金融政策限界論について、また黒田総裁の増税スタンス

金融政策の限界を認めなかったせいで市井リフレ派の増税批判論陣は根本的に破綻していた、という話と、いかに黒田総裁が消費増税に前のめりだったかという話。
金融政策 経済学 飯田泰之 リフレ派 日銀 財政政策 黒田東彦 経済 田中秀臣
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ナょωレよ″丶)ょぅすレナ @rna
クルーグマンの言う「金融政策には限界がある」=金融政策は間違い、でも、=金融政策はやめるべき、でもないからね。そういう曲解する人が多いからクルーグマンは転向してないって言ってたんだけど。
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
きちんとクルーグマンと同じ意味で「金融政策に限界がある」と言っていた人も、いっしょくたに非難されていたというのが実態では。 また、正しい意味の「金融政策の限界」について、リフレ派界隈は、ごまかしつつ暗に否定していたように思える。 twitter.com/rna/status/712…
ナょωレよ″丶)ょぅすレナ @rna
@motidukinoyoru 「バーナンキの背理法」とかそういう誤解を招く余地はあったかもしれないですが、あれは人為インフレ不可能論に対する反論ですからねぇ… 総理周辺は金融政策を過信していましたが、リフレ派の大勢は、少なくとも財政のブレーキは踏むな、だったと思います。
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
@rna 拙記事『金融政策が有効か無効かという議論が重要である理由』 ⇒ amba.to/1YLf5ky で解説したが、「金融政策に限界あり」という見解を陰に陽に認めないリフレ派の態度は、金融政策の過信を強化し、結果的に緊縮財政への応援と化していた。
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
@rna 財政政策の同伴が不可欠という見解は金融政策に限界ありという見解からしか導けない。金融政策に限界がないなら、金融政策で相殺可能と考えるべきだし、実際黒田や浜田のような実務リフレ派は当時そう発言した。 市井リフレ派は金融政策の限界を認めてそれに対する反論をすべきだった。
ナょωレよ″丶)ょぅすレナ @rna
@motidukinoyoru リフレ派の多くは温度差はあれ反緊縮だと思ってましたが… (僕の観測範囲がリフレ左派〜中道(?)に偏っているせいかも) とはいえ、財政か金融か、で見ると金融を重く見過ぎたというのは、金融軽視の風潮への反動もあったとはいえ、反省すべき点だとは思います。
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
@rna そもそも「反緊縮」というのも厳密には誤った見解なのである。 「反緊縮」テーゼはケインズ主義2.0がよく説明しているが、含意として「金融政策が効くから、財政は足を引っ張らなければいい」もっといえば「財政刺激はのちの緊縮を生みがちだから控えるべきだ」と主張するものである。
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
@rna しかし、クルーグマンが主張したように(参考ameblo.jp/nakedcds/entry…)、期待政策を含め金融政策に限界があるとわかっている以上、財政出動は不可欠になるはずである。にも拘わらず、市井リフレ派は長らく「反緊縮」という半端で、且つ誤った戦略を提唱し続けた。
ナょωレよ″丶)ょぅすレナ @rna
@motidukinoyoru 田中秀臣氏、飯田泰之氏、松尾匡氏あたりは反論していたと記憶しています。黒田氏については立場上公式に弱気な発言をしにくいのはあると思いますが政府には強く働きかけるべきでした。浜田氏は日和ったんでしょう… 彼はもうアテにならないと思ってます…
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
@rna 問題は消費増税そのものへの反論ではなく「金融政策の限界を認めて」という部分である。 彼らが厳密な意味で「金融政策の限界を認め」ていたことはおそらくないと思う。そもそも積極的な財政出動が”不可欠”(有効、ではない)と考えていたようには思えない。
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
@rna そもそも黒田日銀総裁は、一番消費増税に前のめりだった人物。 「消費増税しなければ財政ファイナンスとみなされ、国際信用を失う」と公言していた。nikkei.com/article/DGXNAS… これは日銀総裁から「消費増税を見送るなら緩和は続行不可能」と通告されたに等しい。
ナょωレよ″丶)ょぅすレナ @rna
@motidukinoyoru 限界がないなら消費税増税には追加緩和でOKになるわけで、限界は認めているのだと思いますが… まあ、確かに財政のブレーキ踏むなという声に比べてアクセルもっと踏めという声が弱かったのは事実でしょうね。
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
@rna しかし彼らが金融緩和の限界を明示的に認めたことはないし、むしろ「金融緩和に限界がないこと」に依拠したケインズ主義2.0(by野口旭)の礼賛を続けているのでは。 アクセルをもっと踏めという声が弱いというより、アクセルをもっと踏むべきだと彼らは元々思っていなかったのでは。
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
@rna 現在、市井リフレ派が財政出動をあえて主張する風潮があるが、あくまで「消費増税のせいで必要になった(本来必要な施策ではなかった)」というスタンスであるように思える。 ケインズ主義2.0(財政刺激は、後の緊縮を呼ぶのでむしろ不要)という見解を踏襲したもの。
ナょωレよ″丶)ょぅすレナ @rna
@motidukinoyoru この会見ですよね。ちょっと誤解があるのでは。boj.or.jp/announcements/… 2回質問があって、最初は中長期的には財政健全化しないと国債金利が上がって金融緩和に悪影響という話で…
ナょωレよ″丶)ょぅすレナ @rna
@motidukinoyoru …2回目の質問で記者がそれを消費税増税先送りの影響と受け取ってしまっていて、もう一度分かりやすく説明を、と言っています。そこで黒田総裁が記者の前提(たぶん誤解)をスルーしたまま説明を繰り返してしまって、誤解を招いたんだと思います。
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
@rna 『「脱デフレと消費税増税は両立するか」というご質問だと思いますが、私は、両立すると思っています。』『財政規律が緩むということがあると、間接的に、金融政策の効果に悪影響を及ぼす懸念がある』
ナょωレよ″丶)ょぅすレナ @rna
@motidukinoyoru 僕はここは黒田氏の失言(というかつっこむべきところでつっこみ損ねた)と解釈しました。消費税増税に前のめりというよりは、終始消費税のことは政府が決めることだからと逃げ腰という印象でした。
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
@rna 『財政ファイナンスではないか、という疑念が持たれると、国債金利に影響が出て、「量的・質的金融緩和」の効果が減殺される惧れがあります。』 これらの発言を総合して、「黒田総裁は消費増税先送りに、財政ファイナンス懸念の点から反対している」と解釈するのはごく自然なこと。
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
@rna 私は逃げ腰とは思わない。 「消費増税による負影響は限定的」「財政ファイナンス懸念払拭のため財政再建が必要」という主張の強調は、日銀総裁という立場からの最大の消費増税アシストであり、もっと言えば消費増税しろ、という脅しに近いものがある。
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
@rna 実際、最近の会見では、消費増税先送りのリスクに対して(一般論という形でも)発言しないという形でトーンダウンしている。 asahi.com/business/reute… これは黒田総裁及び日銀のスタンス(消費増税をあくまで求めるスタンス)の変更と見ることが出来るだろう。
ナょωレよ″丶)ょぅすレナ @rna
@motidukinoyoru 「「増税を予定通りやるべきではない」という声が出ていることについて、どうお考えなのか」に対して、景気条項を踏まえて「経済動向をみることは当然」と回答しているので中長期的な財政健全化を理由に増税に反対しているわけではないと解釈しました。
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
@rna 『その上で、一般論として申し上げれば、大幅な財政赤字が続き、既に政府債務残高が極めて高い水準になっていることを踏まえると、政府において、 今後の財政健全化に向けた道筋を明確にし、財政構造改革を進めていくことが極めて重要であると思っています。』 これが極めて重要な部分。
ナょωレよ″丶)ょぅすレナ @rna
@motidukinoyoru 確かに「増税を前提に粛々と」から比べればトーンダウンには違いないと思います。
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
@rna また、財政規律の緩みがすでにあるのでは、という質問に対して「中期財政計画はしっかりしている」という趣旨で反論しているが、これは逆に中期財政計画を守って消費増税しない場合は財政規律が緩んでいると日銀が判断する、というメッセージにしかならない。
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