雑感:公開シンポジウム「電子書籍の出版・流通と図書館の課題——読書アクセシビリティを中心に」

http://www.r-iris.jp/event/r017.html に参加した際の自分用メモ+雑感です。
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Rikiya Ihara @magi1125

電書系のイベントに来てみた。ふだんと温度感違うので新鮮。 r-iris.jp/event/r017.html

2016-03-02 13:45:25
Rikiya Ihara @magi1125

差別解消法の話。公立図書館は合理的配慮の義務を負う。三田市立図書館の協力で、TRC-DLの検索システム、ビューワ、コンテンツについてアクセシビリティ実証実験。いままではコンテンツのマシンリーダビリティだけに着目されていて、検索システムなどについてあまり気にされていなかった。

2016-03-02 14:20:00
Rikiya Ihara @magi1125

EPUBリフロー190タイトル、ビューワはBinB。PCはPC Talker使用。Androidタブレットは音声入力+実験用アプリ。ログイン→蔵書検索→音声読み上げ。全体的には厳しい評価だったが、システムやコンテンツの改善への示唆が得られた。

2016-03-02 14:25:05
Rikiya Ihara @magi1125

TRC-DLについて。公共サービスとは何か。そもそも「ビューワをダウンロード」と言われてもわからない人がいる。ボタン2発で読めるようにしたりしてきた。しかし、現時点では「視覚障害がある方が自立して一人で読める」形には至ってない。得られた示唆に基づいて改善していく。

2016-03-02 14:30:24
Rikiya Ihara @magi1125

電子図書館、約1300ある図書館に対して50。タイトルは7000件ほど。

2016-03-02 14:34:50
Rikiya Ihara @magi1125

自身のPC、普段のスクリーンリーダーでTRC-DLを使えるようにしていきたいと考えている。

2016-03-02 14:36:16
Rikiya Ihara @magi1125

EPUB・DRMの電子書籍=非テキストデータ。この状況をどうしていくか。

2016-03-02 14:42:08
Rikiya Ihara @magi1125

紙の本の電子化、著作権者の許諾を得ないで行うと、視覚障害者専用になる。

2016-03-02 14:42:44
Rikiya Ihara @magi1125

電子書籍はEPUB・DRMで公刊。リフローは割とできているが、音声読み上げは難しいのが現状。KindleをVoiceOver/TalkBackで読み上げることは可能。しかしそのテキストデータは読み上げを前提としたものではないので誤読が発生する。この誤読は耐えうるものなのか?

2016-03-02 14:46:12
Rikiya Ihara @magi1125

SSMLによる誤読ゼロのコンテンツの作成/リーダーの開発。これの研究を進めている。まず総ルビ付きの電書作成と校正を、制作会社と出版社で行う。自動で振って、人間によるチェック。トータルで1冊あたり50〜200時間掛かる。

2016-03-02 14:51:01
Rikiya Ihara @magi1125

SSML対応リーダーの実験。Chrome上でEPUBを読むリーダーに音声合成エンジンを連携。SSML部分を抜き出して音声合成エンジンに渡す。同時にその部分をハイライト。

2016-03-02 14:52:44
Rikiya Ihara @magi1125

Kindle + VoiceOver/TalkBackで読めるのは40万点。対してSSMLのほうは2015年では実証実験中。

2016-03-02 14:54:11
Rikiya Ihara @magi1125

SSML対応には大きなコストが掛かる。どういう書籍なら対応の可能性があるのか。教科書は採用が考えられるが、商業出版ではなかなか難しいのではないか。

2016-03-02 14:56:31
Rikiya Ihara @magi1125

Webアクセシビリティの紹介。WCAGではA、AA、AAAという段階を作っている。たとえば電子書籍でも、まずOSで読み上げできることを「レベル1」とし、SSMLフル対応を「レベル3」としてみる。そのような段階的な対応を考えていくのが望ましいのではないか。

2016-03-02 14:58:32
Rikiya Ihara @magi1125

テキストデータが失われる理由は?InDesignに赤入れしていくフローによって元原稿が更新されなくなる。また、ナマのテキストデータがあるとコピーコントロールできなくなるという恐れを感じるという点もあるのではないか。

2016-03-02 15:01:19
Rikiya Ihara @magi1125

SSMLにはコストが掛かる。AIの進歩が進めばSSMLが必要なくなる世界も考えられるのではないか。

2016-03-02 15:02:11
Rikiya Ihara @magi1125

紙=非アクセシブル、ではないのではないか。また、SSMLを用意する時間があれば点訳本ができてしまう。媒体を変えることで校正上のミスが見つかることもよくある。SSML検討のフローのなかに紙の話も含めてみてはどうか。

2016-03-02 15:05:29
Rikiya Ihara @magi1125

点訳本は重要な役割では有るが、電子化されたテキストデータはユニバーサル性が非常に高い。この点を踏まえて検討を進めていく必要があるだろう。

2016-03-02 15:08:30
Rikiya Ihara @magi1125

引き続き、パネルディスカッション。

2016-03-02 15:16:21
Rikiya Ihara @magi1125

なぜ図書館の電子化対応、アクセシブルな電子化対応が進まないのか?

2016-03-02 15:18:32
Rikiya Ihara @magi1125

システムを発注する公共機関からすると「ニーズがない」という話になっている。読みたい電子書籍がないというユーザーの声。ベストセラーや文芸がないということ。出版社は「図書館に置くべき本」と考えたものを電子化していくが、そこにはニーズが少ない。

2016-03-02 15:21:19
Rikiya Ihara @magi1125

書籍のライセンスの課題。2年間の有期だったり、52回(!)までだったり、図書館に来ないと電子版が読めなかったり。価格が出版1年以内だと紙の二倍、その後は紙と同じなど。スクールライセンスなどはどうするのか、などなど。

2016-03-02 15:24:32
Rikiya Ihara @magi1125

大学図書館だと、もともと用意するのではなく、全学で予算を持ち、必要なものをテキスト検索して調達するときに初めてフィーを発生させるというスタイルにしている。

2016-03-02 15:27:07
Rikiya Ihara @magi1125

雑誌のサブスクリプション方式、だいぶ一般的になってきて、売りが立つようになってきた。こういった流れが図書館側に影響していることはあるか? → 電子図書館以前に「電子書籍とは?」みたいなところで止まっているケースは多い。特に地方。書店も図書館もない自治体が全国で300に迫る。

2016-03-02 15:29:06
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コメント

辻勝利 @KatsutoshiTsuji 2016年3月3日
興味深く読ませていただきました
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鷹野凌@HON.jp📚 @ryou_takano 2016年3月4日
注:「Kindle40万点」はマンガ含む数字。
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