ミリオン出版によるファンアート無断転載の件

発覚

発覚の発端はフォロワーさんによるRTでした

2015年5月くらいに何気なく自分が描いた刀剣乱舞のキャラクター、一期一振がなぜか雑誌の右上にいる謎の光景

混乱

人間は単純に驚きすぎると語彙が失われますね
一応起きたことは理解していてもいまいち受け止めきれてない模様

「これコラとかじゃなくて実在する雑誌だ」と認識し、この辺りでようやく現実を受け止める

混乱していた私の代わりに喚起してくださる方がいらっしゃったのはとても救いでした…いやもういっぱいいっぱいで外の事まで気が回りませんでした…

弁護士さんを探す

今考えて一番正しかったのは、発覚当日に弁護士さんを探し始めた事でした。
内容が内容ですので二次創作に理解のある弁護士さんに相談したかったのですが、そういった方を私一人で探すのは時間が掛かるだろうと判断したためです。
しかし思いの外早く、フォロワーさんにより一人の弁護士さんをご紹介頂けました。
そして今回の件を橋本アンソニーさん(@anthonyhashi)にお任せすることになりました。

余談ですが、橋本さんは弁護士でベーシストでオタクに理解がある異色スペックの人物です。
生活力のあるバンドマンに人生で初めて遭遇し、その激レア感によくわからない状況ながら少しテンションが上がってしまうワイ

出版社側の対応

ちなみに橋本さんに相談をする前に、ミリオン出版側の法務担当者さんより謝罪をしたいとの旨のＤＭを頂きましたが、法のプロに対し完全な素人が個人でやり取りをするには不安があったためお返事を保留、後に弁護士さんと出版社側の弁護士さんとでやり取りをするようにして頂きました。
炎上当日にアカウントを把握し迅速な対応を行って貰えたのは不幸中の幸いだったと思います。
もし相手に謝罪の意思が無ければ、私自身もっと強硬な態度になった上、経済的に損害が出ようとも裁判沙汰にまでなったかもしれません。

しかし「相手に謝罪の意思がある」部分を考慮しても起きてしまった事は抗議せねばなりません。
今回の件は「個人のファンアートの無断商業利用」かつ「侮辱的内容への利用」かつ「しかも表紙に載ってる」というコンボのレアケースですが、今後類似の事が起きないとは限りません。
前例が「謝られたので許しました」になってしまえば「無断転載してもし見つかっても謝れば許される」という認識になってしまうかもしれない。同じ被害を受けた人が泣き寝入りするかもしれない。それは困ります。

あと、商業に関わっている以上、金銭を支払い私に依頼を下さってるクライアントさんに対して「依頼はお金がかかるけどネットから拾った画像は交渉も無くていいし勝手に持ってっていいです」なんて行いをしては失礼極まりないです。
以上を踏まえて、著作権に対して抗議する腹は決まりました。

ｱｯ当然のことですが、一期一振というキャラクターの著作権はニトロさんが所持しています。私の生み出したキャラで無いのは十分承知の上です。
今回この記事にある著作権という言葉は「私が描いた絵である」という事実に対して発生しているものです。

二次の著作権のいろいろ知りたい方はこちらどうぞ　　http://chosakuken-kouza.com/kihon/nijitekichosakubutu.html

抗議内容

著作権での訴えを起こす場合、侵害の差し止め・損害賠償などを請求できます。
私も弁護士さんを通じ抗議しました。
損害賠償の内容は様々だと思いますが(法律に詳しくないのでこの辺りザルですみません)、今回の場合侮辱的内容もさることながら炎上後のリプライ諸々がものすご～くメンタルに来たのでその辺りも含めて謝罪してくださいっていう…自分が被害者であろうとも、炎上するとこんなにも罵倒されるんだと…いやびっくりしました。私が加害者なのか？と自分で錯覚するような内容のものもありましたのでかなり衝撃でした。
歩道歩いててトラックにはねられた揚句後続車のドライバーに日のついたタバコぶつけられるみたいな仕打ち手厳しい。
その100倍くらい励ましのお言葉が頂けたので何とか生き延びましたが！
その節はありがとうございました。

あとどうでもいいですが、仕方ないとはいえ弁護士さんに自分のBLまみれアカウント見せることになったのも申し訳なすぎてメンタルしにました。
しかし弁護士さんの早急なフォローによりなんとか生きながらえました。
今後法的な何かがあったら何でもかんでもアンソニーさんに頼る決意をしました。