プリパラ87話にまたしても精神を打ちのめされつつある話
- steelfan_kyoto
- 19864
- 15
- 1
- 1
あーあかん 結局横になっても寝れないので長文投げゆ 以下、緑風ふわりさんヘイト気味なのでミュートなりブロックなりよろ
2016-03-15 05:25:21「ファルルはレズに巻き込まれてしまった」っていうのを見たときは確かにって感じで笑っちゃったけど!!! 今回描写されたように、ひびきのファルルへの思いも本当なんだ ファルルはただの愛人じゃないよ!!
2016-03-15 00:24:441.RTの津々さんの言っていることはよく分かるし実際その通りだと思うのだが、正直、事ここに至ると「ひびきがファルルをどう思っているか」は最早たいした問題ではない。ひびきの内心如何に関わらず、ファルルのアイデンティティは回復不能なまでに毀損されてしまったからである。
2016-03-15 05:26:502.先週のふわりさんの「ナチュラルに考えて?」以降、ファルルは自身のボーカルドール性を自ら否定してひびきを拒絶した。他の皆がよってたかって否定していたのも大概ひどいが、自分自身でも否定するよう仕向けられてしまったというところが決定的である。
2016-03-15 05:27:093.以前ヴァルキリードライヴの考察でも引用したが、飯島愛の「一度自分を安売りしてしまったら一生自分を大事にできなくなる」という言葉を再び引く。ファルルはこの後の生涯ずっと、自分自身につけたあの評価を引きずって生きていかねばならないのだ。
2016-03-15 05:27:314.今のファルルの精神は例えるならばヒビ割れて崩れるのを待つだけの陶器だ。仮に後からひびきが友情という名の水を注ごうとしても、彼女はそれをまともに受け止めることが出来ない。おそらく、二度と。
2016-03-15 05:29:075.ここで少し話を換える。飯島愛はAV女優からタレントに転じて自らのアイデンティティを再建できたわけだが、それが何故可能だったかといえば、「自分を不当に安売りしてしまった」という自覚があったからだ。翻ってファルルの場合はどうか。
2016-03-15 05:29:38例えひびきとふわりがツーショを送ってこようとパルプスに咲くマーガレットの写真を送ってこようとファルルはニコニコしてありがとうしか言わないしそれを見ていいな私も見てみたいなと外に出るという事に憧れを抱くことはあってもひびふわに対しては何の感情も抱かない
2016-03-15 01:47:156.このRTにあるとおり、ファルルがあの自己否定を「不当な過小評価だった」と認識できる切欠は与えられそうにない。自覚がないものは覆しようがないのだ。
2016-03-15 05:30:437.何が辛いって、この残酷な描写が尺不足や脚本のミスなどではなく、一貫した意図の下に描かれているに違いないのが辛いのだ。今思い返せば、二期でのボーカルドール絡みの話はたいていここへ繋がるように出来ていた。そしてこれは、あるいは三期への繋ぎも含んでいるのではないか。
2016-03-15 05:31:358.三期の謎の赤ちゃん:ジュルルの正体がファルルの転生体ではないかという説がまことしやかに囁かれている。これがもし正しいとしたら……? (以下の話は、この説が正しいという前提で展開されます。間違っていたらsteelfanのばーかばーかと罵ってやってください)
2016-03-15 05:32:099.また少しだけ飯島愛の話に戻る。人間がアイデンティティクライシスに直面したとき、これを乗り切るための強力な武器が存在する。「幼少期に親から受けた愛情の思い出、そこからくる自己尊重の感情」である。そう、ファルルに決定的に欠けているものだ。
2016-03-15 05:32:3110.生まれが親のない機械である上に、あまりにも長く一人の時を生き過ぎたファルルが後からこれを手に入れるのはほとんど不可能に近い。ひびきとらぁらはそれを与える寸前のところまでいったが、その機会は永久に失われてしまった。
2016-03-15 05:33:4011.先ほどの陶器の例えをもう一度引こう。ひとたびヒビの入った器は二度とは元に戻らない。どうしても戻したければ……一旦粉々にして土に還して焼き直すしかない。 pic.twitter.com/jg43qdqxwO
2016-03-15 05:38:4812.最終話で、ファルルは人間になりたいと望むのだろう。自ら下した(下すよう仕向けられた)ボーカルドール性への否定的評価に基づいて。そして人間の赤子として産まれ直し、らぁらの愛情を一身に受けて育つのだ。いずれできるであろう人間の友人達に囲まれて。
2016-03-15 05:41:0713.こうして俯瞰すると、この残酷な物語に一本の芯が通る。「改心前のひびきやファルルのように孤独に生きようとしてはいけませんよ」という、女児たちに向けたメッセージだ。
2016-03-15 05:41:26