科学と報道の関係についての対話ー「被曝の森」を例に

cwt @clear_wt

私のほうは，5年トータルとして見ていて，検査体制が整備され，検査済みの流通品を食べたり，調べた上で自家消費するようになった後のほうに主眼を置いてのコメントで，食べていても内部被曝は少ないという風にコメントいたしました．　@toriiyoshiki

cwt @clear_wt

佐々木俊尚氏 @sasakitoshinao の twitter.com/sasakitoshinao… に対する，toriiyoshiki氏 @toriiyoshiki 氏のコメント， twitter.com/toriiyoshiki/s… を読んで以下連ツイ

佐々木俊尚 @sasakitoshinao

民進党衆議院議員が福島についてまたこんなデマを。民進党は議員のこういうデマに対処しないんでしょうか？／民進党あべともこ議員「甲状腺癌の多発、政府も福島県も｢認めない、調べない、謝らない｣」 bit.ly/2sNVc7S

2017-06-21 08:08:01

cwt @clear_wt

@sasakitoshinao @toriiyoshiki 確かに，即座にデマとまで断ずるのは行き過ぎかもしれない． しかし，@toriiyoshiki 氏もまた同じことをしている． toriiyoshiki.blogspot.jp/2017/06/blog-p… 多発見が「多発である可能性」を内包しているなら，それを「多発」と表現することはさしつかえないかどうか．

cwt @clear_wt

@sasakitoshinao @toriiyoshiki 科学に関わる者は（厳密さを追う場面では）ほぼ大勢が決まっていても確定できないことについては留保するし，慎重に表現をする． ＜多発見＞が＜多発の可能性＞と＜多発でない可能性＞の両方含むという＊厳密な解釈をするなら＊，その一方のみに言及したり，結論づけるのはやはりおかしい．

cwt @clear_wt

@sasakitoshinao @toriiyoshiki 可能性の多寡は一旦置くとしても，＜多発でない＞と断ずるな，というならば，同様に，＜多発である＞と断ずるな，といわなければ均衡のとれた言説とは言えない． ＜多発見＞が，多発の可能性を含むのでそれは間違いでない，だから多発と書くことは間違いでない，というのは一方の言説の偏重になる．

cwt @clear_wt

@sasakitoshinao @toriiyoshiki ましてや，過去の知見からは基本的には影響は少ない，あるいはほぼ無い，とみられている，しかし慎重に検討する上でその可能性を否定すべきでない，という可能性の高低に大きな差がある中で，＜多発＞ばかりを強調するのは両論併記というよりはむしろ偏った主張になる．

cwt @clear_wt

@sasakitoshinao @toriiyoshiki あくまで，多発見という状態ではあるものの（事実），過去の知見や現状の調査にもとづけば多発である可能性は低いという＜現在のコンセンサスに近いものを基調とし＞，その上で多発である可能性についても完全に否定されていない，という厳密さを追うものならば誰も批判しないでしょう．

cwt @clear_wt

@sasakitoshinao @toriiyoshiki 科学的な厳密さを追う場面での，＜完全に否定しえない可能性に対する慎重さ＞に対する誤認や，扱いのまずさ（否定してない＝その可能性の部分のみ強調されてしまう）をマスメディア等においてしばしば目にするので取り上げました． 以前の議論→　togetter.com/li/949652