デザイナーとプログラマーの友人が、いまはいちばん頼りになる。いままで一度も「編集者の友人がいてくれて頼りになる」と言われたことがないのは、きっとあまり頼りにならないからだろう。
2010-03-14 07:34:45出版業界崩壊(あるいは再構築)後の、編集者やライターの再就職=キャリア設計問題。これ、本気でとりくまないと大変なことになると思う。わがこととしても。
2010-03-14 07:36:282年前に「路字」をはじめたのも、コミュニティと編集、という組み合わせに新鮮さを感じたから。同じ理由で、最近は企業との仕事も楽しい。企業もひとつのコミュニティであり、外からの視線による編集をもとめている。
2010-03-14 07:37:32「○○を編集する」、の○○に相当するものをどんどん広げていけば、いくらでも編集者の仕事は存在すると思う。むしろこれまでの出版の世界の外に。
2010-03-14 07:39:36編集とは、人やコミュニティや集団がもつ価値を、当事者の意思を超えて無意識のところまですくい取り、可視化してプレゼンテーションすること。そのためのパッケージ化を、デザイナーやエンジニアと協業で行うオルガナイザーであること。
2010-03-14 07:44:51そう考えたら、「編集」の仕事はまだまだたくさんある。そういう仕事をするときは、「編集者」という肩書きではないほうがいいのかなぁ。一般的に、そういう仕事はなんと呼ぶのだろう。
2010-03-14 07:46:04@ayafujii 出版というと、どうしても「本」のイメージが強いけれど、最近はアウトプットを「本」だけでなく、多様なものにできたらと考えてます。コンサルタンティングだけだとギャランティされないことが多いので、制作指揮にくわえ、原稿書きなどの実務をすることが多いです。
2010-03-14 08:07:53これからの編集者は、1)出版企画をビジネスとして成功させ、レベニューシェアで編集印税を得る 2)広義のコミュニティのオルガナイザーとなり、営利目的以外の価値で対価を得る、の二つに分化していくのではないか。個人的には、後者として機能する領域を拡大したい。
2010-03-14 08:19:24たとえばいろんな企業と仕事をしてみて思うのは、彼らが驚くほど自分たちのもっているメディア的な価値に無自覚であること。自己評価と外からの評価において、外からの評価が高い場合、それを可視化してあげることは、むしろクライアント自身にとって意味をもつ。
2010-03-14 08:21:26そういう意味ではたしかに編集という仕事はコンサルティングに近いかも。もちろん、コンサルだけではお金がもらえないので、メディアをつくる。実際になにかをつくってみないと、分からないことのほうが多い。
2010-03-14 08:24:24「路字」も、フリーペーパーをつくることは目的ではなくて、町にコミットするための手段だった。メディアをつくることで、目に見えないコミュニティを可視化させることができる。それは「マガジン航」も同じ。ウェブやフリペのいいところは、スタートアップの容易さにある。
2010-03-14 08:27:12@solar1964 成程~です。ただ、ユーザー側のリクエストに応えるとの行為からは、(消費者となる)ユーザーに対して新たな気づき(発見、欲求、喚起、・・・)を与えることは難しそうかと。(ビジネス的拡がりと継続性の観点?からです。)
2010-03-14 08:25:57@ts3ts3 そうなんですよ。発見が多いのはむしろ外から関わるこちらのほうで、リクエストの主体は、まだまだできあがった「モノ」に目が行きがちです。ただ、具体的なコラボレーションの過程で、現場の人が刺激を受けてくれるケースが多いですね。
2010-03-14 08:29:43プロモーターはいかがでしょうか?RT @solar1964 そういう意味ではたしかに編集という仕事はコンサルティングに近いかも。もちろん、コンサルだけではお金がもらえないので、メディアをつくる。実際になにかをつくってみないと、分からないことのほうが多い。
2010-03-14 08:28:23@ts3ts3 横文字でない言い方があるといいのですが、なかなか思いつきません。最近よく耳にする「ファシリテーター」という仕事に、いちばん近いとは思います。コミュニティ・メディア・ファシリテーター、とか。
2010-03-14 08:35:26@solar1964 漫然と専門書をつくっているだけの編集者です。コミュニティの場を提供する編集、具体的にどんなものをいうのでしょうか。興味津々です。
2010-03-14 08:37:37@05210205 編集者としては、企業や地域といった目に見えるコミュニティを想定しています。でも、人文書とか文芸書は元々「目に見えない読者のコミュニティ」を組織する仕事ですよね。この分野では、ぼくはむしろ批評の書き手としてかかわりたいと思っています。
2010-03-14 08:41:16小さなメディアをつくってみることが、コミュニティにとって最大の健康診断になる、というようなキャッチフレーズを考えてみた。
2010-03-14 08:42:47いずれにしても、出版業界内部で「編集」の価値が暴落している以上、編集者は活路を出版ビジネスの外部に(も)見出すべきだと思う。「編集」という言葉ではうまく伝わらないかもしれないが、ニーズは間違いなくある。
2010-03-14 08:49:32@solar1964 さすらいの編集者ですね。コミュニケーション不足の地域(都内のアパートとか)にコミュニティの場を提供することが治療?違ったらすみません。
2010-03-14 08:49:45@05210205 路字の場合、そうですね。意外と、お店同士の横の交流がないんですよ。フリーペーパーでカフェや古本屋同士をつないで、そこに「町」としての自意識を発生させる、という方法を考えました。
2010-03-14 08:52:04小学校や中学校で、メディアづくりの授業をしたり、子ども自身がメディアをつくる面白さを知ってもらうような仕事をしたいな。受け手としての「メディアリテラシー」教育ではなくて、つくる側にたったものを。最大のコミュニティ崩壊は、教育現場で起きていると思うし。
2010-03-14 08:54:33