編集部イチオシ

薬学たんと花粉症と小青竜湯

私、薬学たんが小青竜湯についてお話したものです! 小青竜湯は花粉症に対してよく用いられる漢方薬です!
23
薬たんでした@卒業済 @Yakugakutan

花粉症に効く漢方薬の話をしなさい、と天の声が聞こえてまいりました薬学たんです こんばんは!

2016-03-15 20:58:00
薬たんでした@卒業済 @Yakugakutan

というわけで、近いうちに花粉症に効く漢方薬の話をします! 漢方クラスタには、きっとあの薬だなと分かってしまっているかも知れませんが、他のお薬との鑑別も用いてなるべく分かりやすくお話するつもりです!

2016-03-15 21:01:46
薬たんでした@卒業済 @Yakugakutan

日時は決まっていませんが、原稿ができ次第お話しようかなと思っております! 連ツイした後はまとめにして宣伝を流すので、良ければのぞいてみてください♪

2016-03-15 21:04:08
40分後
薬たんでした@卒業済 @Yakugakutan

花粉症の漢方薬についての原稿が出来てしまった…… (所要時間40分強)

2016-03-15 21:40:27
薬たんでした@卒業済 @Yakugakutan

というわけで、今お話しますね笑

2016-03-15 21:43:51
薬たんでした@卒業済 @Yakugakutan

こーんばーんは! 薬学たんですっ! 花粉症に効く漢方薬の連ツイ出来たので、少しお話します♪

2016-03-15 21:46:25
薬たんでした@卒業済 @Yakugakutan

まず、ズバリ言っておきます 花粉症でしたら、ほとんどの場合小青竜湯(しょうせいりゅうとう)という漢方薬を飲めばOKです これからその小青竜湯について少し解説し、小青竜湯じゃない方がいいパターンについてお話しますね!

2016-03-15 21:48:05
薬たんでした@卒業済 @Yakugakutan

小青竜湯は、虚実中間証向けで水滞の太陽病向けのお薬です……と言ってもサッパリ何が言いたいのかわからないので…… 虚実中間証というのは、体力が中程度の方という意味で、 水滞というのは、体の中の水分が一部分で滞ってしまうことで、 太陽病というのは、病の引き始めという意味です!

2016-03-15 21:49:25
薬たんでした@卒業済 @Yakugakutan

虚実中間証は、陰陽虚実論 水滞は、気血水 太陽病は、六病位という考え方にそれぞれ基づく用語です! 今回は細かい説明は省きますね 詳しく知りたい方はリプライで聞いてください♪

2016-03-15 21:51:27
薬たんでした@卒業済 @Yakugakutan

というわけで、 体力が中程度の方が、くしゃみや水っぽい鼻水、咳、痰、鼻づまり、喉の痛みを訴えており、それらが慢性化していない時 に小青竜湯が使えるということになっています! ほら、花粉症にピッタリでしょ?♪

2016-03-15 21:52:58
薬たんでした@卒業済 @Yakugakutan

あと漢方ガチ勢向けに言えば、胃部振水音も診断の基準になります! 横になってもらって、胃の辺りを軽く叩くとポチャポチャと水の音がすると、小青竜湯かなと考えられます 水滞のサインとなる徴候ですね!

2016-03-15 21:54:20
薬たんでした@卒業済 @Yakugakutan

小青竜湯には 半夏(はんげ) 甘草(かんぞう) 桂皮(けいひ) 五味子(ごみし) 細辛(さいしん) 芍薬(しゃくやく) 麻黄(まおう) 乾姜(かんきょう) といった生薬たちが入っています! ひとつひとつ語ることも出来ますが、愛情溢れて時間をかけてしまうので割愛…… #漢方オタク

2016-03-15 21:56:19
薬たんでした@卒業済 @Yakugakutan

さて、ここまで小青竜湯の説明をしてきました! 最初に言ったように、花粉症であれば大体はこの小青竜湯を飲めば良いと考えられます! そしてこれから、小青竜湯じゃないのを使うべきパターンを紹介します

2016-03-15 21:58:42
薬たんでした@卒業済 @Yakugakutan

花粉症に対する漢方処方を考える時、小青竜湯じゃない方が良さそうなのは ・慢性化して蓄膿症とかみたいな感じになっている時 ・よほど虚証で冷えが強い時 ・胃腸が弱っていたり、高齢や持病の関係で麻黄を避けたい時 この三パターンくらいだと思います!

2016-03-15 22:02:49
薬たんでした@卒業済 @Yakugakutan

まず慢性化して蓄膿症っぽくなると、水っぽい鼻水ではなく、黄色や緑っぽい鼻水になってきます! それに、小青竜湯は太陽病(発病初期)向けであるため、慢性化した場合、小青竜湯は合いません そういう時は葛根湯加川芎辛夷がいいと思います

2016-03-15 22:05:35
薬たんでした@卒業済 @Yakugakutan

葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)は、葛根湯に血と気の巡りを良くする川芎と鼻炎に効く辛夷を入れて、蓄膿症や慢性鼻炎に特化したイメージの薬ですね あとは、チクナインの名前で有名な辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)もいいかもしれません!

2016-03-15 22:07:01
薬たんでした@卒業済 @Yakugakutan

よほど虚証で冷えが強いなら麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)が良いでしょう 虚証とは体力の無い方のことです 体が弱っているというイメージですかね そういう方を附子や細辛の力でガッツリ暖める感じのお薬です

2016-03-15 22:09:54
薬たんでした@卒業済 @Yakugakutan

麻黄附子細辛湯もやはり水っぽい鼻水や痰、鼻づまり、喉の痛みがある時に使えますね ただ、個人的には普通の花粉症ならよほど虚証でない限りは小青竜湯でいいと思います…… 体力が相当消耗していて、冷えが強い時の花粉症なら麻黄附子細辛湯です!

2016-03-15 22:11:46
薬たんでした@卒業済 @Yakugakutan

で、 ここまでのお薬には麻黄(まおう)という生薬が入っています! 麻黄は喘息の西洋薬として使われるエフェドリンを含むことから分かるように、呼吸器系の症状に強い生薬だからです! 交感神経を刺激し、気管支拡張の他に発汗などの作用もあるので、汗をかいて病邪を追い払う系の薬にもよくいます

2016-03-15 22:13:23
薬たんでした@卒業済 @Yakugakutan

しかし、交感神経や中枢神経に働きかけるという性質上、高齢者の方や心臓病、高血圧を罹患している方にはちょっと注意して服用してもらう必要があります 病状の悪化につながると困りますからね そこで、苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)です

2016-03-15 22:14:54
薬たんでした@卒業済 @Yakugakutan

苓甘姜味辛夏仁湯には 茯苓  甘草 乾姜 五味子 細辛 半夏 杏仁 が入っています♪ 名前の通りですね笑 水っぽい鼻水や痰、咳などがある方に使える処方ですが、麻黄を含んでいません!

2016-03-15 22:17:01
薬たんでした@卒業済 @Yakugakutan

体を温める作用の強い乾姜や細辛があることから分かるように、このお薬も冷えが強い方に向いてます! 麻黄が使えない場合は、薬局の薬剤師さんに相談するなどして、この苓甘姜味辛夏仁湯を使ってみましょう♪

2016-03-15 22:20:42
薬たんでした@卒業済 @Yakugakutan

あとは、柴胡(さいこ)という生薬を含む処方(柴胡剤と呼ばれます)を長期間服用することで体質改善を図る方法もあります たぶん漢方薬の専門医なら小青竜湯などと一緒に柴胡桂枝湯あたりを処方して花粉症を根本的に治そうとするかなと思います!

2016-03-15 22:22:31
薬たんでした@卒業済 @Yakugakutan

どうでしょう? あまり知られていないかもしれませんが、花粉症とかって、実は結構漢方薬の得意とする症状なんですよ♪ 花粉症に悩んでいる方! 今年は漢方薬に挑戦してみては? 以上です!

2016-03-15 22:24:07
残りを読む(17)

コメント

科技アカウント @kagimatome 2016年3月16日
「乾姜」が入っている点で、「生姜」が入っている葛根湯とは違うのだと分かるのですが、どうもこの乾姜と生姜の違いについて、よくわからないんです。あるページによれば、文字通り乾姜は乾燥した生姜で、生姜は生の生姜ということだそうですが、粉末の漢方薬に含まれている生姜はどう考えても「乾燥した生姜」だと思うのです。また、乾姜よりも熱を掛けて乾燥させた「わい姜」というのもあるそうで、ますますわかりません。
0
薬たんでした@卒業済 @Yakugakutan 2016年3月17日
kagimatome 乾姜と生姜の違いについてですが、中医学と漢方医学(中国生まれ日本育ちの医学)とで解釈が異なるため、混乱が生じているのだと思います……! これについては、現在作成中の連ツイで言及しているため、そちらで解説したいと思います!
0