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日本生態学会第63回全国大会シンポジウム「保全科学が挑む情報のギャップ」

2016年3月21日に仙台で開かれた日本生態学会のシンポジウム「保全科学が挑む情報のギャップ」の内容を、日本自然保護協会の高川晋一さん(@s_takagawa)のツイートを中心にまとめます。
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日本生態学会大会 第63回仙台大会公式ホームページ
http://www.esj.ne.jp/meeting/63/

保全科学が挑む情報のギャップ シンポジウム講演要旨
http://www.esj.ne.jp/meeting/abst/63/S02.html

Shinichi Takagawa @s_takagawa

今日は生態学会。午後から妻と同じシンポに登壇します。話す内容は一切違うけどw

2016-03-21 07:21:06
Shinichi Takagawa @s_takagawa

登壇するのはこちら「保全科学が挑む情報のギャップ」esj.ne.jp/meeting/abst/6…

2016-03-21 07:24:29
Shinichi Takagawa @s_takagawa

そろそろ始まります。実況しようかな「保全科学が挑む情報のギャップ」#生態学会 #ESJ63

2016-03-21 13:48:52
Shinichi Takagawa @s_takagawa

始まりました。ケンブリッジ大学の天野さんのからの趣旨説明。

2016-03-21 14:02:20
Shinichi Takagawa @s_takagawa

『大学院当時、マガンの食害による農業被害をテーマにした研究を実施した。たくさんの解析を行ったが、地元や行政が求めていたのは「シンプルな答え」だった。それから、いかにして科学が保全に貢献できるかを考え続けてきた』

2016-03-21 14:03:57
Shinichi Takagawa @s_takagawa

天野『データ収集→科学的知見の取得→現場での活用、という流れが基本。だが、データ収集は研究者の興味に影響されデータの入手しやすいものにどうしても偏り、結果として保全の現場とのギャップが生じる』

2016-03-21 14:07:00
Shinichi Takagawa @s_takagawa

天野『このギャップを埋めるための「保全科学(Conservation Science)が本シンポの趣旨。』

2016-03-21 14:08:18
Shinichi Takagawa @s_takagawa

天野『近年膨大な生物多様性情報が収集されつつある。たとえば6億件のデータを収集しているGBIF gbif.org。しかし空間的なデータ収集の偏りは大きな問題であり、正確な科学的知見が得られないことに結び付くことも。 #生態学会 #ESJ63

2016-03-21 14:11:31
Shinichi Takagawa @s_takagawa

天野『この他、過去データの不足、分類群による情報の偏り、情報タイプの偏りなども問題。たとえば分類群による情報量の偏りは、絶滅リスクの過小評価をもたらしている Jetz & Freckleton (2015) Phil Trans R Soc B』 #生態学会 #ESJ63

2016-03-21 14:17:18
Shinichi Takagawa @s_takagawa

天野『これらの情報ギャップを埋める方法として3つを紹介したい。一つは一次データ(生物の観察データ)の充実。たとえば市民科学プロジェクトとして最も注目されているeiBrdでは、月100万件のデータを収集。最近では鳥以外にiSpotやiNaturalistなど、のプロジェクトも』

2016-03-21 14:22:39
Shinichi Takagawa @s_takagawa

天野『保全の実務レベルとの情報ギャップを埋めることは、さらにチャレンジング。取り組みの例としては、ConservationEvidence.comなど。学術論文を要約して、分類群ごとの保全マニュアルを作成。また、イギリス生態学会では、学会として政策ニーズの認識を高める取り組み』

2016-03-21 14:29:31
Shinichi Takagawa @s_takagawa

天野『まとめとして今後重要なのは、埋めるべきギャップの優先度をつけること、情報の少ない種から予測モデリングに取り組む・・・」#生態学会 #ESJ63

2016-03-21 14:31:14
Shinichi Takagawa @s_takagawa

まだしばらくつぶやきます。目障りな方は一時フォロー外してね。続いて国立環境研究所の石濱さんより、『限られた情報をつかったモデリング』について。高川がついていけるか心配w

2016-03-21 14:32:58
Shinichi Takagawa @s_takagawa

石濱『足りない生物情報を補う上で、統計的手法による推定モデリングが有用。よくある問題として「これがいる!」という情報しかない「在のみデータ」が多いこと(いないという情報がない)。「不在」のデータをどう仮想的に作るかが重要。たとえば近縁種の情報の利用など』#生態学会 #ESJ63

2016-03-21 14:39:14
Shinichi Takagawa @s_takagawa

続いて、調査時のデータの空間的誤差を考慮して解析する方法、同じ場所の複数種の分布データをセットで使うことで1種の分布予測力をあげる方法JointSDM(species distribution modeling)などの紹介。うーん、マニアックですね。

2016-03-21 14:52:39
Shinichi Takagawa @s_takagawa

石濱「分布予測は万能ではない。たとえば、全域を調査できるのなら、統計モデリングは不要。また希少種はそもそも分布モデルを作れないくらい情報が少ないので、モデリングでの保護地域検討には限界がある。』#生態学会 #ESJ63

2016-03-21 14:57:48
Shinichi Takagawa @s_takagawa

つづいて農業環境技術研究所の大澤さんから。いきなりまとめですw 『データをシェアーするという「文化」を作ること、が重要です。』#生態学会 #ESJ63

2016-03-21 15:01:49
Shinichi Takagawa @s_takagawa

大澤 『仮説検証の繰り返しである科学的研究とは異なり、保全科学は政策活用などの「出口」があり、時間・情報・経験の限界のある中で成果・貢献が求められる。解決のカギになるのは他者との協働と、データの再利用。』#生態学会 #ESJ63

2016-03-21 15:05:20
Shinichi Takagawa @s_takagawa

大澤『今では既存のビッグデータを使っての研究というのは主流アプローチの一つに。ただしもちろん限界はあり、過去のデータ、都市部のデータ、目立たない種のデータはやはり少ない。』S-netやGBIFの事例を紹介しながら説明。#生態学会 #ESJ63

2016-03-21 15:14:04
Shinichi Takagawa @s_takagawa

つづいて「駅のツバメ調査」の紹介。近畿の全駅でツバメの巣の有無を調べた、最近市民科学としても注目されているプロジェクト。面白いのは、鉄道ファンの貢献が大きかったこと。 #生態学会 #ESJ63

2016-03-21 15:19:54
Shinichi Takagawa @s_takagawa

大澤『集めたデータはオープンにしないと価値がないのと同じ。最近ではデータペーパーという新しい論文投稿の形もできた。またGBIFという大きなデータの箱も。データギャップを埋める注目すべき取り組み。』

2016-03-21 15:23:16
Shinichi Takagawa @s_takagawa

大澤『今は「自分の調査したデータは自分のもの」というのが主流。オープンデータの「文化」を作るとりくみを進めていくことが重要』

2016-03-21 15:27:34
Shinichi Takagawa @s_takagawa

続いて環境省自然環境計画課の大澤さんから「政策と科学的情報のギャップ」について。

2016-03-21 15:28:25
Shinichi Takagawa @s_takagawa

大澤『政策側において科学的情報が「突然」必要になることは多々ある。省庁間協議、予算折衝、現場への説明、といったタイミング。予算獲得や住民への説明、生物に有害な政策を抑制するための省庁間調整など、シビアな場面も』#生態学会 #ESJ63

2016-03-21 15:32:35
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