にゃんにゃんにゃんの日♪

隣人宗遙bot @Sohdearharuka

あいつは猫のように気まぐれに俺の布団に入ってくるが…俺の理性はいつまでもつのか…(宗介)

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遙「宗介、おかえり」 宗「は？」 遙「おかえり」 宗「あ、ああ…ただい…いやいやいやおかしいだろ」 遙「何がだ」 宗「何がじゃねぇだろ…その頭だよ…」

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遙「変か？」 宗「似合う似合わないで言うなら変じゃない。けど、なんでお前がそれを着けてるのかが謎だ」 遙「猫の日だからだ」 宗「…猫の日？」 遙「知らないのか？今日は猫の日だ」 宗「へぇ…で？だから猫耳？」 遙「気に入らないなら取る」 宗「いや、別に気に入らないわけじゃねぇが…」

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遙「ご飯できてるから早く来い」 宗「……ああ。飯食いながらじっくり聞…っ！」 遙「なんだ？」 宗「しっぽもかよ…」 遙「猫の日だからな」 宗「はぁ…」

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宗「来るなら連絡ぐらいしろ。もう少し早く帰ってこれたかもしんねぇのに」 遙「鍋を作るのに時間がかかったからな。この時間に帰ってきてくれてちょうど良かった」 宗「鍋って切っていれるだけだろ。何にそんな時間がかかるんだ？」 遙「見ればわかる」 宗「まさか……」

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宗「鍋まで猫かよ…」 遙「大根おろしアートだ」 宗「すごい。…が、なんでこんなにリアルなんだ…もっとイラストっぽいのにしろよ…」 遙「よりリアルの方がいいかと思って」 宗「はぁ…」 遙「溜息が多いな…やっぱり気に入らないか？」 宗「そうじゃねぇよ。いいから食べるぞ」 遙「ああ…」

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～♪ 遙「電話だ」 宗「誰からだ？」 遙「貴澄。…ちょっと出てくる」 宗「…ああ」 遙「もしもし。ちょっと外出るから待ってろ」 宗「………」

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食事中にあいつが電話に出るの珍しいな。しかも貴澄からの電話は大概シカトすることが多いんだが… 急に猫耳とか着けてるし…どうしたんだあいつ？(宗介)

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貴『もしもしハル～？宗介の反応どう？』 遙「よくない」 貴『え～？』 遙「ずっと溜息吐いてる…お前昨日言ったこと本当なんだろうな？」 貴『ほんとほんと～なんたって今日はにゃんにゃんにゃんの日だからね♪』 遙「……お前が言うことをやって宗介が喜ばなかったことはないから信じてるが…」

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貴『大丈夫だから♪今ご飯中？』 遙「ああ」 貴『じゃあご飯が終わったら今度はお風呂だよ』 遙「…わかった」 遙「悪い」 宗「別にかまわねぇけど…珍しいな。貴澄からの電話取るの」 遙「そうか？…大学の用事もあったからな」 宗「ふーん…」

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遙「もう食べ終わったのか？」 宗「ああ。お前はまだ食べてていいぞ。風呂入ってくる」 遙「待て」 宗「あ？」 遙「一緒に…入るからもう少し待ってろ」 宗「！？あ、ああ…」

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一緒に風呂？今日どうしたんだあいつ…なんかあったのか？猫の日だから？関係ねぇよな…(宗介)

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遙「宗介」 宗「もういいのか？」 遙「ああ」 宗「じゃあ風呂入るか」 ～♪ 宗「あ？バイト先からか」 遙「先に入ってるぞ」 宗「ああ。すぐ行く」

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ガラッ 宗「入るぞ」 遙「ああ」 宗「もう体とか洗ったのか？」 遙「ああ…お前の体は俺が洗ってやる」 宗「は？」 遙「嫌か？」 宗「いや…じゃねぇけど…って、猫耳は着けたままか！」 遙「猫の日だから…」 宗「…それに関してはもう何も言わねぇよ」

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遙「宗介……」 宗「あ？」 遙「嫌だったら嫌って言っていいからな」 宗「は？何が……」 遙「……んっ」 宗「…っ！？ちょ、…それはっ！」 遙「ぁ……」 宗「！！！」

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風呂場から追い出された……(遙)

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宗「……逆上せた」 遙「水、飲むか？」 宗「ああ、くれ」 遙「悪かったな…変なことして」 宗「いや…悪くねぇよ…悪くねぇのが悪い」 遙「…よくわからない」 宗「ハル、その猫耳はずせ」 遙「わかった…あっちに置いてくる」

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まさかソ〇プごっこみたいな事をされるとは思わなかった…。急いでシャワーかけて無理やり風呂場から追い出したが……まさかあそこをシャワーで冷やすことになるとは…まだジンジンしてる気がする(宗介)

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やっぱり気持ち悪かったのか…あんなに慌てて風呂場から追い出されたしな…この猫耳も…っ、貴澄のせいだ(遙)

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宗「はぁぁぁ…」 遙「っ」 宗「あ？入口んとこで突っ立って何してんだ？」 遙「悪い…帰る」 宗「は？なんだ急に。いいからこっち来い」 遙「…」 宗「なんでそこなんだよ。横に来い」 遙「…」 宗「で、なんでそんな端っこに座ってんだ」 遙「……」 宗「はぁ…膝借りるぞ」 遙「…っ」

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遙「宗介っ」 宗「逆上せて疲れたんだよ。膝ぐらい貸せ」 遙「…気持ち悪かったんだろ」 宗「は？」 遙「あんなことされて…」 宗「はぁ？んなわけねぇだろむしろ…っ」 遙「宗介？」 宗「つかなんでお前今日変なことばっかやってたんだ？」 遙「それは…猫の日だから」 宗「またそれか」

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宗「猫の日がなんなんだよ。……貴澄か」 遙「……」 宗「そうか。お前が思いつくようなことじゃねぇもんな。貴澄からの電話にも出てたし…あいつに何言われたんだ？」 遙「……」 宗「ハル」 遙「貴澄に…今日は猫の日だから…恋人たちはにゃんにゃんするって…」 宗「は？にゃんにゃん…？」

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遙「にゃんにゃんの意味がわからなかったから貴澄に詳しく聞いたら…」 宗「……嫌な予感しかしない」 遙「猫耳としっぽ着けて恋人と過ごす日って」 宗「……」

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遙「お風呂ももちろん一緒に入って、体で恋人を洗ってあげるといいって…」 宗「…よくそれを信じたなお前……」 遙「信じたというか…お前と付き合うようになって、俺はわからない事ばかりだったから。いつも貴澄に聞いた事を実行するとお前まんざらでもなさそうだったから」 宗「確かに……」

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宗「正直いうと嬉しい。嬉しいが……心臓に悪いから、ガラにもねぇことすんのやめてくれ；」 遙「迷惑だったか？」 宗「いや迷惑とかじゃないが…そういうのはもう少し先にしてくれ。まだ俺は理性を保っていたい」 遙「？」