「忌録: document X」考察まとめ
誰かが言っていた「これからの怪談はルポ的な成分、アプローチが多くなって立ち位置を確立していくのかな」を改めて考える。 もしノン、残穢、忌録。 この辺を読むとその路線のパワーを痛感する。 やっぱ、一次データ、生を感じるものってすげえ怖えよ。 すぐそこに怪異を感じるから。
2016-03-10 01:32:38@chick_encho 忌録、早速購入して読みました。 面白かったけど、ドキュメンタリーとして色々気になる「分かりやすいポイント」が物申したくなるところも。 この手の書籍で印象強いのは「探偵 渡辺文男の怨霊調査報告書」 探偵ファイル絡みですが95年出版なのを考えると早い。
2016-03-10 14:39:33@mikagerobeppu 僕は今「忌避(仮)」まで読み終わって思ったことなんですが、これはドキュメンタリータッチの「実話怪談本」という立ち位置で読むものではないような気がしてきました。 いうなれば、読む「放送禁止」なのではないかと。
2016-03-11 21:17:20@mikagerobeppu 「事実である」とこの本が「言っていることが大事」といいますか、それを前提としてワクワク恐怖を求めると言いますか、そういう角度から書かれているのかなぁとふと考えました。
2016-03-11 21:19:01@chick_encho 「忌避(仮)」はライターの名前や話の展開含め確実にそういう風に作られてますね。騙されてもツッコんでも良い。 光子菩薩もオリジナリティがあって辟支仏や縁覚などの背景合わせて話として嫌いでは無かったです。
2016-03-11 21:26:44@chick_encho 一方で最初の「みさき」は元ネタあからさまだし、実在の事件だし、資料の強度も弱いしで「これはちょっと」という感じが。 残穢の凄みの一つは実話怪談としても強度が高く、殆どフィクションだとしても現実に通じる怖さがあるとこなので(比べちゃいかんかもしれませんが)
2016-03-11 21:31:29@chick_encho なんでこう……「ドキュメンタリータッチの大ボラ」なら大ボラらしく、「実話怪談」なら実話怪談らしくしてくれんかなぁというもどかしさがありました。 まぁこんなん言うと面倒臭いオカルト警察みたいでアレですがw
2016-03-11 21:36:00@mikagerobeppu ああwwたしかにそれはありますねw 映像で例えて申し訳ないですが「コワすぎ」ぐらいいっちゃってもよかったかもしれませんねw 資料強度はたしかに核であるように見えて、残穢ほどの強さは感じません。 難しいさじ加減かもしれませんが、電子書籍として
2016-03-11 22:19:24@mikagerobeppu できる、という新しいことに挑戦しようとしているところは大いに可能性を感じました。 色んな意味で実験作だったんでしょうね、これ。 個人的には、実は結構好きですw この勢いっていうか、荒削りな感じと言うかwやりたいことぶちまけたんだろうなっていうw
2016-03-11 22:20:34@chick_encho 基本的には私も嫌いではないですよww活字に画像や動画組み合わせるのもありだと思いますし、ジャンルとしての可能性を感じます。 まぁ忌避(仮)は絶対ツッコミ待ちだっただろうから「まんま映画の『ポルターガイスト』じゃねぇか!!」とは言わせて貰いますがww
2016-03-11 22:42:51@chick_encho ただ忌避も展開はまんまとはいえ沖縄の御嶽信仰(オリジナルはネイティヴアメリカンの墓地)と、終盤の穢土転生祭りを、現実に奇妙な進路を通った台風16号と一月前の地震による液状化現状を合わせてるんで、ちゃんと日本の怪談実話に落とし込む工夫はしてるんですよね。
2016-03-11 22:52:40@mikagerobeppu そう言うところも「放送禁止」を彷彿とさせるんですよ。実際のドキュメンタリーの作りに似せている放送禁止みたいに「ああ、こういうの聞いた事あるわ」っていうところを突いていて。 個人的には強度を上げる方向性より、突き抜ける方向の次回作が読みたいですw
2016-03-14 17:05:20@chick_encho 確かに序盤は大人しいドキュメンタリーで、そっから吹っ飛んだ方が好みではありますw POV作品群も大体そんな感じですしね。
2016-03-14 22:42:42@matunms3 忌録、家内が読んだらいくつか新たな疑問点が浮上した。 母親の行末がどうなったのか。 二回めの儀式には参加せず、最後のゾンビ祭りの時にも登場しない。 けれど、ライターに情報を教えたら二人めの霊能者らしき人が死んだ時にこれで関係者はいなくなった的なことが書いてある
2016-03-21 22:21:23@matunms3 これは津田信のフロッピーディスクを発見したおそらく第二のライターが書いたであろうメールの名前が「信田」になってる。 これは津田 信という名前と何か関係があるのか。 やっぱり二人めの霊能者は誰なのか、この辺が鍵なんかね。
2016-03-21 22:23:18@matunms3 それともう一つ、最後の跋文に津田信が「2月13日、沖縄から帰って〜」から始まる一文があるけれどこれがおかしい。 津田信は2001年9月12日から既に行方不明のはず。 だからこれは本来メールを2003年3月にやりとりした二人めのライターの名前でなければ合わない。
2016-03-21 22:32:44@matunms3 にも関わらず跋文の名前は津田信。 時期と著者があってない。 で、メールのやり取りを見てもその中で二人めのライターが津田信のフロッピーディスクを発見したくだりがあるからこっちもそう考えれば相対的に合わなくなる。 これはどう考えればいいのか。
2016-03-21 22:35:11@chick_encho 時系列としては、2001年9月が発端。2003年3月がメール。(この時点で信田さんは再凸済み?)。跋文が2月13日頃。となりますかね。ただ、跋文については年度が不明。
2016-03-21 22:59:10@chick_encho となると、順序としては沖縄→津田信の再取材及び跋文→メール→本文の掲載にあたってとなるかと思います。以上を踏まえて、筆者が何人いるのかという所がキーとなるのではないでしょうか。
2016-03-21 23:04:18@chick_encho 予想としては、沖縄にて遭遇したライター・津田信・信田さんの3人が順繰り追いかけた事件。フロッピーについても遭遇したライターと津田信作成の2枚が存在すると考えたほうが辻褄があうのではないでしょうか。
2016-03-21 23:09:44@chick_encho 津田信=信田さんと考えることも、可能といえば可能と思いますが、時間が1ヶ月ほど空いてるのが解せないですね。
2016-03-21 23:09:52@chick_encho あー。あと、気になった点としては、ゾンビ大群のテキストだけ「この物語はフィクションです〜」の記載があったことですかね。なぜわざわざあのファイルにだけ記載があるのかと。
2016-03-21 23:18:37