう既出かもしれないんですが、不意罵さんの那須船漫画の影響でマトリックス見てたら、冒頭で異世界(現実)につながる部屋が303号室で、あれっ、ってなりました。あれっ?room303…?

2015-09-03 22:18:43
ひろきあいた @shiorichannnnnn

主人公のネオと那須さんが現実では弱く電脳世界の中でだけ暴れまわることができること、 単行本の表紙(漫画の顔=物語の意味の担保者、な気がする)になるほどの那須さん(好きなもの:映画) room303が異世界への門(ゲート)になっていること… 好きだな、葦原先生、この映画(ポカリ感)

2015-09-03 22:51:10
ひろきあいた @shiorichannnnnn

@fibber0527 葦原先生の作品世界の根幹(のひとつ)にマトリックスありそうですね… あしはランドの地下にはいったい何が(蠢いて)いるのか…

2015-09-03 23:01:24
ひろきあいた @shiorichannnnnn

そして気になるのはマトリックスのネオは一度敵にやられて死んでから、ヒロインのキス(愛?)を現実世界で初めて受けて、復活&覚醒、電脳世界の敵をワンパンで倒す。 那須さん彼氏持ちか彼氏できたら強くなるのでは…?

2015-09-03 23:59:08

今になって分かりますけど、那須さんの彼氏くまちゃんだこれ…

続いて、修のコミュニケーションに対してのスタンスと、第109話での木虎の発言の意味について。
【木虎と修パート1】

ひろきあいた @shiorichannnnnn

>RTを拝読してぐるぐる考えてみたのですが、修って、基本的に人とコミュニケーションするときの姿勢がフラットなんですよね。相手と同じ高さに立って話しているというか。もちろん目上の人に対して修は礼儀正しいです。でも、物怖じするということがない。

2015-11-16 21:30:11
ひろきあいた @shiorichannnnnn

トリガー不正使用で上層部に呼ばれたときも記者会見でマスコミに詰め寄られたときも、玉狛支部で二宮と話したときも、修は相手に気圧されている様子がない。ちゃんとコミュニケーションできている。 逆に、緑川との対戦の時は、あんなにコケにされたのにも関わらず、修の態度は終始一貫していました。

2015-11-16 21:46:23
ひろきあいた @shiorichannnnnn

年上に対しても年下に対しても、修のコミュニケーションの姿勢はあまり変わりません。地位が高いからといって「勝手に」持ち上げたり、自分よりも出来ないからといって「いいかげんに」馬鹿にしたりしない。 なんというか、誰に対しても「いま、自分とコミュニケーションを行っている相手」として、

2015-11-16 22:01:37
ひろきあいた @shiorichannnnnn

修は自分の話し相手を規定している(ように見える)んです。 千佳を例にとると分かりやすいかと思います。千佳に、レイジさんがラーメン屋で自分の父親のことを話したのは、レイジさんが千佳の現状について充分な理解が及んでいなかったからでした。

2015-11-16 22:20:36
ひろきあいた @shiorichannnnnn

レイジさんは千佳のことを知っているつもりだったけど、千佳は充分に自分のことを伝えきれていなかった。 これは、千佳が自分のことを「先輩に教わっている身だから」という遠慮が働いたからだと思います。というか、初対面の時点では千佳はレイジさんにビビっています(3巻22話17ページ)。

2015-11-16 22:25:10
ひろきあいた @shiorichannnnnn

コミュニケーションの前提として、千佳は「レイジさんは私より上の人だ」というのを採用します(例外的にこの場合においては正しいんですけど)。 他にも三馬鹿(新三馬鹿)なんかはこの典型例ですね。相手を決めつけてかかっている。初期の三輪の近界民に対する態度も似てるかな(?)

2015-11-16 22:37:04
ひろきあいた @shiorichannnnnn

修にはそういうことがないんですね。ただ相手と自分が、コミュニケーションという「同じ台の上」に乗っている前提で話をしている。 このコミュニケーション方法は非常に効率がいいです。相手に臆することも、相手を侮ることもなく、「自分はこういうことを思っている、あなたはどう思っている?」と

2015-11-16 22:47:18
ひろきあいた @shiorichannnnnn

ストレートに訊くことができる。そしてそれはとてもスマートなコミュニケーションの方法でもあります。現に修はこれまで相当な人数の登場人物と会っていますが、会話がうまくいかなかったというのはほとんどありません。自分の相手に伝えたい、伝えるべきことをきっちり伝え、会話を成立させている。

2015-11-16 23:06:02
ひろきあいた @shiorichannnnnn

そうやって修は、遊真や千佳や迅さん、風間さんたち、さらには木虎と出会って、ものごとを動かし、前進してきた。このフラットなコミュニケーション方法は、修の大きな長所だと思います。 でも、この方法だと「うまくいかない」コミュニケーションというのがあるんですね。 それは師弟関係です。

2015-11-17 12:58:36
ひろきあいた @shiorichannnnnn

師弟関係というのは、師匠と自分の間に「乗り越えがたい位置差」がある、というのを基本形態としています。 師匠は自分の知り得ない(まだ学んでいませんからそれが何であるかはわかるはずがないんです)、しかし自身にとって非常に重要であるとわかる「知」を有している。

2015-11-17 13:17:17
ひろきあいた @shiorichannnnnn

その知は「わからない」ものであるゆえに、「怖いもの」でもある。ゆえに、師匠は「恐るべき存在」でもあるんです。 だから教えを乞うときには「頭を下げる」ことが大事になるんです。恐ろしいものには礼儀正しく接する必要があります。

2015-11-17 13:27:40
ひろきあいた @shiorichannnnnn

そして、自分を「一段下げる」ことにはもうひとつ効果があります。 それは、相手が自分にとって到底知ることのできない深い「知=謎」を持った高位の存在である、(とする)ことで、「それを知りたい」という欲望に駆られるようになるんです。

2015-11-17 13:37:33
ひろきあいた @shiorichannnnnn

例えば、「わけがわからないのにとても面白い」先生の授業を受けたときって、その先生のことを「すごい」と思って、その授業を真剣に聴いたりしませんか? この場合、相手が一段高い位置にいて、かつ「謎」を持っていますね。こういうとき、僕たちはその謎を知りたくてたまらなくなります。

2015-11-17 13:52:38
ひろきあいた @shiorichannnnnn

相手を一段高く置くことで、ものすごく相手の持つ「知」について知りたくなる。これが「学びのスイッチ」です。 で、修が嵐山隊で銃手の戦い方について教わったとき、木虎が「彼はまだ学ぶ段階にない」と言ったのは、まだ「学びのスイッチ」が入っていない、ということなのでは…?と思うのです。

2015-11-17 13:57:54
ひろきあいた @shiorichannnnnn

最初修が嵐山隊を訪れたとき、修の立ち位置は「烏丸先輩に言われて来た」でした。これだと、とりまるが嵐山隊に頭を下げた形になる。嵐山ととっきーは親切に教えてくれましたが、木虎は「直接」頭を下げない修は「学びのスイッチ」が入っていないから、戦闘技術を教えても「本当には」身にならない、と

2015-11-17 16:45:41
ひろきあいた @shiorichannnnnn

思ったから教えなかったのではないか、と僕は思うのです。 木虎は修に厳しいとか邪険にしているとかではなく、真剣過ぎるほどに修のことを考えている気がします。木虎の他の戦闘員に優る点は、近接戦における機動力ではなく、「いま、この瞬間に自分の持ち合わせの物で、できることのベストはなにか」

2015-11-17 17:05:55
ひろきあいた @shiorichannnnnn

を、“瞬時に”叩き出せるところにあります。対イルガー戦でも、ラービット戦でも、それが際立っていた。これはほんの一瞬で状況が一変するランク戦において、相当に強い武器になるはずです。おそらく、木虎が加入してから嵐山隊はランク戦に勝てるようになったのは、そのためだと思います。

2015-11-17 17:26:28
ひろきあいた @shiorichannnnnn

でも、それって自分なりチームなりの持っているものを、「ちゃんと」把握してないとできない芸当なんですよね。 木虎が修の「全ての」条件を確実にクリアする答えを用意できた(できていた)ということは、 その条件についてあらかじめ分かっていたというわけで。

2015-11-17 17:33:57