おすすめメタフィクション
- outlandkarasu
- 12237
- 11
- 0
- 0
ジャック・ルーボー『麗しのオルタンス』 筆者自ら愛用の筆記具を教えてくれる。メインストーリーには何の関係もないけど。 #おすすめメタフィクション
2016-02-28 11:55:12(元)ミルハウザーおじさんとしては「王妃、小人、土牢」をおすすめせねばなるまいて……。「三つの小さな王国」に収録。物語が生まれることについての最良の物語のひとつ。 #おすすめメタフィクション
2016-02-28 12:03:17思い出したのはこれくらいかなー。「これがあるでしょ?」な本、よろしくです(『トリストラム・シャンディ』は勘弁な!) #おすすめメタフィクション
2016-02-28 12:09:24筒井康隆『驚愕の荒野』 goo.gl/at5JD7 世界のすべてはひとつの大きな物語であり、あなたが見ているのはそのほんの一部に過ぎない。あえて未完のまま物語の断片だけが投げ出され読者は「書かれなかった物語」を読む。そんな小説。 #おすすめメタフィクション
2016-02-28 12:10:26安部公房『箱男』 goo.gl/hNj9K9 「書く」ということの物語。そして「嘘をつく」ということの物語。嘘だけで記述され真実がどこにも見つからない世界ならば、それはきっと真実の世界となにも変わらない。むしろ美しい嘘は真実に勝る。 #おすすめメタフィクション
2016-02-28 12:16:20太宰治『人間失格』 goo.gl/QgQ5sj すべての物語はもっと巨大なひとつの物語の断片にすぎない。ノンフィクションを装ったフィクションはリアルの写しではなく、それどころかリアルがフィクションそのものであることを暴き立てる。 #おすすめメタフィクション
2016-02-28 12:24:10木下古栗『金を払うから素手で殴らせてくれないか?』 表題作が「失踪した米原を米原と探しに行く」という、絵に描いたようなザ・メタフィクション。今までメタフィクションがよくわからなかった私が、これですっきり理解した。 #おすすめメタフィクション
2016-02-28 13:41:38シェイクスピア『ハムレット』 ハムレットがエルシノア城に旅芸人一座を呼び、国王夫妻の前で芝居を演じさせる場面は、今考えるとメタフィクションのお手本っぽい(気づくのが遅かった)。 #おすすめメタフィクション
2016-02-28 13:49:50諏訪哲史『ロンバルディア遠景』 物語、詩、批評の三位一体。書き手と読み手、語るものと語られる者との緊張に満ちたせめぎあい。読まれるべき内部なんて、本当はなかった。 #おすすめメタフィクション
2016-02-28 14:13:50サルバドール・プラセンシア『紙の民』 物語を紡いでいく先から、それを転覆させんとする語りの批評性。ダメ男によるダメ男のためのダメ男殺し。 #おすすめメタフィクション
2016-02-28 14:16:25舞城王太郎『ディスコ探偵水曜日』 ある館で起こった殺人事件…でも時間軸とストーリーの飛ばしっぷりから、メタミステリどころか、メタ・メタミステリ、しかも「メタメタミステリ」とまで呼ばれた逸品。これを読み通すと、たいがいの小説は楽に読める気がします。 #おすすめメタフィクション
2016-02-28 14:54:57ヨースタイン・ゴルデル『ソフィーの世界』世界で1番売れた哲学小説で小学生の頃の哲学入門書。語られる形式が哲学史に対応して変化していることに気がついたのは大人になってからだった #おすすめメタフィクション
2016-02-28 21:24:34カルヴィーノ『冬の夜ひとりの旅人が』。「あなたはイタロ・カルヴィーノの新しい小説『冬の夜ひとりの旅人が』を読み始めようとしている。さあ、くつろいで」という文からはじまる、本について語ることについて語られた本。読者は幾度も読み始め、何も読み終わらない #おすすめメタフィクション
2016-02-28 21:28:17セルバンテス『ドン・キホーテ』。小説の起源にして起源の小説。物語自体が騎士道物語のパロディなんだけど、後編が発売される前に贋作が出回ったセルバンテスは、作中にその贋作を登場させるという文学7年殺しの刑を処す #おすすめメタフィクション
2016-02-28 21:34:29