ニセ科学・デマ・陰謀論を信じるのはなぜか
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a_iijimaa1
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@a_iijimaa1 何故信じるのかは、心理学と脳科学の問題が大きいのだろうと思います。そして、科学同様正しい答えに限りなく近づいていけるが、正解にはたどり着かないのかもしれません。だからといって、想像や追試も出来ないことを主張することはできません。科学の役割はここですよね。
2016-03-01 13:45:20
@a_iijimaa1 @mo0210 同じ事を考えてますね。一般的な教養のあるなしと、そう強い相関は無いはずです。(しかし、基本的な理科教育は重要。) 学会重鎮の博士が晩年ニセ科学普及に走る例も何人も知ってますし。
2016-03-02 01:25:01
@a_iijimaa1 @mo0210 (1)基本的な理科教育が出来て居ないとダメなことは確かなのですが、今の初等教育が、理科嫌いを増やしている実態を何とかしないと行けないと思います。(2)アイデンティティとして、ニセ科学が、「現代科学で解明されていないすごいこと」である(続)
2016-03-02 01:40:43
@a_iijimaa1 @mo0210 (続)ことに気がついた自分は、偉いんだ、という間違った優越感を持ってしまう、ということが、ニセ科学の落とし穴でもあります。
2016-03-02 01:41:32
@a_iijimaa1 @mo0210 逆にそうしなければ悪いことが起こるという脅迫感があると言うのもあるでしょうね。
2016-03-02 12:23:42
@UFOprofessor @mo0210 優越感をもつこともあるのでしょうが、それだけでもないように思います。不安・恐怖、現実生活での不満からの「脱出口」としてニセ科学や陰謀論を信じる人もいるのではないでしょうか。信頼している人が信じているので、という場合も。
2016-03-02 01:57:25
@UFOprofessor @mo0210 信じることがアイデンティティと深く結びついてしまっていると厄介なのかな、と考えています。もっと軽く「何となく良さそうだから♪」くらいの人の方が、説得は簡単な気がします。基本的な理科教育と量の概念は重要ですね。
2016-03-02 01:32:22
@a_iijimaa1 知覚というのはけっこう能動的なものなので、頭の中の概念・思い込みが周囲に投影されちゃってるようなものかもしれません。
2016-03-01 12:17:46
@ayatsuka_yuji 世界そのままを見ているわけではなくて、選択したものだけを見て、それによって世界を構築していますものね。
2016-03-01 12:35:42
陰謀論にハマってる人は「一本の線で繋がる」「点と点が繋がる」のような言い回しが大好きで、本来何の関係の無いものまで勝手に結びつけてしまいますからね。 twitter.com/a_iijimaa1/sta…
2016-03-01 12:19:24
@a_iijimaa1 そして、星の並びに形を見出すような、点の並び方によってはそこに人の顔を見てしまうような、「本来関係のないものを関連づける」心の働き(これ自体は人類共通)が、例えば「ふと目に止まった植物」と「放射線」を結びつけてしまうのかもしれない。
2016-03-01 12:02:27
@a_iijimaa1 手前味噌で恐縮ですが、以前訳したトマス・キーダ (Thomas Kida)『ヒトは賢いからこそだまされる』(生活書院)で著者は「六つの穴」という形でまとめていました
2016-03-01 12:39:46
@a_iijimaa1 人間は、統計よりも実話の方が好き。 人間は、すでに信じていることを追認したい。 人間は、偶然の重みをなかなか実感できない。 人間は、外界を誤認することがある。 人間は、単純化をやりすぎる。 人間の記憶は完全ではない。
2016-03-01 12:40:23
@a_iijimaa1 類書を読み慣れた方には新しい内容はほとんどないのですけど、商業系の大学で学生さん相手に揉まれてる先生が、工夫して工夫して書き直した本という感じがするんですよ
2016-03-01 12:43:58
@a_iijimaa1 前記の六つの穴が、進化の過程では適応的だったという点を強調しているし、「重大な決定のときに立ち止まればいいだけで、日常の意思決定には普通でいいんだよ」とくり返しているし、自分自身や同僚・友人の失敗談が多いし、芸能人やテレビの話題が多いし<先生の工夫
2016-03-01 12:54:12
@a_iijimaa1 もう一つ、キーダ先生の本(『ヒトは賢いからこそだまされる』)は例題を出して「どう思う?」と問いかけたあと、正解を出してくるのがとにかく早くて引っぱらないの。緊張を与えない姿勢が徹底している。その上、引っかかる人の比率(当然、高い)を直ちに出して安心させる
2016-03-01 13:00:58
@a_iijimaa1 ニセ科学・デマ・陰謀論などを中心とした「概念装置」が形成されてしまった場合、これを抜き去るのは難しいかも。「世界を理解する万能ツール」なのだろうから、抜き去った後の空虚を何で埋めるか。
2016-03-01 13:31:55
@a_iijimaa1 「万能ツール」が無くても、分からないことが沢山あっても(あるからこそ)この世に生きているのは面白い。そう思えたら良いのだけれど。 分かっていること・分からないことの面白さを科学がもっと伝えられたら少しは違うのかしら。
2016-03-01 13:34:10
人は何かを信じて(どこかで思考を停止して)生きている動物です。信じていなければ、不安になる。これは、人の認知機能に備わっているもので、思考を省略して行動に移すという、生存に利する機能だと思われます。 twitter.com/a_iijimaa1/sta…
2016-03-02 01:54:24
ニセ科学やデマを信じてしまうのは何故か、しばらく考えている。多分、理科教育が行き届いているかどうかの問題ではない。信じない人の方が信じる人よりも「知性的」「常識がある」という方付け方も違うだろう。信じていない人も何かのきっかけで変なものを信じることもあるかもしれない。逆も然り。
2016-03-01 11:46:44
つまり人が何かを信じるのは生来備えている機能です。また信じた事はたえず信心を強情にする方向に働きます(認知的協和不協和理論)。さて信仰心(宗教)の対極が懐疑論とか批判的思考(哲学、科学)ですが、こちらは学習しないと身に付きません。 twitter.com/a_iijimaa1/sta…
2016-03-02 02:08:23
信仰は必ずどこかで思考を停止させようとします。その方が人に安心感をもたらすからです。依頼心、権威を利用するのもその一つ。替わりに考えてくれる信頼できる人を使います。逆に、思考は不安を呼びます。例えば、常識を疑うのは不安になります。 twitter.com/a_iijimaa1/sta…
2016-03-02 02:16:18
@a_iijimaa1 @UFOprofessor ニセ科学推進を宗教行為になぞらえると理解しやすいと思います。宗教では、理解しがたい教義に従い、寄附(お布施など)も行います。高額なニセ科学商品を購入することで自らの安心感を得るのです。
2016-03-02 08:05:13
@mo0210 @UFOprofessor それもありますね。しかしお布施のないもの、例えば標準医療否定などもあります。これは病気に対する恐怖、治療に対する恐怖、「巨悪の元締」と想定した製薬会社への怒り(実は日常の漠たる不満の発露)、などで信じてしまうのかなぁ、と考えています。
2016-03-02 12:11:47
@mo0210 @Sparrow243 @a_iijimaa1 @UFOprofessor もう二点、ニセ科学はニーズから生まれており、望んだ結論が必ず得られます。また、一度信じるとそれを否定することはプライドが許さなくなり、信じ続けるしかなくなります。詐欺と同じ手法です。
2016-03-02 08:14:14
@yamazaksv2 @mo0210 @Sparrow243 @UFOprofessor 望んだ「結果」ではなく「結論」なのですね。信じた後で否定するのは、プライドが許さないだけでなく、信じていた年月(と自分自身)が全否定されるような心持ちになるのかもしれませんね。
2016-03-02 12:17:14