「小説家になろう」の商標登録と山形の講座名称変更について

「小説家になろう」の商標登録について、投稿サイト側を叩く人が多いので投稿サイト側を擁護しました。
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リンク やまがたニュースオンライン 「小説家になろう」名称アウト 山形で19年続く講座、大阪の企業に商標 第一線で活躍している作家や編集者を招き、山形市で開かれている「小説家(ライター)になろう講座」が19年間使用してきた名称の変更を迫られていることが10日、分かっ..
toshifumi takizawa @tackyto

「小説家になろう」について書いてみる。 商標については以前調べただけだけの素人だが、概ね間違ってないはず。 【山形新聞】「小説家になろう」名称アウト 山形で19年続く講座、大阪の企業に商標 #yamashin #yamagata yamagata-np.jp/news/201603/11…

2016-03-13 13:02:13

商標とは何か、簡単に

toshifumi takizawa @tackyto

そもそも商標とは何か。 簡単に言えば「商品」と「サービス」を区別するための「ブランド名」。 サイト側は、「小説家になろう」というブランド名で商売するため、この商標を取得した。 一般的に利用される名称だが、「アップル」だって「トヨタ」だって一般名だ。そこは問題ではない。

2016-03-13 13:06:26

※ちょっと追記があります。
 下の「追記 一般名について」を参照

toshifumi takizawa @tackyto

なので今回の「小説家になろう」が商標を取得したことと、消費者(需要者)の混同を避けるために講座側に名称の変更を求めたことについて、 法的には一切問題となりません。 これは投稿サイト側の正当な権利であり、商標の目的そのものでもあるからです。

2016-03-13 13:12:20
toshifumi takizawa @tackyto

商標を取得する目的は何か。 消費者(需要者)にそのブランドを区別してもらうためだ。 「小説家になろう」という名前をブランドとして商売するために、商品やサービスを提供する権利を金を払って法的に保護して貰う。

2016-03-13 13:09:46
追記 一般名について

商標について一般名でも問題ないとの記述しましたが、語弊がありました。
実は商標登録については、登録できないものとして以下の規定があります。

出願しても登録にならない商標

  1. 自己と他人の商品・役務(サービス)とを区別することができないもの
  2. 公共の機関の標章と紛らわしい等公益性に反するもの
  3. 他人の登録商標や周知・著名商標等と紛らわしいもの

今回の件について、『商標として登録されたこと自体』を問題とする方は、この 1. の規定に引っかかっているのではないか。と考えているのです。
この規定については、さらに細かい規定があるのですが、簡単に言うと、
同じ商品・サービスを表すものとしてすでに一般に利用されている場合は商標の登録自体が認められません。

商標には、登録区分というものがあり、その商標が効果を認められるのは、その商標を取得した区分の範囲内に限られます。

例えば、食品名として「いちご」を登録することはできません。
しかし、例えば金融サービスの名前としてはどうでしょうか。
登録可能です。そして実際に登録されているようです。
一般名であっても問題にならないと言うのは、そういう意味です。

さて、「小説家になろう」について言うと、例えばこの言葉を電子サービス名としては一般名として使うことはまずありません。
小説家になろうを利用して・・・
という言い方は一般的に使いませんよね。
ですので、サービスの名称として登録する分には、問題ないということになります。

なお、この視点ですと、投稿サイト側と講座側は、一般的でない同じサービス名を持つ競合関係になります。
商標登録は、先願主義ですから、先に出願した投稿サイト側が商標を持つという訳ですね。

先に使っていたの講座の方でしょ。理不尽じゃね?

toshifumi takizawa @tackyto

では、講座側は名称を変えなければならないのか。 理不尽ではないか。という疑問が残ります。 「小説家になろう」という講座は、投稿サイト側が使用する以前から、講座が使用していたものです。 そのため、講座側は引き続きこの名称を利用する「先使用権」という権利を主張できます。

2016-03-13 13:15:26
toshifumi takizawa @tackyto

「先使用権」の主張には条件があります。 ① 他人の商標登録出願前からその商標を使用していたこと ② 日本国内で①を行っていたこと ③ 不正競争の目的でなく①を行っていたこと

2016-03-13 13:17:13
toshifumi takizawa @tackyto

④ 他人の商標登録出願に係る指定商品・指定役務又はこれらに類似する商品・役務について ①を行っていたこと ⑤ ①を行った結果、他人の商標登録出願時において、その商標が自己の業務に係る商 品・役務を表示するものとして需要者の間に広く認識されていること

2016-03-13 13:17:36
toshifumi takizawa @tackyto

⑥ 継続してその商品・役務についてその商標の使用をすること これら6つの条件を満たせば、「先使用権」が認められます。 おそらく今回の場合、訴えれば認められます。

2016-03-13 13:19:19
toshifumi takizawa @tackyto

もし、講座側がこの名称を引き続き使用したいのであれば、「先使用権」を主張して裁判で争うことになります。 ただし、そこまでするメリットがあるようには思えませんけれども。

2016-03-13 13:20:38
toshifumi takizawa @tackyto

「先使用権」が認められるのは、使用していた商品・役務についてに限られますので、今回の場合、講座の開催についてになります。 「小説家になろう」の名称で他の商売始める権利は講座側には認められないでしょう。

2016-03-13 13:39:40

まとめ

toshifumi takizawa @tackyto

重要なポイントは、「小説家になろう」という言葉を利用する権利は、あくまで投稿サイト側が持っているものであると言う点です。 ですので、投稿サイト側が講座名の名称変更を求めるのは、当然の権利であって、非難されるべきものではありません。

2016-03-13 13:22:31
toshifumi takizawa @tackyto

基本的には当事者間で、場合によっては金で解決するべき問題です。 今回の場合は、当事者間で話が決着しています。 投稿サイト側を非難するのは、商標という仕組みと目的を考えても理がありません。 まして大阪の企業だから叩いている連中はくたばってしまえ(重要)

2016-03-13 13:28:06
toshifumi takizawa @tackyto

途中からですます調になってて笑う。 まあいいや。

2016-03-13 13:30:15

補足

商標の扱いに間違いがあるかもしれません。
見つけた場合はコメント等でご指摘お願いします。

2016/03/18 追記

本件について、現在ヒナプロジェクトと講座側の双方に問い合わせを行っており、回答待ちです。そもそも穏便に解決できそうな話ですので、回答が得られ次第追記予定です。

3/23 追記

本日時点で、投稿サイト側、および講座側の双方とも私の問い合わせへの回答はありません。
これは双方とも法廷に行くことを想定しているかもしれません。
もうちょっと様子見します。

コメント

ogtk5tdh @ogtk5tdh 2016年3月13日
先使用権が認められるだろうっていうのなら擁護になっていない気がするんですが
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barubaru @barubaru14 2016年3月13日
先使用権があるのに山形側が変えたならそもそも争いにもなってないってだけなんじゃないかなあ。双方同意の上普通に混同を避けただけでしょ。
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toshifumi takizawa @tackyto 2016年3月13日
ogtk5tdh 参考サイト:http://www.ishioroshi.com/biz/kaisetu/shouhyou/index/sensiyouken/ 講座側に使用の差し止めを求めること自体には何の問題もないというのがポイントです。 私が言いたかったのはこの点です。 差し止め要求に当たって、講座側の先使用権を考慮する必要はありません。
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ogtk5tdh @ogtk5tdh 2016年3月13日
tackyto ああ、成る程、先使用権なんてものはいちいち調べるのも面倒だし要求されたほうが主張するだけってことね。そう言われるとサイトの方を叩いてる人たちってとんでもないクズに思えてきた。
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muramasa @muramasa931 2016年3月13日
「法務ヤクザ」という言葉が想起されるな。法律的には正しいが、道義的には糞。「小説家になろう」の商標登録問題について、投稿サイト側を叩いたり、罵声をあびせたりして何が問題なのか意味不明だな。当事者間だろうが、事が公になったからには非難されて当然。
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きゃっつ(Kats)⊿ @grayengineer 2016年3月13日
商標権も商品やサービスの分野を特定して取得するものだと思うのだけど、講座名についても商標を取得していたんだろうか? そうでなかったら投稿サイト側の訴えは退けられると思うんだけど
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toshifumi takizawa @tackyto 2016年3月13日
muramasa931 正当な理由があって叩く事に問題はありませんよ。 これくらいは認めるべき、とする意見も理解できます。 しかし商標の考え方からすると、「講座側への変更要請はけしからん」という主張は成り立たないと言っています。
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toshifumi takizawa @tackyto 2016年3月13日
grayengineer 商標区分:第41類 教育、訓練、娯楽、スポーツ及び文化活動 セミナーの開催はこれですね。 他には、第9類、第16類、第35類、第38類、第42類で登録しています。 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/all/top/BTmTopPage
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きゃっつ(Kats)⊿ @grayengineer 2016年3月13日
tackyto なるほど、ありがとうございます
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hop07 @hop07 2016年3月13日
商標の考え方とやらと世間の常識は14万8千光年ほど乖離しとるようですな 反論は弁理士のテンプレを先読みしときますわ
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hop07 @hop07 2016年3月13日
大阪の方は社長がプログラマーみたいなんだけど、当然ながらググってヤフってゲイツに聞くよな? 先行事例である山形の方がヒットせんなんてありえるのかね
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muramasa @muramasa931 2016年3月14日
tackyto 「これくらいは認めるべき」と投稿サイト側を大正義に設定されて物事を判断なされるのは如何なものか。当方はこういう誰でも使いうる特徴の無いセンテンスを「商標」として認めた事自体が間違いなので無効審判を請求するのが妥当ではないか?という認識です。~記述的商標(商標法3条1項3号)~ http://www.jazy-ip.com/press/241204.html
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muramasa @muramasa931 2016年3月14日
投稿サイト側が「小説家になろう」という山形で19年続く講座名をパクって白々しく商標登録が通った途端に本家にちょっかいを出している、そういう見方もできますね。この場合「泥棒」で「ヤクザ」な企業が有志がやっている講座を「本家」だからこそ潰そうと恫喝しにきた事になりますね。
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toshifumi takizawa @tackyto 2016年3月14日
muramasa931 一般名の扱いについて追記しました。商標登録自体の有効無効については、本件は判断が難しい部分があり、特に第41類については無効と判断される可能性は確かにあります。しかしながらサービス名として他と区別を困難にするほど一般的かと言うと、そうではないと考えます。
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大石陽@聖マルク @stmark_309 2016年3月14日
muramasa931 無効だというなら無効確認訴訟を起こせばいいのであって、無効かもしれないのだから他に取り下げ要求をするなというのはおかしな話。商標登録は問題なくなされており、現状無効という判断は出ていないのだから。
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barubaru @barubaru14 2016年3月14日
山形の方の講座も.転生チート俺tuee系のラノベ希望者に殺到されても困るんじゃないですかね。山形側が問題視してなくあっさり自分とこの口座名変えたのに外の人間がどうこう言ってもねえ。
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anineko @ANINEKObySYSTER 2016年3月14日
そもそもどっちが火ぶたを切ったのか。 山形側からの情報発信しかないから判らない。 先に山形の側がケンカ売って、返り討ちに遭ったのかもしれない。
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ぱんどら @kopandacco 2016年3月14日
法的に間違ってないのと、脇から見てて不信感を持つのとはまた別。山形側の名称を変えさせないと何か大きな不都合が起きるとかいう情報があるなら頷けるが、今の所はそういうのないし。(言われた山形側が面倒を避けた、というのはありそうな話だが)
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ウィルヘルミナ (Vilhelmine) @HelmiLokadottir 2016年3月15日
当事者間で(比較的穏便に)解決済みの問題なのですから、外野が(個々が意見を主張すること自体は当然の権利として)必要以上に当事者のいずれかを非難し続けても詮無き事ですが・・・・・・、サイト側がいきなり法的手段に訴えずに話し合いから入っていれば、少し印象が違っていたでしょうね(やることと結果に大差無いとはいえ)。
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駄文屋あさひ@iM@s最高! @asahiya_WWer 2016年3月15日
ん? というか、今回の「小説家になろう」側の請求を認めないということは、商標権を認めないということになるのでは。ちなみに恐らく商標認められない世界だと、「偽ブランド品」がごろごろして、法的対抗手段が迂遠もしくは皆無になり、ヤクザを鼻で笑う真っ黒世界になるんじゃないですかね。商標は完璧ではないがベターを広く得るシステムかと。
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駄文屋あさひ@iM@s最高! @asahiya_WWer 2016年3月15日
感情論で、「自分に実害及びようがないから」「法に反しても」声あげたいよーにしか見えない訳ですが。商標犯して実害出うる物騒な想定なんていくらでもあるんだけどなあ。法律も完璧じゃないから、これくらいのことは起きるし、訴訟案件にならなかったからホッとしていい話。
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ぱんどら @kopandacco 2016年3月15日
いわゆる「なろう」側が山形側の使用取り下げを請求するに足る理由なり原因なりがあれば別に周囲も納得すると思うのだけど、今はそれが見えない状況だから、なんぼ先方が商標登録してないちゅうても、10年も先行して使ってる所に「ああそれ俺が権利取ったからな!お前即刻使うのやめろ!」はいかにも印象が悪い(サブマリン特許とかパテントトロールみたいに、それこそ「法を悪用した」様にすら見えてしまう)ので方法がいささか悪くないか?という話だと思う。
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ぱんどら @kopandacco 2016年3月15日
実際私も、これでなろうを読みにいかなくなるまでではないけど、現時点ではかなり印象が悪くなった。(新情報が出たらその限りではない)創作物を扱う側の行動にしてはちょっと怖いんだが。この場合、「権利を守る」的な意味では正しいのかもしれないが、さっき言ったように法的に正しいかどうかって話ではないので。
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toshifumi takizawa @tackyto 2016年3月15日
kopandacco 例えば、「小説家になろう出身作家」という言葉が一義的に利用できないのは、商標権を持つ側としては結構痛手な訳です。あと差止請求という言葉に過剰に怖さを感じておられる方が多いのかもしれません。
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barubaru @barubaru14 2016年3月15日
権利意識が薄い小説投稿サイトとか怖くて使えないんじゃないかという疑問。「今被害が出てないからいいじゃないか」と言う人って、いざ被害が出た時に何の責任も取ってくれませんしね。
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muramasa @muramasa931 2016年3月16日
asahiya_WWer 商標関係の話しで「偽ブランド品」を提示するのは今回のケースですと適切といえないですね・・・ というより「偽ブランド品」の製造元は投稿サイト側ですよ。  人様の言葉を盗んでシレっと商標登録に成功したので盗まれた被害者を潰しにきているという構図ですので、時系列的には。
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駄文屋あさひ@iM@s最高! @asahiya_WWer 2016年3月16日
muramasa931 ご指摘ありがとうございます。できましたら、具体的に教えていただければ幸いです。道徳的にはさておき、法的に問題ない行為を「盗人」と表現するのは違和感ありますね。というか時系列は法的には「商標登録しなかったセミナーが後」です。
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muramasa @muramasa931 2016年3月16日
asahiya_WWer 具体的に何を教えればいいのかtogetterでのあなたの書き込みからは理解できないのですが・・・ 申し訳ないのですができましたら、具体的に教えていただければ幸いです。「不当な言いがかり」とシコシコ陰口呟いているみたいですのでw
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きゆきさん お手伝い&終活 @kiyukisan 2016年3月17日
現状の報道等じゃ見えない部分もあるけど法務知財実務もする身としては、ベスト・ベター・サードで言えばサードっぽい落としどころになっちゃった感じね。分かりやすいざっくりした例で言えばアップル対アイホンの事例のようなWin-Winの落としどころもあったのにね。山形で二十年近く続けてきたのであれば、「山形の」と付けてもらう等のやり方はあったかな。
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anineko @ANINEKObySYSTER 2016年3月18日
大阪のサイト側から見れば、知名度的には自分たちの方が上だし、書店での品ぞろえ的にもラノベの方が多くて、山形側の文学系とは客層的にもぶつかってないんだよね。 こういう騒ぎになれば、大阪の方がイメージ悪くなるから、わざわざ山形ローカル相手にちょっかい出すメリットが無いのよ。
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anineko @ANINEKObySYSTER 2016年3月18日
それがあえて法的な手段で動かなければならなかった経緯が不明なんだよね。 山形のメディアしか情報を出してないから、山形に都合の悪い情報は伏せてるかもしれないし。
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もうだめぽ @moudamepo150701 2016年3月18日
サイト側が講座側に使用差し止めを求めた意味が解らんからみんな非難してるんじゃねえの?講座があることで何かサイト側に不都合あったのか?って話でさ。
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YTT @ytt001 2016年3月18日
この場合、仮にも作家を集めているサイトが、既存の作家に対して敬意を持っていない(ようにみえる)事が、騒ぎを大きくしているのではないか? 細かい事は当事者にしかわからないので何とも言えないけども、法的に正しい事がかえって反感を招くという事もある(進入禁止の”出口”で待つ警察とか)から、法的に正しいから文句言うなという擁護は意味が無いと思う
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30ミリグラム @tsumanne30 2016年3月18日
「大阪の企業だから叩く」なんて論調、見たことないんだけどな(困惑
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のびーた @nobyta_ 2016年3月18日
これ非難してる人の主張は概ね「(法的に問題ないのは百も承知で、むしろだからこそ)道義的にどうか」なのに、それに対して「法的に全く問題ないので的外れ」と主張しても意味が無いのでは
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ウェポン @weapon2011 2016年3月18日
「法的には問題なくても道義的にどうか」って言うのは、「俺が気に入らないから道理が通ってなくても批判する」と紙一重だからなぁ。今回の場合は、山形側が普通に受け入れてるのに外野が勝手に騒いで叩いてる訳だからなおのこと。
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toshifumi takizawa @tackyto 2016年3月19日
本件について、現在ヒナプロジェクトと講座側の双方に問い合わせを行っており、回答待ちです。そもそも穏便に解決できそうな話ですので、回答が得られ次第追記予定です。
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houritsu_study @houritsu_study 2016年3月19日
@tackyto氏がどういう意味で「法的には一切問題となりません」「正当な権利」「当然の権利」という言葉を使っているのかがわからないな。
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houritsu_study @houritsu_study 2016年3月19日
本件で口座側の先使用権が認められない、という判断の上で言ってるならわかる。でも、@tackyto氏は「おそらく今回の場合、訴えれば認められます。」という立場なんでしょう。
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houritsu_study @houritsu_study 2016年3月19日
講座側に先使用権が認められる場合には、ヒナ社に商標権はあっても、具体的な「ヒナ社の池上氏に対する商標権に基づく侵害停止請求権」は無いことになるので、ヒナ社の請求が「当然の権利」とは言えないと思うんだが。
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きゆきさん お手伝い&終活 @kiyukisan 2016年3月19日
山形は普通に使用し続けて、訴訟提起されたら対応するという手もあると言えばあるので、商標のくくりの外では、今まで通り変わらずに作家の育成を地道に続けていってほしいところですね。大阪は防御的取得であり、攻撃的な意味での取得ではなかったと言えるかどうかが、今後の分水嶺のような気がいたします。(互いの第一回弁論後即和解交渉等もありえるでしょう)
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ありふれたレン廃 @lenhai 2016年3月23日
houritsu_study 先使用権(商標法32条)を主張するか否かは講座側の自由。ヒナプロジェクトが差止請求権(36条)を行使する前に講座側に先使用権があるかどうか調査しなければならない法律上の義務はないので、請求は法律上「当然の権利」と言える。仮に訴訟になって先使用権が認められてもヒナプロジェクトには混同防止表示請求権(32条2項)がある。
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ありふれたレン廃 @lenhai 2016年3月23日
なお、ヒナプロジェクトが差止請求した理由についてはITmediaが取材しており、「名称の使用を放置すれば、当社の商標権を維持することが実質的にできなくなる」という商標制度から見ればごく普通の理由→http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1603/22/news124.html
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義明_雑談用 @yoshiaki_idol 2016年3月23日
lenhai その記事の後ろの方に、ヒナ側が「先方の従前の名称利用の経過については、存じ上げていない」と言ってるのが引っかかりますな。ネットで事業起こす会社が、自分らが取得する商標の名称を事前に調べない筈が無いのに。登録されてないからラッキー、こっちで先に取ってしまえ、くらいの考えだとしたら「道義的には」擁護できないなあ。
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ぼにゅそむ(からくち) @yokoshimanaruko 2016年3月23日
そもそもサービスの名前をつける時にその名前を他所で使ってないか調べるの当然じゃないのか?IT系の会社ならなおさら。
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houritsu_study @houritsu_study 2016年3月23日
lenhai 「先使用権(商標法32条)を主張するか否かは講座側の自由。」→同意。 「ヒナプロジェクトが差止請求権(36条)を行使する前に講座側に先使用権があるかどうか調査しなければならない法律上の義務はない」→同意。 「ので、請求は法律上「当然の権利」と言える。」→ここが同意できない。
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houritsu_study @houritsu_study 2016年3月23日
語法の問題になっちゃうので建設的な議論はできないかもしれんけど、俺の感覚では、具体的な差止請求権の存否の判断から切り離して「請求すること自体が法律上の義務に反するわけではない」ということを「名称変更を求めるのは、当然の権利」(まとめ主の表現ね)と呼ばないんだよなあ。
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houritsu_study @houritsu_study 2016年3月23日
請求のお手紙をだす自由っていうのは相当に幅広くあって、お手紙を出すこと自体が違法になることのほうが例外になるので、請求のお手紙をだす自由があることを「請求する権利がある」っていう言い方はしない気がするのね。法律のからむ話をするときに「請求できる」とか「請求する権利がある」って言ったらそれは、「請求のお手紙をだす自由がある」ということではなくて、法律上の具体的な請求権があるという意味になるのが普通ちゃうか。
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houritsu_study @houritsu_study 2016年3月23日
(ちなみに俺は、先使用権が認められるかはアヤシイと思ってる。周知性の判断について、小説家になるための講座というもともとニッチなサービスであることがどう考慮されるか(小説家志望者に知られていればいいのか、一般人に知られている必要があるのか)とか気になる。)
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夏越丸@ねんくり引き取り先募集 @nagoshimaru 2016年3月23日
差し止め請求できないとかするなとか何のための商標登録だか良くわからん
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ありふれたレン廃 @lenhai 2016年3月23日
houritsu_study なるほど、例えば貸金返還請求権に基づく請求でも時効の援用をされる可能性がある状況では請求は当然の権利とは言えないという感じでしょうか。当然の権利でも訴訟で必ず認められるわけでもないし、今回の場合も訴訟になっても講座側の主張・立証が不味ければ差止請求権が認められるでしょうから、当然の権利と表現しても構わないと考えます。
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ありふれたレン廃 @lenhai 2016年3月23日
houritsu_study どうせ具体的な差止請求権の存否の判断は最終的には裁判に委ねなければ分からないのだし、ある程度外観を備えていれば「請求する権利がある」と表現して良いと思うのですが、甘いですかね。基本的には語法の問題と理解しました。ご意見ありがとうございます。
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houritsu_study @houritsu_study 2016年3月23日
lenhai (敢えてこまかいことをいうと、時効の場合は援用自体が法的効果の発生要件とされているので(不確定効果説)例にはむいてないかもだけど)そういう感じです。あとはやっぱり語法の問題になってしまいますね。
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houritsu_study @houritsu_study 2016年3月23日
lenhai どうやら俺は ①請求すること自体が違法 ②請求することが違法ではない ③具体的な請求権が存在する という3段階でとらえているみたいです。そのせいで、「先使用権が認められうるなら③とは言えない。②にあたることはフツウのことなのでそれを『請求する権利がある』とか『当然の権利』とは呼ばない。」という考えをしているみたい。
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houritsu_study @houritsu_study 2016年3月23日
lenhai tackytoさんやlenhaiさんは、単にヒナ社が②にあたると言ってるだけではなく、②と③の間に、「基礎となる権利(商標権)自体は存在しているために例外にあたらない限り具体的請求権が認められる状態で、例外にあたることの調査義務もないので、請求のお手紙をだしても非難されるいわれがない」というような段階を観念していて、それのことを『請求する権利がある』と読んでいるのかなー。
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toshifumi takizawa @tackyto 2016年3月24日
houritsu_study 概ね認識はその通りです。私が投稿サイト側の行為を「当然の権利」と呼ぶのは、「先使用権」が「抗弁権」であるからです。抗弁権は請求権そのものを否定しません。
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houritsu_study @houritsu_study 2016年3月24日
tackyto 質問です。たとえば、「Aは、Bから甲建物を買って所有している。Cは甲建物に居住して占有している。AはCに対して『私が甲建物の所有者だからあなたは出ていってくれ』と請求した。しかし、CはAが買うより先にBから甲建物を借り受けていて、賃借権を対抗できる。」という事例で、AがCに退去を求めたことについて「それ自体は正当な権利」だと思われますか?
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toshifumi takizawa @tackyto 2016年3月24日
houritsu_study 不動産の法律運用は聞きかじりの知識である旨ご了承ください。 例示の所有権と賃借権は対抗関係であり、登記と引渡の前後関係により優劣が生じるものです。 つまり、対抗要件(建物の引渡以前に建物の所有権登記を行う)を備える必要があると承知しています。 請求権と先使用権とは関係が異なるという認識です。
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houritsu_study @houritsu_study 2016年3月25日
tackyto あっ、「借地権を(借地借家法の31条1項の特則に基づいて)対抗できる」という事例をイメージしてました。この事例だったら、「それ自体は正当な権利」とは思われない、ということですか? という質問をして、もしそうなのであれば「なぜ占有権原の抗弁は障害の抗弁なのに先使用の抗弁は阻止の抗弁と考えるのか」みたいな方向に話を進めようとしていましたが、だいぶ言葉の世界の感があるので切り上げていただいても大丈夫です。
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