♯絵文まとめ
@eclair_tumire1 (1/2) 怯えた目の彼女は、封じていた力を解放した。 花を散らし、涙に溶かしてしまう。 花だけでなく、色も空気も、その場にある全て。 自分では流せない涙で世界を溶かして満たそうとする。
2016-03-11 22:44:34@eclair_tumire1 (2/2) やめろと言われても自分では制御できない彼女を僕は抱き締める。 彼女を止めるためか、彼女を抱きたいからだけか、涙にとけて意識が途切れるときまで、僕にはわからなかった。 けど、彼女の泣き顔が最後に見えて、ぼくは
2016-03-11 22:45:34@LR_ery ああありがとうございますー!!語り部の表情が目に見える様です…!胸を締め付けるような切なさがたまらない…(=ω=*)
2016-03-11 22:50:17お、恐れながら…どなたかお時間ある方、何卒お願いしたい…文をお恵みください…… #絵文 pic.twitter.com/2DgELl27us
2016-03-17 15:36:25#絵文 ギャグ全振りでもいいのよと。 pic.twitter.com/iMhqmH1Umo
2016-03-25 22:18:23@eclair_tumire1 (1/4) 振り返り様、見たな、と圧し殺した声。 透明に固まった樹液の中に、人の姿。 樹液と振り向いた彼にまとわりつくのは根か枝か蔓か。歩く彼を追って、ちぎれ引き伸ばされのたうち回る。 見たなら未来をすべて諦めろ、ここに来たのがお前の間違いだ。
2016-03-25 22:43:13@eclair_tumire1 (2/4) 彼は言って、蔓が絡んだ手をこちらに伸ばす。 滴る樹液が喉に滑り込み体を絡めとり、蔓に戒められていた足は一歩も動かせない。 透明な視界の先は、植物の絡み合う深い森。 暑くも寒くもない中に固められて私はもう息をするのもやめている。
2016-03-25 22:44:01@eclair_tumire1 (3/4) 視界の先の彼は、まとわりつく蔓を引きちぎりながら、樹液の中にいた相棒を支えながら立ち去っていく。 この木は、常に一人分を肥料に欲しがるんだ、目が合ったあんたが不運だっただけだ、と、彼は言った。
2016-03-25 22:45:24@eclair_tumire1 (4/4) もうその時には、私は琥珀の中の虫になってしまっていたのだけど。 おしまい。 絵の話じゃなくて、絵の後の話になってしまいました。そして、初見で「塩昆布」と連想したのは内緒(書き押し付け逃走)
2016-03-25 22:48:05#絵文 この絵の感想やアドバイス質問などもありましたらお願いします。もう一度、銀河鉄道の夜を描きたいと思っています。お時間ある方、フォロー外の方でもよろしくお願いします。 pic.twitter.com/2pHmts5tAd
2016-03-26 21:44:32@literature9207 (1/2) 闇の中、そこだけ明るい場所で、君はつっ立っていた。 もう行こうよと声をかけても、何を見ているのか知らないが返事がない。 何で二人ここにいるのか、何でここだけ明るいのか、ぼくも思い出せないけれど、君と一緒にいたことだけ知っている。
2016-03-27 00:35:46@literature9207 (2/2) 「花を見てた」 君はつぶやいて、ぼくを見ない。 闇の中に、透き通ったガラスの花。 綺麗だねと言えなくて、ぼくは君の手を引いた。 君はどこかに咲いた花を向いたまま。 ぼくは光と闇のどちらへ帰るのか、もう忘れていた。
2016-03-27 00:36:19@miyoshi_i (1/2) 手を振って、お見送りしようと思っておりました。 けれど、あなたは他の方といつまでも楽しそうに笑い続けて、私の方はご覧にならない。 もう私がいなくても大丈夫なのですね。 私は最初からあなたの心に場所をもらえていなかったのですね。
2016-03-27 00:47:17@miyoshi_i (2/2) 胸がちくりと痛みました。 私は笑顔を作れなかったけれど、振ろうとした手は居場所を失って宙を泳いでいたけれど、泣きもせず取り乱しもせず、最後まであなたを見送りました。 さようなら。 #絵文 で反応しました。お気に召さなかったら無視してください。
2016-03-27 00:48:38@RyiMinatukirina (1/2) 気まぐれに降りてみた地上は絶え間なく揺れ続けていた。 立っていられなくなって私は座り込み、そのまま動けない。 歩いたことのない私が震えているのか地面というものが蠢くものなのかわからないまま、翼の力だけでは飛び立てないまま。
2016-03-27 02:50:22@RyiMinatukirina (2/2) ふと思い出す。 私は長く地上にいてはいけなかった。 重みと揺れに耐えかねた私の翼は、ひらひら砕けてこぼれていく。 すべて砕けて消えてしまう前に飛び立たなければいけないのに、怖気づいた私は飛び方を忘れて震えているだけだった。
2016-03-27 02:50:34見てくださいこの美しき文を!(直球) あらぬ方向をむいた目の先に自分のなくした居場所を思い、力ない手は、伝わることの無い、別れを惜しむ心情を健気に表し続ける。 私は女を一人描いたに過ぎなかったのに、この文を得て、その視線の先に、確かに相手が存在するようになったのです。
2016-03-27 06:35:58とくにこの手についての考察!振っているわけではなく宙を泳いでいるにとどまっている!この絶妙な動きがとても嬉しい!手にも感情は宿ると考える私には最高の褒美です!
2016-03-27 06:41:13