youtubeシティ - 代官山というまち

代官山から考えた、まちのスタイルについてです。
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はるき @kiruhachi

そういえば昨日、ぼくなりに代官山とはなんなのかを考えたのでまとめておこう。今からやる。写真は、代官山蔦屋。 pic.twitter.com/PZSlUIDjIv

2016-03-06 08:00:31
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はるき @kiruhachi

昨日、この記事を興味深く読んだ。 twitter.com/logmijp/status…

2016-03-04 11:21:18
ログミーBiz @logmijp

なぜ代官山蔦屋(TSUTAYA)に人が集まるのか? ネットが変えた東京の地理とコミュニティ logmi.jp/2351

2013-08-22 13:15:52
はるき @kiruhachi

長くなるが引用しておく。「(宇野さん)たとえば僕は1970年代から1990年代にかけて、東京の西側のターミナル駅―渋谷、新宿、池袋といった東京の西側のターミナル駅―に百貨店など大きな商業施設があり、その沿線のベッドタウンにホワイトカラー層が住むことによって東京の文化、(続く

2016-03-04 11:22:52
はるき @kiruhachi

ひいては日本の都市文化がつくられていったと思うんですね。つまり東京が「西」へ伸びていくことと戦後の消費文化の発展、そして戦後的大企業文化とその担い手となるホワイトカラー層の形成は強く結びついていたはずなんです。」と述べられている。

2016-03-04 11:23:27
はるき @kiruhachi

この、西への発展に伴い、鉄道中心の生活へと移り変わり、「距離と時間が置き換わっている」という現象が発生したという。なるほどな。

2016-03-04 11:23:50
はるき @kiruhachi

しかし現在のホワイトカラー層のメンタリティはこの「鉄道とベッドタウン」によるライフシステムではカバーしきれず、「(中川さん)西側の郊外へのスプロール化に行き詰まった鉄道資本が、相対的に旧都心側にあたる東側への撤退戦を強いられ、(続く

2016-03-04 11:24:23
はるき @kiruhachi

まさにスカイツリーで「Rising East」なんて開発コンセプトを叫ぶに至ったのだとも言える。」という。西へ広がる一方であった東京都市の東側回帰も起こっていると。沿岸部なんか特にそうですね。

2016-03-04 11:25:35
はるき @kiruhachi

さらに、「(宇野さん)もう一つ、東京を考える上で、正確にはこれからの都市論を考える上で避けて通れないのが、情報化のもたらした「地理と文化」の関係の逆転現象です。たとえば、この東京という街は若者の盛り場とともに、サブカルチャーのホットスポットが移動してきたと思うんですね。 (続く

2016-03-04 11:26:04
はるき @kiruhachi

戦前から続く盛り場としての浅草・銀座があり、それが1970年代に新宿になり、1980年代の渋谷に至るわけですが、それ以降は拡散してしまっている。どう考えても代官山や下北沢はかつての渋谷のような求心力はないし、その残り火を温めているだけで新しい文化は何も生んでいない。」(続く

2016-03-04 11:26:19
はるき @kiruhachi

「(宇野さん)これまでの都市論においては、空間設計こそがコミュニティを形成し、文化を育むという考え方しかしてこなかった。実際、1970年代のアングラ文化は新宿という地理と切り離せない状況にありましたが、この前提が明らかにインターネットの登場で壊れているわけです。」と。なるほど…。

2016-03-04 11:26:41
はるき @kiruhachi

これに対して、「(藤村さん)情報空間が立ち現れたことによって、実空間の役割が変わったわけです。情報空間における検索が自由になったぶん、実空間はブラウジングする場となり、ブラウズするためにはある程度のボリュームが必要になったために、実空間が巨大化しているとも言える。」という。

2016-03-04 11:27:15
はるき @kiruhachi

鉄道開発とライフスタイルの問題も面白いが、後者の「文化と地理」の関係問題が特に興味深い。つまり、現代において文化は情報空間で醸成され、地理はその情報空間で出来上がった文化と仮説的な関係しか持たないということを言っている。

2016-03-04 11:29:07
はるき @kiruhachi

ではなぜ、鉄道文化ともリンクした巨大空間が存在せず、文化が醸成される地理としても機能しているとは言えない代官山、そしてそこにある代官山蔦屋に人は集まるのだろうか?(タイトルなのにこの記事上ではほぼ触れられていない笑)ここに、新たな都市の像がある気がする。

2016-03-04 11:30:15
はるき @kiruhachi

まず、代官山において、人が訪れる動機のひとつとして、「情報空間における検索では捉えきれない実空間の存在」というのは重要であろう。ブラウズするための空間というよりは、youtubeのランダムな関連動画のネットサーフィンに近いイメージかな。

2016-03-04 11:31:09
はるき @kiruhachi

しかもそのネットワークはある特徴を持っていて、うまく一言で表せないが、「現代的おしゃれスポット」といった感じかな。これは明らかに文化の醸成的側面であって、かつての渋谷や新宿ほどの力はないのかもしれないが、確かに代官山である程度の文化は醸成されていると、ぼくは思う。

2016-03-04 11:32:21
はるき @kiruhachi

代官山に行けば、今っぽいおしゃれスポットが集中=関連空間が集中していてブラブラ歩いて楽しめる。そしてそれは情報空間ではすべてを捉えきれない。そしてそのハブ的空間=ホームページ的空間としての代官山蔦屋。このような構造であると考えた。

2016-03-04 11:33:13
はるき @kiruhachi

長くなったが、一言でまとめると、代官山は「youtubeシティ」と言えるのではないかな。(勝手な命名^^)下北沢や中目黒もホームページ的役割を担う蔦屋のような存在は見当たらないが、当てはまるだろう。

2016-03-04 11:34:43
はるき @kiruhachi

これは鉄道文化に依存していないが人を惹きつける力を持つ。また文化と地理の関係が完全に逆転しているわけでもない。都市像としての真新しさは感じられないけれど、現代社会が生んだひとつの都市像ではあると思うな。

2016-03-04 11:37:38
はるき @kiruhachi

ちなみに、この都市において重要なのが「小さなインテリアデザイン」であろう。情報空間で捉えられない規模であり、可変的であり、極端な特色を持ちうる小さなインテリアデザインこそ、都市にインパクトを与える。

2016-03-04 11:38:13
はるき @kiruhachi

これは情報化による逆説的な実空間の価値を顕著に発揮しうるツールである。

2016-03-04 11:38:34
はるき @kiruhachi

ちなみにこのインテリアデザインと都市の関係性については、岸和郎さんの「デッドエンドモダニズム」の第11講でも多少考えた。これ。 twitter.com/kiruhachi/stat…

2016-03-04 11:42:58
はるき @kiruhachi

「デッドエンド・モダニズム / 岸和郎」をトゥギャりました。 togetter.com/li/936274

2016-02-19 19:19:54
はるき @kiruhachi

あ、そういえば昨日、東京見放題2016に参加してきた^^ mihoudai.tokyo

2016-03-06 08:10:06
はるき @kiruhachi

これは"サーキット"というライブイベントスタイル。ここにフェスなどとの違いが説明されているな。fesmile.me/20150414/fes-c…

2016-03-06 08:11:08
はるき @kiruhachi

あるエリアの、複数のライブハウスを開放し、同時多発的にライブが行われる。参加者は自分の好きなバンドを選択して、それに合わせてライブハウス間を移動しながらイベントを楽しむ。知ってるバンドがない時間は、エリアにあるお店に入ったり、知らないバンドを見てみたりと、寄り道をする。

2016-03-06 08:13:21
はるき @kiruhachi

ベースとなる目的(このバンドを見る!など)を持ちつつエリアを回遊し、たまに寄り道する。まさにyoutubeのネットサーフィンを現実に持ってきたようなイベントシステムだと思う。

2016-03-06 08:15:21