本をよく見て、さわって、あじわう。カネイリミュージアムショップ6『ときめく紙展』出版社さまからのコメントまとめ

せんだいメディアテーク内、カネイリミュージアムショップ6にて2016年3月6日~4月3日まで開催した「ときめく紙展」。 出版社さまからいた本についてのコメントの数々です。 どうやって作者の魅力を伝えるか、どうやったら手に取ってもらえるか。 一冊一冊の本たちに、本づくりに関わるひとびとの熱い思いが込められています。 続きを読む
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カネイリミュージアムショップ6仙台 @kaneiri_museum6

【『陸の果て、自己への配慮』について】 本文のデザインは、前半と後半で大きく違います。それがなぜなのかは、ぜひ直接ご覧になっていただきたいです。スタッフは後半部分、読みながら息も絶え絶えになりました。 pic.twitter.com/Of4CSjQPeS

2016-03-18 17:35:17
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【ときめく紙展・コメント紹介④カラマリインク】 「YUJI KONDO SELF PORTRAITS」近藤祐史・著 デザイン 尾中俊介 192頁/B6判/糸縢り特殊製本/2014年10月4日 pic.twitter.com/RUh2skJRK8

2016-03-18 17:46:31
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【ときめく紙展・コメント紹介④カラマリインク】 彫刻家・近藤祐史のセメントを媒体とした自刻像を収めた作品集。顔が縦に裂け内側から十一面観音が現れる宝誌和尚立像から着想した背表紙は、一枚の紙を折畳むフランス装をもとに設計。→

2016-03-18 17:46:46
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【ときめく紙展・コメント紹介④カラマリインク】 →印刷・トムソン抜きしたものを作家とデザイナーが手作業で折り、その後、製本職人によって表紙貼りされた。平安・鎌倉の仏像彫刻に影響を受けているということもあってか、彼の展示空間には彼岸の趣がある。

2016-03-18 17:46:57
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【ときめく紙展・コメント紹介④カラマリインク】 →その雰囲気に近づけるため、図版はハイライト部分にも網がかかったスミの単色刷りにし、暗さの中に作品が浮かび上がるような演出を施した。

2016-03-18 17:48:03
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【「YUJI KONDO SELF PORTRAITS」について】 宝誌和尚立像から着想したという背表紙がこちら。割れてます。これ一枚一枚手作業だなんて思わなかったですよ…( ゚д゚) pic.twitter.com/fxV7V4m6cN

2016-03-18 17:48:31
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【「YUJI KONDO SELF PORTRAITS」について】 この、本の導入部がたまりません。だんだん文字色が明るくなっていく、近藤さんの彫刻の世界へ導かれる感覚。あえてのスミ単色刷りが、彫刻の凄みを感じさせます。 pic.twitter.com/SX56pXDTJN

2016-03-18 17:49:09
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【ときめく紙展・コメント紹介⑤月曜社】 「曽根裕|Perfect Moment」遠藤水城・編集 デザイン 尾中俊介 100頁/B5判/あじろ綴じ並製本/2011年1月15日 pic.twitter.com/36h7iNhuK9

2016-03-22 13:39:35
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【ときめく紙展・コメント紹介⑤月曜社】 遠藤水城のキュレーションによる曽根裕個展にあわせて発刊された書籍。大理石の彫刻作品を収めた16頁カラー図版のあとは、版面を上下に二分し、上段にはキュレーターへのインタビューや海外レビュー総括、参考文献などを収録、→

2016-03-22 13:39:48
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【ときめく紙展・コメント紹介⑤月曜社】 →下段は遠藤による論考が最初の頁から最終頁までを貫く構成となっている。著者の論考の最後は「そしてその持続」と締めくくられ、その言葉を体現するかのように、完結を意味する裏表紙は破られ、論考の最後が読めるよう最終頁が露になった。→

2016-03-22 13:39:59
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【ときめく紙展・コメント紹介⑤月曜社】 →表紙はPP加工した白い紙に白の箔でタイトルを刻印している。

2016-03-22 13:40:09
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【『曽根裕|Perfect Moment』について】 破られた背表紙は、一冊ごと形が微妙に違います。本書は、2011年に開催された展覧会の関連書籍。展覧会のホームページが残っています→ operacity.jp/ag/exh126/ pic.twitter.com/GFgunO8FGe

2016-03-22 13:40:37
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【『曽根裕|Perfect Moment』について】 表紙の箔押しは、曽根さんが中国の石工とともに精力的に取り組まれていた大理石の彫刻作品を思わせます。当時のインタビューはこちらから→ art-it.asia/u/admin_ed_fea… pic.twitter.com/ArFi2KRkFb

2016-03-22 13:41:08
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【ときめく紙展・コメント紹介⑥研究社】 「タイポグラフィ・ハンドブック」小泉均・著 装丁 宇野智美 496頁/四六版/上製/2012年6月25日 pic.twitter.com/ptYKPVMHNz

2016-03-22 13:42:01
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【ときめく紙展・コメント紹介⑥研究社】 本書は「タイポグラフィ」の本ですので、造本すべてが活字の配列等を中心にした、タイポグラフィの力だけでデザインしてあります。函も素材の地の色のままで、敢えて色を使ったデザインをしていません。→

2016-03-22 13:42:15
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【ときめく紙展・コメント紹介⑥研究社】 →函の文字は活版の活字を使っています。しおり(スピン)には、欧州でよく使われる幅広のものを2本用いていますが、日本の本ではこの幅のスピンはあまり見かけないだろうと思います。→ pic.twitter.com/5blIO21kpK

2016-03-22 13:42:38
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【ときめく紙展・コメント紹介⑥研究社】 →本文の組版やレイアウトはそれこそ、「タイポグラフィ」のお手本となるよう全体に工夫されています。

2016-03-22 13:42:49
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【『タイポグラフィ・ハンドブック』について】 造本も含めタイポグラフィの力だけでデザインする。そのコンセプトは、著者の小泉さんがはじめに書かれた「本書(中略)は努めて偏らず個性を持たない実践書である」という言葉を体現するものですね。 pic.twitter.com/NWFSxdizrs

2016-03-22 13:43:16
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【『タイポグラフィ・ハンドブック』について】 専門書って知らない世界のディープなところに連れて行ってくれるので、すごく面白いです。なぜアメリカの封筒についての項が…?と思いますがタイポグラフィを志す人には当然必要な知識なのだなと。 pic.twitter.com/E6mszAGK0A

2016-03-22 13:44:19
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【ときめく紙展・コメント紹介⑦大福書林】 「めでる国芳ブック おどろかす」金子信久・著 装丁 柿木原政広・石黒 潤 152頁/B5判/剥がせる仕様(並製)/2015年12月17日発売 pic.twitter.com/ybyWoKTU3o

2016-03-23 17:26:07
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【ときめく紙展・コメント紹介⑦大福書林】 国芳の絵は、小さいところまで小ネタが入っていて面白いので、江戸時代の庶民が浮世絵を1枚ずつ眺めて楽しんだように、1枚ずつ「めでる」ことができる本にしよう、と考えました。→

2016-03-23 17:26:21
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【ときめく紙展・コメント紹介⑦大福書林】 →つるっとした包装紙のような面に作品を、ざらっと風合いのある面に金色で60枚すべて違う柄を印刷してます。浮世絵は時に陶磁器の出荷用に梱包材になっていたともいいます。→ pic.twitter.com/U8FRtcuvZW

2016-03-23 17:27:32
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【ときめく紙展・コメント紹介⑦大福書林】 →現代に出す意味を考え、和紙でない紙を選びました。和紙だとつまらないでしょう?はがれにくくはがしやすい製本は、何度もテストし、ポストイットの糊を使うところに行き着きました。

2016-03-23 17:27:59
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【『めでる国芳ブック おどろかす』について】 シリーズには、国芳と言えばの「ねこ」ばかり集めた一冊も。こちらも同じくはがせる仕様、裏側ぜんぶちがう印刷。梱包材になんてできない…とも思いますがこんなのだったらかっこいいですよねー! pic.twitter.com/hC0vuWmSiw

2016-03-23 17:29:40
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【『めでる国芳ブック おどろかす』について】 カバーの下はチップボールという紙が表紙に。本来は上製本の芯材として使われることが多いそう。印刷する前提の紙ではないので、「これにはふつう印刷しないです…」と某紙会社の方も驚かれてました。 pic.twitter.com/qvLSaA6jDt

2016-03-23 17:28:31
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