【3/9追記あり】災害時に遺体と接する際の注意等…納棺師さんによる解説、エンバーマー(遺体修復師)さんの実体験に基づく感想

災害時に遺体と接することになった場合の注意点や、納棺師さんたちがどのように接していくことになるのか、現役の納棺師さんがお話しされています。 ※3/9 納棺師ふくちゃんさんのお話しと、エンバーマー(遺体修復師)だりあんぬさんによる体験談等、追加しました。 ※私からふくちゃんさんへお送りしたリプを追記致しました。リプの中にあります、作家・石井光太さんの『遺体』という本は、津波被災地の遺体安置所内で、亡くなった方達を“死体”ではなく、尊厳を持った“遺体”として接しようとした人達の記録です。納棺師・ふくちゃんさんのお話しや信念に繋がる部分が大きいかと思いますので添えました
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ふくちゃん @MF6132
もし災害死者が出たら 近隣市町村に移動すれば、ライフラインが生きているならば、普段の納棺の延長。死因や傷に配慮した処置が中心となるでしょう。 それが広範囲且つ多死の場合 おそらくライフラインが生きておらず、当然仕事道具も手配出来ないか、到底足りないでしょう。何が出来るのか。続
ふくちゃん @MF6132
手袋代わりにビニール袋を巻くのが、精一杯の装備となるとします。 お顔を正面にする→段ボールなどをアンコにして補正 四肢を出来るだけ伸ばす 服が痛まない程度に、着乱れを直す 可能なら、髪をとかす 恐らくここまで。先の震災で、「スポンジに水を浸けて顔を拭った」所もあったとか。続
ふくちゃん @MF6132
その水も、確保出来ればのお話。夏場では、その拭い方で皮膚が更に痛むかも。 災害には、備えが必要と言います。それは生きるための備え。死者への備えは、ないでしょう。火葬場などのシミュレーションは始まっているようですが、現場で何が出来るのか。 あの時、ご遺体に向き合った皆様に、感謝を。
ふくちゃん @MF6132
徒然に、もう少し 災害時、遺体と家族はなかなか再会出来ないでしょう。腐敗を遅らせるドライアイスなどの保冷剤も確保しにくい。ならば防腐剤注射という手段があります。一部の葬儀社や納棺師でも使用しています。ただし災害時向きではありません。何故なら 遺体発見まで時間が経っている場合 続
ふくちゃん @MF6132
@MF6132 防腐剤は、防腐薬・保全剤・保全液など、各社さまざまに呼びます。エンバーマーが使う薬剤とは、種類も取扱い方も違います。
ふくちゃん @MF6132
溺死・一酸化炭素中毒など、内部の腐敗が早い場合 圧死や内臓破裂など、薬が回り難い場合 などには、効果が薄い可能性があるからです。それでも可能性があるなら、と備えるならば、そのコストはどこが負担するのでしょうか。恐らく食料や水、医療品よりも優先度はずっと低いはずです。続
ふくちゃん @MF6132
備えたものを、誰が射つのか。医療者は手一杯です。では、葬儀社や納棺師なのか。その権限は保証されていません。仕事でするときは、家族の同意が必要です。もし災害時とは言え無断で行い、家族の趣旨と違ったり、もしくは効かなくも家族が納得されなかった場合、死体損壊罪とされかねません。続
ふくちゃん @MF6132
【災害時に於ける、死体取扱い手順の明文化】と、【その業務を行う権限を与えられた】人々、【実行を監督する】人々の整備・育成は必要かと。 業務の一部を納棺師が担うなら、納棺師を国家資格にして、教育プログラムに上記を組み込んでから、です。納棺師に限らず、一定のプログラムが用意 続
ふくちゃん @MF6132
用意され、履修終了後には災害時の死体取扱い義務が出来るようにするとし、感染症や訴訟リスクも保証する法的根拠を整備することが必要。 災害時には生きるための様々なことが、最優先です。それは間違いなく正しいこと。 一方で、大量の死体を【ご遺体】として扱うにはどうするか、が未整備です。終
白乃狐 @chivi_105
@MF6132 こんにちは。作家の石井光太さんが震災直後に津波被災地に赴き、出版された『遺体』をご存知でいらっしゃいますか?遺体安置所でご遺体と接した方々を書いた実録です。西田敏行さん主演で映画化されています。西田さんが演じた民生委員さんの思いと、ふくちゃんさんの信念、同じです。

【3/9 追加ツイート①】
納棺師ふくちゃんさんが
〈災害時、なぜこのような事が必要となるのか〉
をお話しくださったので追加いたしました。

ふくちゃん @MF6132
@chivi_105 こんにちは。丁寧な感想、ありがとうございます。死体の取扱いにより、衛生面も変わります。「大量の死体取扱い」をなるべくベターに扱うことで、実際に触る方も、近くに避難している方々にも、リスクが減るはずです。その上で、ご家族の心理的負担が減れば良い、と思います。
ふくちゃん @MF6132
災害時、大量の死体をよりベターに扱うことは、衛生上の利益になります。実際に取扱う方のリスク軽減に、または近くに避難している方々の、環境や健康にも影響します。 そのベターな選択が、大切な人を亡くしたご家族の心の負担を減らし、もしくは支えになればと思います。 全ての故人さまに尊厳を。

【3/9 追加ツイート②】
また、遺体修復師(エンバーマー)の、だりあんぬさんが、東日本大震の際に被災地で実際に感じた、
〈災害時にご遺体を修復される際の苦労〉
に触れているツイートも追加いたしました。

だりあんぬ 🐶🐹🐰 @dalia0x0
ふくちゃんさん(@MF6132)の今朝のツイートタメになる!私も震災の翌々日から被災地入りし、ご遺族の分かるご遺体をエンバーミングしました。しかし度重なる余震や機材・薬品不足、水も満足に使えない状態で100%のエンバーミングは難しかったです。このような知識もとても大切!!
だりあんぬ 🐶🐹🐰 @dalia0x0
@MF6132 難しいところですよね。私も震災のボランティアで一番苦労したのが「水の確保」でした。津波で海水は嫌ってほどあるんですが、使える水がないですし、何より生者が優先です。ご遺体に使うお水を確保するのに何度も車で往復してもらった記憶があります。シビアですがタメになります!
ふくちゃん @MF6132
@dalia0x0 私は被災地に入っていません。被災したこともありません。あの日は仕事でした。 今ならあの時の技術以上を持っていますが、物資なければ、出来ません。ならば、知識だけでも提供できれば、と思います。 災害がないのが一番。生きるためが二番。死体は何番目になるのでしょうか。

コメント

白乃狐 @chivi_105 2016年3月7日
まとめを更新しました。
Cook⚡ @CookDrake 2016年3月7日
まとめお疲れ様でした。良いまとめありがとうございます。最後にご紹介されている本はこちらですね。>「遺体―震災、津波の果てに」石井 光太 著 2011/10刊行 http://www.amazon.co.jp/dp/4103054530
白乃狐 @chivi_105 2016年3月7日
CookDrake お目に留めてくださり、またあたたかいお言葉をありがとうございます。そうです、こちらの書籍です。フジテレビさん制作で映画にもなっています。機会があればぜひご覧になってくださいませ。
Cook⚡ @CookDrake 2016年3月7日
chivi_105 お返事ありがとうございます。どうせなら元の本を読んでみたいと思いました。取り急ぎ、欲しい本リストに入れておきます!
ma08s@フォロー外からごめんなさい @bygzam_ma08s 2016年3月7日
パンデミック系の映画だと、大勢の“死体”があたかもゴミか医療廃棄物のように埋められ、焼却されていくシーンがあるけど、フィクションならともかく、現実にあんな目にあわされたら、たまらないだろうな(映画『コンテイジョン』で、ちらっと遺族の怒りが描写されてたけど)。起きて欲しくはないけど、心の片隅に留め置くべき話なんだろうな。
nekosencho @Neko_Sencho 2016年3月7日
天変地異ならともかく、感染症の場合は、葬儀の体をなさなくても安全が最優先になりますからね。エボラの感染が広まったのも、現地の葬儀の習慣が原因なんて話もあります(遺体に抱きつくかなにかするそうだ。その際に感染したのじゃないかって話)
羽倉田 @wakurata 2016年3月7日
実際に遭遇した場合、笹や杉檜葉の防腐やナフタレン等と一緒にして密封するくら位しか手がなさそう
白乃狐 @chivi_105 2016年3月8日
上でCookさんと話した『遺体』は津波被災地・釜石市内にあった、ある遺体安置所での実録ですが、一人の民生委員さんが“死体”ではなく“遺体”として接する姿、それによって周りの人々の「遺体との接し方の変化」、葬儀社さんの「通常通りに見送ることのできない苦悩」なども出てくるので、実例としてそれなりに参考になるかもしれません。
SAKURA87@多摩丙丁督 @Sakura87_net 2016年3月8日
個人的には自分の死後の尊厳なんかどうでもいいから、可能な限り今生きている人の衛生状態が悪化したり、感染症が蔓延したりしないような対策の方に注力してほしいかな。 あくまで私が災害で死んだ時の話だが。
もふもふ とろろ @mx_mofmof 2016年3月8日
すべての儀式は生きている側の人たちのためのもの
イズミ @sokonan 2016年3月8日
関東大震災の時に、多数の犠牲者を穴を掘って投げ込んでいたのを見た葬儀屋さんが、のちに災害時用の棺桶のストックをするようになったって話をどこかで聞いたんだけど、ソースが出てこない…。
白乃狐 @chivi_105 2016年3月8日
Sakura87_net 勿論、災害が収まっていない時点で最優先に掲げられるのはそこだと思います。ですが、亡くなった方には遺族がいらっしゃいます。身近な人の死は災害が収まった後の心に大きく影響します。「最後すら何もできなかった」と自分を責める人もいます。災害時だけではなくその先の未来のことも考えると、大切な人を亡くし、残されて生きていかねばならない人達の心のために、知識として得ていても損ではないと思いますし、必要になる「心のケア」にもなるのではないかと思います。
白乃狐 @chivi_105 2016年3月9日
まとめを更新しました。
白乃狐 @chivi_105 2016年3月9日
まとめを更新しました。
よもやま@垢変しました。 @yomoyamawara 2016年3月14日
そうよなあ、できるだけ綺麗にして上げたいけどどうしても生者優先になっちゃうんだよな。 その辺り普段から接していない側からみると見落としがちなので早く整備されることを願います
熊谷杯人☆あにまるらんど・さが @kumagaihaito 2017年3月6日
遺族との「再会」は生存者側の記憶に一生刻まれるものですし、凄く大事だと思います。私が見た祖母の遺体(病気死亡)は綺麗でしたが、もしそうでなかった場合、自分が生きていく上で重荷になったのではないかと考えてます。ちなみに、火事で死亡した上司の遺体は見せてもらえませんでした。
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