中教審の提言に関して

「大学院博士課程で“徒弟制度”や修士論文の廃止求める」という中教審答申に対する反応や、自分の感想など。 Slight_Brightさんのまとめの方が網羅的かもしれません。 http://togetter.com/li/95366 続きを読む
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Taro Sugihara @ts_pawn

「5年制の博士課程の2年修了時点で、特定の研究テーマについてまとめる修士論文を原則的に廃止。代わりに幅広い分野についてテストやリポート審査を行う「クォリファイング・イグザム」の導入を求めている」 http://goo.gl/w3H5c

2011-02-01 00:44:37
伊藤憲二 @kenjiitojp

これ、アメリカのPh.D.5年課程そのものではないか。 http://goo.gl/w3H5c

2011-02-01 00:54:33
伊藤憲二 @kenjiitojp

「代わりに幅広い分野についてテストやリポート審査を行う「クォリファイング・イグザム」の導入を求めている」 http://goo.gl/w3H5c。これは支持。ただ、これをやるなら学振のDCについても改革が必要ではないだろうか。

2011-02-01 00:55:58
伊藤憲二 @kenjiitojp

しかし、人文社会系のクォリファイング・イグザムって、やるほうもかなりシビアなんだけどな。急にやれって言ってできるものとも思えないのだが。http://goo.gl/w3H5c

2011-02-01 01:13:53
伊藤憲二 @kenjiitojp

私のところでは、自分の研究室で勝手に非公式にQualifying Examを導入している。この動きは、この非公式でやっていることをより正当化してくれ、専攻に対して説明しやすくしてくれるもので有難い。

2011-02-01 01:27:19
伊藤憲二 @kenjiitojp

でもアメリカ大学でもQualifying Examが結構楽なところもあるかもしれない。確か、ある大学の社会学科では、学位論文の研究計画をプレゼンするだけだったと聞いた記憶がある。うちの専攻で2年時の終わりにやっているのも基本的にはそれ。

2011-02-01 01:30:03
伊藤憲二 @kenjiitojp

実際、人文社会系でこれまで放任主義でやってきたところで修士論文を廃止したら、Qualifying Examは形式的なものでお茶を濁し、修論もないので、所によってはますます大学院教育が空洞化する可能性もあるかもしれない。でもそういう所は早々につぶそうという事かもしれない。

2011-02-01 01:45:48
伊藤憲二 @kenjiitojp

多分、徒弟制の弊害というときの徒弟制というのは、生物系実験系のことを念頭においているのではないだろうか…

2011-02-01 01:47:50
伊藤憲二 @kenjiitojp

もし大学院博士課程が研究者養成だけを目的にするならば、大学院定員を大幅に削減する必要がある。それをしないのであれば、ノンアカデミックキャリアに対応する博士課程の大学院教育が必要。そのためには、専門に特化しすぎない基礎力重視の教育が望ましい。それは大学教員養成にもプラスでありうる。

2011-02-01 08:42:16
伊藤憲二 @kenjiitojp

しかし、徒弟制度を廃止しても、雑用が消滅するわけではない。院生が対価を受取って仕事をするような形がおそらく望ましいわけだが、その財源はどこにあるというのだろう。

2011-02-01 08:47:16
伊藤憲二 @kenjiitojp

日本の大学院をこれまで通り研究者養成に特化する、という選択肢はもちろんありうると思う。ただ、それなら、大学院の規模は縮小。学部のほうも拡大することはあり得ないので、現在職にあぶれている優秀な研究者志望の博士の活躍する場所が無くなってしまうだろう。それはもったいないと思う。

2011-02-01 09:02:31
Hideyuki Hirakawa @hirakawah

中教審の答申、米国流の大学院教育を模範にしてるんだろうが、実現するには教員の授業担当コマ数大幅削減、TA制度等の充実、ラボのテクニシャン(技術員)等研究補助職の充実など、システム的要素が沢山必要なわけだが、属人/達人主義で財政逼迫の日本では単に教員個人の労務が増えるだけの予感。

2011-02-01 12:23:45
伊勢田哲治 @tiseda

わたしの場合は「クオリファイイング・エグザム」(メリーランドではfield examとよんでいたが)4時間耐久テスト×2だった。膨大なリーディングリストが入学と同時にわたされ、各授業で読むリーディングと並行してfield exam用のリーディングもやっていた。

2011-02-01 04:10:02
伊勢田哲治 @tiseda

しかしこの制度を導入するにはまず教員の側がリーディングリストを作るために自分でリーディングリストをこなさないといけない。バランスのとれたリーディングリストを作るには教授陣もある程度の陣容がないと無理。http://goo.gl/w3H5c

2011-02-01 04:14:54
伊勢田哲治 @tiseda

4時間耐久テストの解答いまだにウェブ上にさらしてた。http://bit.ly/h6tDKk http://bit.ly/fB6xDx 

2011-02-01 04:19:41
spıʞuıds @spinkids

http://中教審による大学院教育に関する答申の原文.はこちら.jp ニュースだけ読んでも、孫引きですから、引用部分が限定されたり、文脈が排除されたりするので、解釈には注意が必要ではないでしょうか。平成17年度の改革案を踏まえながら、読み解くことが大切だと思うのですが…

2011-02-01 01:44:26
しねはさん@がんばらない @r_shineha

やはり、みな中教審の元ネタ探しに苦労しているようだ・・・こちらの情報を教えていただきましたので、再掲~ RT @spinkids: @r_shineha http://中教審による大学院教育に関する答申の原文.はこちらです・・・ http://bit.ly/hRFSXH

2011-02-01 02:02:25
spıʞuıds @spinkids

@r_shineha いいえ。あ、正確には昨年12月16日の配布資料で、Webでの公表が今年1月27日です。すみません、訂正します。

2011-02-01 01:48:10
千葉のイニエスタ @chibanoiniesta

研究者としての適性を一番わかりやすい形で判断できるのが修士論文執筆だし、修士論文重視のスタイルは幅広い知識を詰め込むタイプの欧米型の修士課程よりも良いところはたくさんあった。改革が必要なのはむしろ博士課程のほうじゃないか。授業料とっているのに放任し過ぎ。 [小田原駅の近くだよ]

2011-02-01 01:35:32
Takashi Izawa @drydeniana

「徒弟制度」廃止、修論廃止とかいう中教審答申が話題になっているが、どうもこの手の話は自然科学系がモデルになっているようで、違和感がある。少なくとも私は指導教員の研究を手伝ったことはないし(読書会は一緒にした)、私の知る限りTMU英文に院生に研究を手伝わせる教員はいなかったはず。

2011-02-01 01:39:47
nasastar @nasastar

今回の答申案のポイントは、産官学連携強化。これは90年代から続く大学院改革の総決算。産業界が利用しやすいように、大学院を変える、そのための命令書、という位置づけ。

2011-02-01 08:15:50
nasastar @nasastar

(承前) 産業界との連携強化に、民主党政権が掲げる、新しい公共や理系博士課程修了者完全雇用、新成長戦略といった政策課題がプラスされたもの。産業界の利害、政府の思惑が、大学院が背負うという感じ。

2011-02-01 08:19:23
nasastar @nasastar

(承前) コースワークやクオリファイ・イグザムに関しては、議論の流れを見ていると、産業界からの要請が強い。これは既に企業が抱えている学卒、修士卒の研究者に手っ取り早く箔(学位)をつけるため。あるいは若手研究者がアカデミズムに染まる前に、企業に来てもらうため。

2011-02-01 08:26:06
nasastar @nasastar

(承前) 最終的には高度化されたネオリベラル・アーツ。キメラみたいな「文系」教科群が形成されるのでしょう。例えば、先端医学を支えるために倫理学と法学と文化人類学の学知を活用するみたいな。

2011-02-01 08:45:55
nasastar @nasastar

(承前)コースワークも実はどこも導入されている。実質化していないだけで。例えば千葉大学だと98年から導入されている。おかげで僕は学部から引き続き若桑みどりさんの演習を受けられたし、土屋さんや長谷さんの演習にも顔を出せた。教員がちゃんとやればいいだけ。

2011-02-01 08:53:45
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コメント

lastline@オバケ👻フィット @lastline 2011年2月1日
博士が企業に就職できない云々は、マッチングする業種が日本に無いってことなんだと思うなぁ。これってビジネスチャンスになりませんか
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あいおん @aion_a_rap 2011年2月1日
まだ出ていないようなので関連資料→http://goo.gl/xvKPU (大学分科会第94回資料,pdf),http://goo.gl/LNUSx(中長期的な大学教育の在り方に関する第二次報告),http://goo.gl/163zt(大学院部会,pdf)
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ヨートゥーン @jotun82 2011年2月1日
答申の内容に関しては、ウェブへのアップロードが遅れただけで、産経の記事自体に誤りがあったわけではないので、そこの所については訂正を。(産経新聞に対しては謝罪をw)
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