とある異世界を中心とした個人的創作まとめ/世界樹、術と呼ばれるものの体系、文明、寒冷地の民族、歴史、文化など

適宜追加、個人用の世界観設定メモ。第三紀の世界樹中心だけど第二紀の精霊大戦争期、第一紀の細かい民族ネタも追加。文化とか生活とか政治とかも諸々。
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世界樹のある風景

これをもとに書き上げたのが以下の小説です。
【宵の種火は新芽を抱きて】
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887412030

🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

世界樹ネタはモロ北欧神話すぎて使いにくいけど、憧れたりはする……樹上生活と文明、葉は屋根に、枝は棲みかとなる空洞を持ち、光る花は灯りとなり、成人の証として栄養源となる実を単独で採る儀式、失敗すれば死あるのみ、実を食えば選ばれし種が身体に寄生し、蝶の蛹や蜘蛛の紡ぐ糸で衣服を作り。

2016-03-05 01:04:21
🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

蝶や蜘蛛、いもむし、とんぼ、蛾、沢山の虫、葉や枝、絡む蔓、風にのって飛んできた種子、苔や花、きのこ、小鳥、全て刺繍の意匠。草木染め。住む人は身軽で腕が長め、服装はぴったりしていて引っ掛かるような仕立てはしない。階段に手すりはない。植物の蔓がそこらに幾本も垂れ下がり、掴める。

2016-03-05 01:11:54
🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

人と共存する騎獣とやらがいる。牙のある鳥、翼に鉤爪があって、何でも掴める。脚も強靭で、何でも掴める。蔓から人を乗せてぶら下がったり、人の腕より細い枝の上も走ってゆける。虫を主食としている、いもむしが好物らしい。世界樹の実を得た者は、この卵を得る為の試練に挑戦する。

2016-03-05 01:18:28
🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

卵を得る為に巣に近付くけれど、親鳥の嘴でやられて落ちて死ぬ者がいる。勇気の出ない者もいる。卵を得られても死なせる者もいる。騎獣がおらず生きている人は、樹上にて布を作り実を採る生活を送ることになる。騎獣を得られた者は、世界樹より下界の森で狩猟を行い、世界樹守護の任につく。

2016-03-05 01:22:43
🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

騎獣を育てる、ピヨピヨ。もふもふ可愛い。いもむしをよく食べる。卵から育てるのでよくなつく。可愛い。3ヶ月経ったら雛が安定するので名前をつける。可愛い盛り。しかし生まれつき病気の子もいる。そういった子の面倒を見ることになった人は、悔しいけれど、機織りと実採りの生活を送る。

2016-03-05 01:27:12
🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

途中で死なせると、育てていた人は実採りと機織りの仕事に行く。そこには不自由な騎獣の子もいて、みんなで面倒を見る。成長すると冠羽のうつくしい子になる。人の背丈の2倍くらい。翼はそんなに長くない。本来成長する場所が世界樹の相当高い場所だから、小回りがきく感じ。

2016-03-05 01:33:42
🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

騎獣が死んでしまったら、相棒を失った人は、やはり機織りと実採りになる。騎獣には何種類かいて、翼の形状が変わってきたり、大きさが異なったりする。翼膜型、羽毛型、昆虫型、滑空型、などなど。大型の騎獣は世界樹の天辺付近に巣を作るため、その辺りまで登っていける若者が栄光を手に入れる。

2016-03-05 01:41:14
🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

因みに、世界樹の天辺には、竜の巣もあるとか、ないとか……若者に竜が応えてくれた、とかいう英雄伝説もあったりする。本当に天辺まで行けた成人はその一人のみらしい。そんな世界樹の外とは、騎獣に騎乗出来る者を通して交流をはかっている。

2016-03-05 01:46:09
🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

世界樹の実を食べて身体に種を寄生させた人は、それまでとは違って、世界樹の側にいればいるほど本体の加護を得る。離れれば加護は薄くなる。幸運の加護、生命力の加護。枝渡りのバランス力とか、落ちかけても蔓が助けてくれるとか、病気になりにくいとか、常人の三倍速ぐらいで傷が治るとか。

2016-03-05 09:48:07
🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

世界樹の実を食べて共生関係に至り、騎獣を得た者が最上層民。騎獣によって待遇が変わる。騎獣が何らかの障害を抱えている者は中層民。騎獣を得られなかった者は下層民。実が得られずに生き残った者は、最下層民として、地上との連絡係を担うことになる。立場によって住む高さも違ってくる。

2016-03-05 12:17:12
🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

世界樹の下は魑魅魍魎が跋扈するとんでもなく危険な森。犯罪を犯した者は実を得られなかった者よりも危険な、世界樹の幹をかじる動物達を駆除し追い払う任につく。年単位。死亡率半端ないぞ。

2016-03-05 12:20:28
🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

世界樹は民主主義だけど、実質権力や権威を持っているのは高いところに住んでいる上層民。ところで、人々の間に稀に生まれてくる存在がいて、その子は世界樹の声を聞いたり、今は失われた筈の術を使えたりする。先祖返りなんだけど。ただし、使えるのが火の術だと、地上の動物退治に無期限で送られる。

2016-03-05 12:30:19
🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

先祖返りには他にもいくつかあって、何の因果なのか、背に一対の白い翼を持って生まれてくる子もいる。世界樹においては世界樹そのものを生命の源として信仰の対象としているが、翼を持つ子は現人神扱いされる。風と土の力を持つ子達がその傍につく。翼人同士の派閥争いに繋がるとか繋がらないとか。

2016-03-05 12:48:20
🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

翼の子は、多くても2人とか3人しか同時期に存在しない。世界樹には30万人ぐらいが住んでいるが、10万人に1人生まれるかどうか。ちなみに属性持ちは1万人に1人ぐらい。術使いの子や翼の子以外にも、遺伝子の因果でなんかよくわかんない外見で生まれてくる子がいる。

2016-03-05 12:56:59
🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

竜の翼を背に持つ子は同じく崇められるが、100年に1度生まれてくるかどうか。当然翼人よりも尊ばれ、竜と意思疎通し世界の深淵を見るという。竜翼の子は決まって黒髪黒目なので、世界樹に住む人達にとって、黒は貴色。でも別に身につけてはいけないわけではない。ちょっと白い目で見られるけど。

2016-03-05 13:03:16
🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

先祖返りの子達は、火以外の属性だと、特別待遇。特に風(自分の力で飛べる)と土(世界樹の声が他の子よりもはっきり聞こえる)は属性返りの中でも尊ばれる。世界樹は木だから火気厳禁。使える属性の色に応じた服を支給される。世界樹の民主政府に完全に管理されている(筈)。

2016-03-05 13:10:10
🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

クリーチャーデザインじゃなくて樹上生活の設定から出来てきたぞ……? pic.twitter.com/k0Me1Sk0NH

2016-03-07 01:02:59
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🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

世界樹の北には霧の谷、越えて古代の竜の遺跡。西方はイェーリュフ族の住むうつくしい楽園。東へ騎獣で一月ほど赴くと中程で荒れ地に変わり、やがて火吹き山が見えてくる。南は山を越えて、砂漠。

2016-03-07 23:16:44
🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

世界は二度滅び、神は御自らを大樹へと変え、その幾千もの腕に優劣なき恒河沙の命を抱くようになった……

2016-03-07 23:21:16

第二紀の話

🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

第二紀は、第一紀の最後に起きた魔核戦争で子らを失い未開の地を求めて街から去った大精霊達を求め、彼らと共存する生活を取り戻すために、人々が己の力や肉体を鍛えて大陸で精霊探しの冒険や戦争をする、みたいな波乱まみれでもいいかもしれない(今決めた)

2016-03-08 20:15:36
🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

大精霊の領域を探して海とか川とか谷とか森とか火山とか地下遺跡とか廃墟とかを冒険し、見つかったら、貰える報酬の高い国家或いは出身国に連絡するか、自分で勢力を立ち上げ独立し、大精霊の領域を巡って大陸にある幾つもの勢力が争う……

2016-03-08 20:43:39
🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

大精霊と波長の合う人じゃないと英雄にも覇王にもなれないっていうのがアレだけど、修行次第でちゃんと成長するとかだったらいい

2016-03-08 20:45:03
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