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2016-03-13「原発のない社会へ びわこ集会」井戸謙一弁護士 基調報告

2016年3月13日に滋賀県大津市膳所城跡公園で行われた「原発のない社会へ びわこ集会」における井戸謙一弁護士の基調報告書き起こしです(語調・繰り返しなどは適宜修正してあります)。 井戸弁護士は住民側弁護団長として、3月9日に大津地裁で高浜原発3・4号機運転差止め仮処分決定を勝ち取りました。
議事録 高浜原発 井戸謙一 仮処分 大津地裁
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畠山元彦 @MuiMuiZ
2016/03/13 【滋賀】原発のない社会へ 2016びわこ集会 ―基調報告 井戸謙一・福井原発訴訟(滋賀)弁護団長(動画) iwj.co.jp/wj/open/archiv… via @iwakamiyasumi

むいむい @MuiMuiV
.@MuiMuiZ 井戸弁護士基調報告:史上はじめて司法の力で現実に動いている原発が止まった(拍手)。画期的なこと。これは勇気を持って申立人になった人たち、それを支えた人たち、全国で原発ゼロを希求するたくさんの人たちの力の賜物。みなの想いが裁判官の魂を揺さぶったのだと思う。
むいむい @MuiMuiV
:さっそく右翼ジャーナリズムが攻撃している。産経新聞は「常軌を逸した地裁判断だ」と見出しに書いた。しかし山本裁判長はそうしたことを織り込み済みだったろう。批判され攻撃されても、自分の判断を多くの市民が支持してくれていると思ったからこそ思い切った判断ができた。
むいむい @MuiMuiV
:だから、これは日本中の原発のない社会を希求している力の賜物だということをまず確認したい。

むいむい @MuiMuiV
この決定の特徴を2点だけお話ししたい。 ①今までの多くの裁判例では、電力会社が立証すべきことは「安全基準に合致しているという判断を得た」ということだけだった。
むいむい @MuiMuiV
:だが今回の大津地裁決定はそれだけではダメだと、大変な事故を経験したのだから、それにより規制内容がどう厳しくなり、新しい規制内容に関西電力はどう応えたか、裁判所にわかるよう説明すべきとした。
むいむい @MuiMuiV
:福島の経験を踏まえそういう新しい枠組みを作った。そして、それをしていないことが差し止めの大きな理由となった。
むいむい @MuiMuiV
:振り返って考えると、福島地裁の(差し止め決定を行った)樋口裁判長は福島の経験を踏まえ、万が一にでも同じようなことが起こる危険があるのであれば、裁判所は原発を差し止めなければならない。それをしないのは裁判所の責任の放棄だと言った。
むいむい @MuiMuiV
:一方、昨年の高浜原発仮処分決定を(異議審で)取り消した林裁判長は、福島事故の教訓をまったく判断内容に活かしていない。事実として福島事故が起こったことは決定の中に書かれているが、それがまったく判断内容で教訓になっていない。
むいむい @MuiMuiV
:こう考えるなら、裁判官が福島事故を真摯に捉え、どう教訓化して判断内容に取り込むか、その姿勢の有無が決定の結論を分けるのだということがよくわかったと思う。これがひとつ。
むいむい @MuiMuiV
②差止めの理由はいくつもあるが、一番大事なものは避難計画の問題だと思う。これがどれだけ重要な意味を持つかということを説明したい。
むいむい @MuiMuiV
:避難計画は、地方自治体に丸投げされている。国は責任を持つ立場で関与せず、規制委員会は設置許可を出すにあたってこれを審査の対象にしていない。(決定は)それが誤りである、避難計画を盛り込んだ規制基準を作ることは国の「信義則上の義務である」とまで言った
むいむい @MuiMuiV
:福島第一原発事故の後、実は「原子力基本法」という一番大事な法律が変わった。そこで新しく何が書き加えられたかというと、国民の生命・健康・財産を守ること、環境を保全することが法の目的であると、そしてそのために国際基準に則らなければならないと書いている。
むいむい @MuiMuiV
:国際基準とは何かというと、IAEAの深層防護(5層の防護)という考え方―― 1.トラブルを起こさない。2.トラブルを拡大させない。3.トラブルが拡大しても過酷事故に至らせない。4.過酷事故が起こってもできるだけ小さくする。5.それができなくても住民を適切な避難計画で住民を守る。
むいむい @MuiMuiV
:そしてこれらはそれぞれ独立していなければならないと考えられている。例えば、過酷事故に至らない対策が十分なされているから、過酷事故対策や避難計画はしなくてもよいという考え方は許されていない。
むいむい @MuiMuiV
:日本の安全基準は3.11前には3層までしか審査しなかった。なぜなら、日本では過酷事故が起こらないことになっていたから。だから4層の過酷事故対策、5層の避難計画は審査の対象になっていなかった。
むいむい @MuiMuiV
:これではだめだということで新規制基準ができたが、新規制基準では4層は取り込んだが、5層を取り込んでいない。過酷事故対策は審査の対象となったが、避難計画は対象となっていない。だから(新規制基準は)国際基準に則っていない。ということは、今の新規制基準は原子力基本法に違反している
むいむい @MuiMuiV
:住民の申し立てを却下する決定は、このことを説明しなければならない。
むいむい @MuiMuiV
:川内原発の(鹿児島地裁)仮処分決定――これは住民の申し立てを却下した――がどう言ったかというと、適切な避難計画は確かに要件であると、そして川内原発周辺の地方自治体はそれぞれ避難計画を立てており、それは合理的であり実効性があると。
むいむい @MuiMuiV
:しかし、そう思っている人はほとんどいない。地元の人は、こんなものはいざとなったら役に立たないとみな言っている。だから、極めて非常識な判断を鹿児島地裁はした。
むいむい @MuiMuiV
:では、昨年末の福井地裁異議審の決定はどう言ったかというと、関西電力は3層までの対策をしっかりしているので、過酷事故が起こることはまず考えられず、4層の過酷事故対策、5層の避難計画は審査しなくてもよいと。
むいむい @MuiMuiV
:これは関西電力の言い分通りだが、IAEAの5層の防護に反しており、原子力基本法に反する考え方。
むいむい @MuiMuiV
:いま裁判所が原発の運転を認めようと思うなら、この避難計画の問題について実効性のある避難計画ができているという非常識な判断をするか、それを審査しなくともよいという国際基準、そして原子力基本法に反した判断をするか、どちらかしかない
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