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畑亜貴さんの歌詞を中心にアニソンの音韻的および意味的な作詞法の考察

「君の知らない物語」、「今までのあらすじ」、「Glossy:MMM」、などについて、@yaoki_dokidokiの考える歌詞の分析法をつかって考えてみました。
音楽論 アニソン
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やおちぇる USA @yaoki_dokidoki
君の知らない物語//いつも通りのある日のこと 君は突然立ち上がり言った/「今夜星を見にゆこう」//「たまにはいいこと言うんだね」なんてみんなして言って笑った/明かりもない道を/
やおちぇる USA @yaoki_dokidoki
馬鹿みたいにはしゃいで歩いた/抱え込んだ孤独や不安に 押しつぶされないように/真っ暗な世界から見上げた 夜空は星が降るようで/いつからだろう 君のことを追いかける私がいた/どうかお願い 驚かないで聞いてよ 私のこの思いを//
やおちぇる USA @yaoki_dokidoki
「あれがデネブ、アルタイル、ベガ」君は指さす夏の大三角 覚えて空を見る/やっと見つけた織り姫様 だけどどこだろう彦星様/これじゃ一人ぼっち/楽しげな一つ隣の君/私は何もいえなくて/本当はずっと君のことを どこかで分かっていた/見つかったって届きはしない 駄目だよ 泣かないで
やおちぇる USA @yaoki_dokidoki
そう言い聞かせた//強がる私は臆病で 興味がないようなふりをしてた だけど/胸を刺す痛みは増してく ああそうか好きになるってこういう事なんだね//(間奏)/
やおちぇる USA @yaoki_dokidoki
「どうしたい? 言ってごらん」心の声がする/君の隣がいい 真実は残酷だ/言わなかった 言えなかった 二度と戻れない/あの夏の日 きらめく星 いまでも思い出せるよ/笑った顔も怒った顔も大好きでした/
やおちぇる USA @yaoki_dokidoki
おかしいよね? 分かってたのに/君の知らない 私だけの秘密/夜を越えて 遠い思い出の君が指をさす 無邪気な声で/
やおちぇる USA @yaoki_dokidoki
この歌は本当に好きだ。ひとつはこの nagi さんのきれいな発音の歌声にもよる。そして ryo さんの歌詞の構成手法である音韻的な側面にも非常に共感できる。そしてそれらがあいまって僕の思い出にアクセスさせるからだ。
やおちぇる USA @yaoki_dokidoki
秀逸と思うのは「あれがデネブ、アルタイル、ベガ 君は指さす夏の大三角 覚えて空を見る」の部分だ。どういうことか。
やおちぇる USA @yaoki_dokidoki
「あれがデネブ、アルタイル、ベガ 君は指さす夏の大三角 覚えて空を見る」音韻的に注目すると、「あれが」のア、ガの音がこのフレーズのキーになっているのがわかる。つまり「アれガでねぶ、アるたいる、べガ」は「ア~ガ、ア~ガ」という頭韻および脚韻をなしている。
やおちぇる USA @yaoki_dokidoki
この部分は語数に注目すると「ア~ガ、ア~ガ」で3語:8語となっており、この時間を置いての反復が ryo さんの作詞のスピード感やおしゃれさを担っていると僕は考える。
やおちぇる USA @yaoki_dokidoki
supercell 全体のサウンドで見ても、ドラムズのリズム感はこのryoさんの歌詞の音韻的リズムのスピード感を後押ししていて味を出している。
やおちぇる USA @yaoki_dokidoki
繰り返して言うと、「ア~ガ:ア~ガ」の語数が3語:8語になっているということは、それが音韻的に繰り返しを示していて、かつ単純な反復ではないということを示している。
やおちぇる USA @yaoki_dokidoki
たとえば、単純反復とは「たこ、たこ、とんだ、まり、まり、まわれ」などのこと。これは見抜かれやすく、つまり快感の根拠を隠蔽しにくい。これの語数を変えた反復では、「たこ、たらこ、たべたくなった、まり、まつり、おどろう」などと示せる。
やおちぇる USA @yaoki_dokidoki
今あげた例のとおり、「たこ:たらこ」「まり:まつり」のような2語:3語レベルの反復では仕組みがばれやすい。そこで「たこ:たてたかこ」や「まり:まめまつり」などの対比は、押韻構造を隠蔽しやすくなる。
やおちぇる USA @yaoki_dokidoki
「あれがデネブ、アルタイル、ベガ 君は指さす夏の大三角 覚えて空を見る」これをふまえて再度この歌詞を見ると、まず音韻的な感動の根拠として指摘できるのは「あれが:あるたいるべが」の頭韻脚韻。ちなみに僕はこのような押韻変換を”展開”とよんでいる。
やおちぇる USA @yaoki_dokidoki
展開とは、「あれが→あるたいるべが」のような操作であり、逆の操作「魔法少女まどか☆マギカ→ままま」を僕は”折りたたみ”と呼んでいる。
やおちぇる USA @yaoki_dokidoki
「あれがデネブ、アルタイル、ベガ 君は指さす夏の大三角 覚えて空を見る」さて、そうするとフレーズの最後を占めている「見る」のルの音はどうなっているのかと僕は問いたくなる。どうなっている?
やおちぇる USA @yaoki_dokidoki
「あれがデネブ、アルタイル、ベガ 君は指さす夏の大三角 覚えて空を見る」ここにルの音が含まれている語は、アルタイルのみ。したがって、末尾のルの音はこの語から引き出されていると理解できる。
やおちぇる USA @yaoki_dokidoki
結果論的にいうとだねw、このフレーズの全体は「ア~ル」という頭韻脚韻によって包まれていて、それはまず「アれがでねぶあるたいル」中の「ア~ル」そして「アルタイル」中のふたつの「アル」「ア~ル」によって小さな暗示が前もってされているわけだ。
やおちぇる USA @yaoki_dokidoki
「あれがデネブ、アルタイル、ベガ 君は指さす夏の大三角 覚えて空を見る」そうすると、作詞をする僕がとても感銘を受けるのは、「あれが」という言葉が「デネブ」という枕詞を経由することによって「あるたいるべが」という言葉を引きだしたこと。その音韻的およびイメージ的むすびつけの
やおちぇる USA @yaoki_dokidoki
テクニックにある。これは和歌にはよく見られる構造だけど、ryoさんがかりに理論的にではなく感覚的にやっているにしろ、この曲は全体としてこういう構造をあちこちに含み込んでいる。
やおちぇる USA @yaoki_dokidoki
さて、僕の大好きな畑亜貴さんの歌にいこう。
やおちぇる USA @yaoki_dokidoki
今までのあらすじ//みゃーみゃーみゃんコロジーで 人類みゃ トレビアン//例えば磁石 砂の中には宇宙人が地球支部にてティータイム/ちっちゃいと不便だ おっきいの出してよ/戦艦大和誰か動かして/ダバダバダ 牛乳飲んで/シャバダバダ 早めに就寝/ダバダバダ 大人はきっとこっそり変身
やおちぇる USA @yaoki_dokidoki
怪人だー ほっときゃいいじゃん/総統だー 指令はなに?/制服だー 漢字が変だ かめはめは/冥土冥土冥土の土産 そりゃもうシャングリ・ラのそっくりさん/タイムマシン手作りました 時を歩く少女追い越した/退屈 退屈 体育座りで膝の臭いをかぐ陶酔感/タイムマシン一人乗りでしょ
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コメント

やおちぇる USA @yaoki_dokidoki 2011-01-30 02:26:00
リストを読み返したら、結構読み進めないとトピックが出てこない感じで読むのが大変だと思ったので、前半のだらだらした箇所をけずりました。
やおちぇる USA @yaoki_dokidoki 2011-01-30 03:43:08
歌詞の引用と、本文が区別できるように色分けをしてみました。トゥギャッターはすごい便利なツールですね。
やおちぇる USA @yaoki_dokidoki 2011-01-30 03:47:09
ついでに歌詞のタイトルにも色づけしました。こんなもんだろう。
びねつ @b_s_v 2011-02-01 08:05:15
なるほど思わず唸るわ 詞に隠れた職人芸に惚れ惚れした
tibigame@10/27プチミレ @tibigame 2011-02-03 23:18:53
畑亜貴の語感の良い作詞センスには感動する。他には神前暁、meg rockあたりも言葉遊びで魅せてくれる。
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