2016年3月28日

【プロテスト】 福間健二 #k2fact139

三月十一日にスタートしたが、中断を何度かして時間がかかった。忙しかったが、音楽、とくにハードロックをよく聴いた。そして、編集が大詰めにきた映画『秋の理由』で使う二三〇くらいのカットがいつも頭に入っている状態。プロテスト、この世界のさまざまな境界を生みだしているものに抗議したいということがまずあった。 音楽は、6と7で出しているZZトップの「Jailhouse Rock」。 https://www.youtube.com/watch?v=jYmwDPdsiNU
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福間健二 @acasaazul

どうなるのか。どうするのか。乗りかえる駅は通りすぎて、遠まわしに非難する声も聞こえなくなって、目をつむると点と点が素直に命令に従う。この装置、役目の終わった悪魔がむりに仕事を作り、ただ利用されるために揺れる体が哀切な音を立てて何度もよみがえる。(プロテスト1)#k2fact139

2016-03-11 10:09:25
福間健二 @acasaazul

逃げ方を知らない線と線をつないで弦にする。平凡に鳴った。ぼくじゃない。ひとりの死者が鳴らした。夢で会うと彼はいろんな職業に就いて辛そうに見習いをやっている。無精ヒゲは変わらない。ぼくは彼を知らない。夜明けに何度そう言ったか。ヒゲがいけないのだ。(プロテスト2)#k2fact139

2016-03-12 08:43:03
福間健二 @acasaazul

電車を降りてなにか反省したっけ。何万年も続いている不幸、その法則がわからないこと以外に。テーブルの上の、計画を書き込んだ手帳とハーブティーが予感させた「崩壊」の遠さを裏切りながら、貫井トンネルを抜けて、雨の若松町四丁目。時間配分、また失敗だ。(プロテスト3)#k2fact139

2016-03-15 10:11:39
福間健二 @acasaazul

まだ電車の中で手帳になにか書き込んでいる男がいる。帰るところ、いくらでもあって、懐かしく悲惨な、そのどれもが見知らぬ父母に打たせている。先のとがった石を、なにかの頭に。堰きとめられた流れ。静けさを破る音楽。だれが笑いながら壁を通りぬけるのか。(プロテスト4)#k2fact139

2016-03-16 12:23:10
福間健二 @acasaazul

まどろみ、まぶたの内側の光で、キャンディー、キャンディーと呼ぶ声が貼りつける目的を裏切りながら、その甘い息は。くやしい。悲鳴と足跡が思い出させる世界の裏切り者の息じゃない。キスして。でも、どう接近する。屋根から降りられなくてめまいを割った黑。(プロテスト5)#k2fact139

2016-03-20 10:53:52
福間健二 @acasaazul

涸渇、それもいいという場合か。スイッチをまちがえた「再生」のけいれんだ。路上に拾うものもなく、一本足の神様。倒れるまでと倒れてから、どう泣き方が違っても、できないのだ。目かくしをとること。自分に抗議すること。監獄ロックはファンダンゴの二曲目。(プロテスト6)#k2fact139

2016-03-21 10:32:11
福間健二 @acasaazul

だれと踊り、手ぶらで降りた町の、何を救いきれなかったか。ZZトップからのハードロック紀行。ほんとうは動かずにいくつもの線の不服従に甘ずっぱく通じて、動くときは死んだ瞳のなかの地下道をさまよう。その手で洗ったもの、洗わないもの、どっちも隠すな!(プロテスト7)#k2fact139

2016-03-22 09:44:51
福間健二 @acasaazul

友だちだった男と別れてきて公園のベンチで弁当を食べる。言うことを聞く死体を解剖しているだけじゃないか。おきたときは重大さのわからない事故のあとのダンボールの科学に、思い出になった初期じゃない初期が使われなかったテイクのかすれ声で抗議している。(プロテスト8)#k2fact139

2016-03-25 09:57:42
福間健二 @acasaazul

目を閉じて心の求める釘に仕事をさせる。かける曲の順番、わからなくなって、持ち運び可能な「死」を組み立てることもできない。ついておいで。でも、どこに行くかわからないのでしょう。それよりなにか食べるものないですか。靴はだめ。赤い板を踏む靴はだめ。(プロテスト9)#k2fact139

2016-03-26 11:30:12
福間健二 @acasaazul

音楽に体を入れたまま、煙草を吸うために階段を降りていく。たぐってきた何種類もの線が入りくみながら、何に気づいていないか。容器としてのイースタン・キャピタル。バスの路線図の左側、絵の具を塗りかさねた不服従の前。その凹凸とは無関係に腰をよじる。(プロテスト10)#k2fact139

2016-03-27 12:42:20

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