ドローン飛行の可否に関わる阿蘇火山防災会議協議会との往復書簡

「この議論は重要だから、ネットで公開でします」と、3月6日に現地で所長に告げて了解を得ています。
22
まとめ 阿蘇山上広場からドローンを離陸させたら、 阿蘇火山防災会議協議会から注意された。ドローンは禁止だという。火口から1キロ立入規制の外で操縦してたのだが。 27178 pv 248 14 users 91
早川由紀夫 @HayakawaYukio

火山の立ち入り禁止区域にドローン飛ばしちゃいけないはやっぱり納得できないから、阿蘇山上事務所に催促メール書いた。また飛ばしに行きたいと思ってるから。

2016-03-09 13:56:43
早川由紀夫 @HayakawaYukio

防災会議協議会から返答するからもう少し時間がかかる旨のメールが阿蘇山上事務所長から来た。メール往復ができることが確認できて安心した。では、返答を待ちましょう。

2016-03-10 09:14:30

阿蘇火山防災会議協議会からの回答

阿蘇火山防災会議協議会メール
12:54

早川先生から申し入れのありました件についてご返答いたします。

①決定事項の文章等について
規制区域内のドローン等の飛行禁止については、明文化したものはございません。

②飛行禁止の公表について
阿蘇山上事務所のフェースブックや阿蘇市のホームページがございますが飛行禁止
の公表はしておりません。

 以上のように、ドローン飛行に関する規制等につきましては、あくまでも阿蘇火山
防災計画で定めている噴火警戒レベルに応じた規制に沿って、噴火警戒レベル2の
場合は概ね1km範囲内の立ち入りを制限しているところであります。
 その規制範囲内にドローンが墜落した場合には回収に行くことは出来ないことから、
ドローンの規制範囲内への飛行自体も禁止措置を取っているのが現状であり、他の
方々についてもすべてご理解いただいておりますので、貴殿におかれましてもご理解
ご協力を賜りますようお願いいたします。
 なお、この“ドローンの飛行”に関しては、正式に定めて(明文化)おりませんので、
今後協議会及び関係機関で改めて協議し方針を決めたうえで、公表を行う予定として
おります。

/~~~\______________

阿蘇火山防災会議協議会
 事務局(阿蘇市総務部総務課内)
(以下の署名は略)

私の返事

阿蘇火山防災会議協議会さま、

明文化も公表もしてないことで、さらには法律にも条例にも基づかないことで、貴職のような公の団体が個人の権利を侵害することはあってはならないと考えます。この件に関して理解も協力も、とうていできません。

現地でも申し上げましたように、もし墜落した場合は放棄します。いったん墜落したドローンは使い物になりませんから。したがって回収のために立ち入ることはありません。あんな危ないところに、たかが10万円余のドローンを回収するために命をかけて立ち入るなど愚かなことを私はしません。

2016年3月10日
早川由紀夫
群馬大学教授

早川由紀夫 @HayakawaYukio

よく考えたら、墜落したドローンに10万円余の価値はなかった。せいぜい、マイクロSDカードとそこに記録された画像ファイルが回収できるだけだ。バッテリーも、墜落の衝撃で使いものにならなくなっているだろう。

2016-03-10 13:26:16

コメント

化雲岳-1954m @Kaun1954 2016年3月10日
なんだこの酷い対応は。突っ込み所しかないな。阿蘇火山防災会議協議会というのは論理的な思考が苦手なんだろうけど、それにしても酷い。”ご理解いただいた”他の方々というのも、警官に恫喝されたから納得出来ないものの渋々引き上げたんじゃないかと感じてしまう。
3
CD @cleardice 2016年3月10日
落ちたものはゴミになるわけだけど山にゴミ増やすことについて何も感じるところは無いのだろうか
10
羽倉田 @wakurata 2016年3月10日
最初から管理団体に接触して許可をとってドローンを上げていればよかったのでは?
7
Dcdcxr @Dcdcxr 2016年3月10日
役人からしてみたらOKをだすメリットないもん。ドローンが墜落して早川氏が回収に立ち入って噴火のなにがしかに巻き込まれて死んだり大けがしたりして、救難出動とかあったらマスコミが役所叩きができて大喜びするじゃん。役人はそれがイヤなんだよ。
5
hechikoTKB @hechikoTKB 2016年3月10日
本質的には政治の問題。活火山法では協議会の構成員として学識経験者が明記されているので、学会等を通じて学識経験者枠として研究者の参加を要請すれば無碍にはできないでしょう。あとは委員会でドローン観測の公益性をアピールすれば研究・観測目的の飛行許可ルールができたのでは。ドローン墜落のリスクも結局は研究の公益性とのトレードオフだし。個人的には万難を排して飛ばすのが望ましいと思うけど、ここまでこじれると難しいかも。協議会の対応はgdgdだけど、本気で理論武装したら早川氏はたぶん負ける。
2
たけ爺 @take_ji 2016年3月10日
『せいぜい、マイクロSDカードとそこに記録された画像ファイルが回収できるだけ』<「送信仕切れなかったデータ」があっても「せいぜい」と言い切ってしまう……それ『重要な研究』って言えるのか? その程度のデータ収集目的で飛ばしたいのか。
4
たけ爺 @take_ji 2016年3月10日
「墜落したらいらないと放棄できる程度のデータ」収集しかしない。>それなら、飛ばさなくてもいいんじゃないか。という発想もできてしまうな。
4
○○もへじ @marumarumoheji 2016年3月10日
「立ち入り禁止」が暗黙的にドローン等の侵入も禁止したことになるかというところが論点でしょうか。 「関係者以外立ち入り禁止」区域に無関係者のドローンが侵入したら普通に NG でしょうし、これも NG では。
0
hechikoTKB @hechikoTKB 2016年3月10日
marumarumoheji 根拠法と法の趣旨が異なる可能性があります。「関係者以外立ち入り禁止」は民法207条に基づいて土地の権利者が上空の使用権を主張する場合が多いと思いますが、今回の立ち入り禁止措置はおそらく災害対策基本法に基づくもので、人の生命又は身体を災害から保護するのが目的ですから、ドローンの侵入を禁止するのは法の目的外ではないでしょうか。
1
hechikoTKB @hechikoTKB 2016年3月11日
take_ji それ言ったらデータ収集に失敗するリスクがある研究は出来なくなってしまいますよ。
1
cinefuk 🌀 @cinefuk 2016年3月14日
宇宙探査機(はやぶさ等)は事故が起きてもコストかけて回収できないし、使い捨て覚悟で飛ばすものですが「飛ばす必要ない不要な研究」といえるでしょうか?という話 take_ji
3