【粉川哲夫+藤井光】フランコ・ベラルディ(ビフォ)  『プレカリアートの詩』をめぐって

=============================================     【座談会】フランコ・ベラルディ(ビフォ)        『プレカリアートの詩』をめぐって        18:00開場18:30スタート 続きを読む
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似非原 @esehara

おっとっと、映像でも残っているみたいなので、特に興味ある方はUstream recordを見るといいですよ -> http://www.ustream.tv/recorded/5439984 http://www.ustream.tv/recorded/5440044

2010-03-15 03:29:05
似非原 @esehara

高円寺素人の乱より実況中継します。『プレカリアートの詩』を巡って。粉川さんなど

2010-03-14 18:48:20
似非原 @esehara

粉川「ヨーロッパで自由ラジオが流行った理由は、国有のラジオが一局くらい・独占していたから。一つの声を流す場所が無かった。それならばやっちゃおう、ということで海賊ラジオが出てきた」

2010-03-14 18:49:32
似非原 @esehara

粉川「面白いことに、企業もラジオを作った。局が流してくれないと音楽が売れないので、企業側も作ることになる」

2010-03-14 18:51:55
似非原 @esehara

粉川「最初は違法だったのだけれども、電波だって公共圏じゃないかという議論があり、最高裁も公共圏だという判決が出た。それを利用する形でどんどん海賊ラジオが出てきた」

2010-03-14 18:52:07
似非原 @esehara

粉川「大半はエンターテイメント。街の情報を流したり、あるいは音楽を流したりする。そこでビフォー達がラジオを作る。ビヒョー達は雑誌を作る。コラージュみたいな雑誌。それでコラージュするラジオを作ることになった」

2010-03-14 18:52:28
似非原 @esehara

粉川「それがアバンギャルトだった。反G8のときに聞いたら、『あれは三ヶ月しか持たなかったよw』って言っていたけどね。これらのラジオ活動にはガタリの影響があった。ガタリの横断性という概念。例えば『分子革命』とか」

2010-03-14 18:52:48
似非原 @esehara

粉川「ベラーリという人は、精神的に病みやすいというか、色んなことを感じやすい人間で、ガタリに人工的に分裂病になろう、三十回練習すれば誰でもなれるといわれて影響された人間で(笑)」

2010-03-14 19:00:05
似非原 @esehara

粉川「それで、内在的に多元性を作る。ガタリは党派的な人間で、演説調になったりするんだけど、ベラーリは雑誌を作ったりして、もっとガタリが実践的にやりたかったことをやった人間だな、という印象です」

2010-03-14 19:00:16
似非原 @esehara

藤井「パリで活動していたときに、シメールという雑誌に、編集や何やらで関わりがありまして、ガタリのクリニックに丸くなって集まったりしていた。三つ主要の雑誌があって、マルチチュードなどがあったのだけれども、殆ど同じ人だったりする人」

2010-03-14 19:05:53
似非原 @esehara

藤井「僕は美術家として活動していますが、他にNemoTokyoという、映像関係のNPOをしています。日本に帰ってきて驚いたのは、美術には美術の関係者しかいない。パリでは活動家や精神がおかしくなった人や、色んな人がいたんだけど、非常に分断されているように感じる」

2010-03-14 19:12:35
似非原 @esehara

藤井「映像作家として『プロレタリアートの詩』を読むと、認知労働者というか、記号生産者としてわからない記号を生産している、なんだこれは、という」

2010-03-14 19:14:36
似非原 @esehara

司会「電子メディアと資本主義が結びつくときに、記号資本主義が出てくる。この辺りの怖さというのを聞いてみたい」

2010-03-14 19:15:43
似非原 @esehara

粉川「資本主義自体が、情報資本主義に移り変わる時代がくるわけですよね。株式とか。それは新しいことではないのですが、重要なことなのは、電子メディアそのものが身体を消していく。スピードを加速させていく」

2010-03-14 19:17:53
似非原 @esehara

粉川「スピードを加速させていって、空間を消去してしまう。空間というのは何か、というと身体なんですね。身体を情報に組み替えていく。ここにあるものをデジタル情報に移り変えて再生しなおす。それが理想として情報テクノロジーにある」

2010-03-14 19:18:04
似非原 @esehara

粉川「それが日常生活にどんどん侵食していく。グローバルな網目と身体がクロスしたようになる。そうなると身体を消すしかないのだけども、それが出来ないから対抗したりしなければならなくなる」

2010-03-14 19:22:07
似非原 @esehara

粉川「むしろ権力は抑圧しない方法で支配するということを生み出してきた。街の環境だったりを操作することによって。それが出来るわけだし、情報テクノロジーで興味をもたれているのは臭いなんですよね」

2010-03-14 19:23:17
似非原 @esehara

粉川「五感の世界をどのようにコントロールしていくか、というのが管理に組み込まれている。権力に押さえ込まれたから反逆するという方法は無理なのではないか」

2010-03-14 19:24:56
似非原 @esehara

粉川「アンチエディプスという概念が出てきますが、《ママ-パパ》の家族関係で出てくるけど、人間関係なんてそれに還元できっこないんだけど、権力関係がそれを同じような関係にしたがる」

2010-03-14 19:25:19
似非原 @esehara

粉川「ムッソリーニというのは、お母さんのパパなんですよ。イタリアは統一国家になかなかならなくて、最後に押さえ込んだのがムッソリーニで、お母さんの力をお父さんがせしめたという形になっている」

2010-03-14 19:26:49
似非原 @esehara

粉川「エディプス関係というのがコアにあって、そこから破壊したのがガタリだったりする。抑圧だからダメだって話なんだけど。そこでボードリアールのことについて皆さん聞いてみたい」

2010-03-14 19:29:11
似非原 @esehara

粉川「最近の本でも書かれていますが、『何を否定してもムダである』ということを言うんですね。電子メディアは否定を吸い込んでいく形で変性する。ガタリはそれに抵抗したんですね。『オマエ何もできねえじゃねえか』ってなる」

2010-03-14 19:29:20
似非原 @esehara

藤井「そこでボードリアールは錯乱という場所というんです。価値判断や情報を削除してしまう形としての、アナーキーな、リベラルな資本主義になっていく。それはアーティストの求めたユートピアだった、って言うんですね」

2010-03-14 19:31:45
似非原 @esehara

藤井「プロレタリアートと記号の労働者、という関係が、今の時代に出来るかっていうと簡単ではなく。夢を見るなって言うんだけど、夢を見るなっていうとがんばっちゃうぞって、がんばってしまう側面はあるなーと」

2010-03-14 19:32:10
似非原 @esehara

粉川「ボードリアールは否定ばっかりじゃダメだよって言っていて、抵抗をするなって言っていったわけじゃないとは思うんですけどね」

2010-03-14 19:32:16