- uchida_kawasaki
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@s_hironobu 定格熱出力の1~5‰まで下がった後は、年単位でなかなか下がらないんだけどね。4GW位の炉だと、4~20MWの崩壊熱量になるので、炉心デブリが集まっていると馬鹿にできない。 で、人工岩盤で食い止められるかわかんないので、コアキャッチャーとか開発したのだけど。
2016-03-22 09:41:54炉心デブリが、集まらなかったら、人工岩盤で食い止めるのかもしれないが、確認のしようがなく、人工岩盤を抜かれると困るので、水を入れるのだが、格納容器の密閉性は無くなっているので、汚染水が漏洩するし、地下水が流れ込んで、汚染水が増え続けると言う事。
2016-03-22 09:50:16@uchida_kawasaki @s_hironobu 僕は、コリウムが圧力容器の背圧で押されて、格納容器ペデスタルにジェット噴射し、ダイレクトシェルアタックしたと考えているので、格納容器底部を破壊していると見ています。そこで止まって、水が抜けているんでしょうね。
2016-03-22 20:51:56@uchida_kawasaki @s_hironobu 70年代に懸念されたチャイナシンドロームは、地下構造物、地下地層中の水や地下水とコリウムが接触して、水蒸気爆発を起し大量の放射性物質を地上に撒き散らす事がその想定現象であって、文字通り地球の反対まで抜ける事は冗談なんです。
2016-03-22 20:54:33@uchida_kawasaki @s_hironobu 実際、チェルノブイルでも原子炉へ注水した水が、建家地下に溜まり、そこにコリウムが落下することで水蒸気爆発が起き、ウラル以西が壊滅する事をソヴィエト政府は恐れた訳で、だから水を抜く為に兵士が汚染水に潜って水抜き操作した訳です
2016-03-22 20:57:04@uchida_kawasaki @s_hironobu 兵士二人が炉心汚染水に潜って水抜き操作したけどうまく行かず、たしか、他の理由で水は抜けたのですが、次に問題となったのが、コリウムが建家を抜けて地下水に接触する事で生じる水蒸気爆発で、これもウラル以西が壊滅と予想された。
2016-03-22 20:59:04@uchida_kawasaki @s_hironobu そこで始まったのが、例の国中の炭鉱労働者を事情を伝えずに集めて始めた冷却用の炉心直下地下トンネル掘進で、これで炉心直下に液体窒素を通して地下水を凍結させ、一応の水蒸気爆発対策は完了したとされている。炭坑夫は坑道外で被曝。
2016-03-22 21:02:04@uchida_kawasaki @s_hironobu この後、4号炉3号炉建家、建家周辺の手作業による高放射能デブリ除去作業が始まり、それを終えた上で冬将軍当来前に石棺が完成。 チェルノブイルの収束作業の山は、やはり溶融炉心と水の接触を防止する事で、犠牲はここで出ている。
2016-03-22 21:05:06@uchida_kawasaki @s_hironobu 炭坑夫は40代までで半数が死亡したと噂されるし、せっかくアフガニスタンの地獄から生還した兵士も、炉心デブリ撤去作業でその後数多くが亡くなったと噂され、リクビダートルの犠牲も石棺建造までの作業に集中している訳。
2016-03-22 21:07:41@uchida_kawasaki @s_hironobu 要するに、やはりメルトダウンに続く、チャイナシンドロームと称されるメルトアウト現象の最大の危険は、水とコリウムの接触であって、それによる水蒸気爆発は国や大陸の半分を滅ぼす危機であって、80年代以降の原子炉開発の要ですね。
2016-03-22 21:10:42@uchida_kawasaki @s_hironobu 結局、第三世代プラス炉では、コアッキャッチャーと称する対策がとられたのだけど、要は、莫大な融解徐熱材料を仕込むか、大量の水で水蒸気爆発を押さえ込むかで、後者は、私にとっては親父直伝の濃硫酸の急速希釈法と同じ。
2016-03-22 21:13:43@uchida_kawasaki @s_hironobu 高温の物質が水と接触すると基本は水蒸気爆発するのだけど、比重が1を大きく超える場合は、大過剰の水に落とすと、水蒸気爆発する前に水に沈んで、水が大過剰ならば、水蒸気爆発を押さえ込んでしまうと言う荒技。これで格納容器を守る。
2016-03-22 21:16:56@uchida_kawasaki @s_hironobu 80年代から90年代にかけて、第二世代炉でメルトダウンが起こると、ダイレクトシェルアタックなどで格納容器が機能喪失し、ペデスタル突破で水蒸気爆発の危険が無視できない事から、第三世代プラス炉が開発された訳。
2016-03-22 21:18:46@uchida_kawasaki @s_hironobu チャイナシンドローム=チャイナアクシデントは、もともと原子力業界での業界隠語であって、その言葉自体は、ブラックジョークである事から、科学的厳密性に欠けるものの、第三世代プラス炉と第四世代炉の安全設計の基本となっている。
2016-03-22 21:22:20@s_hironobu 当年冬までにひとまず収束したチェルノブイルと異なり、収束には完全に失敗しましたね。失敗の仕方が、日中戦争か、ガダルカナルかインパールかと言った有り様で、現在も進行中です。
2016-03-22 23:55:49@s_hironobu マーク1は、メルトダウン事故への耐性が一番低い炉型なので、メルトダウンが、これほどに高確率で起こるのなら、マーク1もマーク1改良型も、即時全世界で閉鎖なんですよね。
2016-03-22 23:59:45