リレー小説『ふたなり少女』が神話な件・その1
- emeth_aiko
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ここでは少なくとも「澪>神々」という「能力の量的差異」が描写されていません。また『Zランクの魔物』は倒してアナルに詰めてしまうのに対して、『魔界の人たち』はドMである澪の欲求のために「いじめてもらおう……」と全く違った描かれ方がされています。
2011-01-31 04:27:31そこで、以下のように仮定します。「お姉ちゃんや魔界の人」というのは澪と何らかのコミュニケーションを取ることが出来る存在ではないのか。そして倒してしまった魔物はアナルに詰める。量的にくだらないものはアナルに詰め込んでしまえる。と。
2011-01-31 04:29:04ここからアナルに詰め込めるものは澪より下位の存在です。お姉ちゃんのギルドや魔界の人は対象。相手、差し向かいになれる存在、その場所。つまり【わたし」にとっての「あなた」】であり得る存在。
2011-01-31 04:30:27ここからアナルに詰め込めるものは澪より下位の存在です。お姉ちゃんのギルドや魔界の人は対象。相手、差し向かいになれる存在、その場所。つまり【わたし」にとっての「あなた」】であり得る存在。
2011-01-31 04:30:27澪にとっての他者は実はふたつに分類可能で、1.「あなた」足りえる存在と、2.『アナルに詰め込める』わたしにとっての「それ」存在なんですね。
2011-01-31 04:31:38澪の武器『舞姫』だけは特別に武器として指定されていて、腰にさすのです。武器として身に纏っているのです。そしてそれ以外の魔武器とその神姫については形状こそ無数の指輪、ピアス、腕輪、足枷、首輪とされているのですが、澪のその後の描写に於いて一度も装備している描写がされていないことから
2011-01-31 04:34:18そして、1ページ下から4行目に >『とりあえず……お尻に武器は入れているから……』とあることから、装備品として身につけているのではなく、アナルにしまわれていることがわかるのです。
2011-01-31 04:35:43一対の舞姫だけは澪の本質に関わる愛用の武器で、それ以外の「魔武器と神姫」はあくまで先程の無限大描写の一部っぽいのです。「すべての武器であり、すべての武器の根源」「すべての属性の神姫であり、全ての武器になれる神姫」はおしりの中にしまわれる「それ」に過ぎないようです。
2011-01-31 04:37:13>すでに召喚獣の子供を身ごもっているが子宮内で大事に育てている。 とあります。アナルじゃなくて子宮に召喚獣の子どもがいるのです。
2011-01-31 04:38:34ここでとても重要になってくるのは、接続後の「が」です。ふたつの文をつなげる接続詞ですが、この「が」は「AであるにもかかわらずBである」という意味になりますよね。
2011-01-31 04:39:02「すでに召喚獣の子供を身ごもっている」召喚獣って澪ちゃんからすると無限大描写のためのツールに過ぎなかったはずなんです。ところが、それを「身ごもっている」
2011-01-31 04:39:48ドMな澪ちゃんであれば、戯れに受胎したということはあり得るのですが、「にもかかわらず」「子宮内で大事に育てている」……アナルに適当に突っ込んでいるんじゃないんですね。召喚獣の子供だけは子宮内で大事に育てているんです。
2011-01-31 04:40:23「最下位の召喚獣の極一部を除く全てと別世界、別次元の召喚獣全て」を使役してしまう澪ちゃんが、つまりただのツールであるはずの召喚獣(『それ』)が、未来の『あなた』になっているんです。この召喚獣の子供は、「有象無象」と「お姉ちゃんのギルド」を繋ぐミッシングリンクになり得るのです。
2011-01-31 04:41:36で、では生まれいずるべき子供は何者か? 澪が契約している召喚獣は無限大描写の中にあります。別世界、別次元を押さえてあるので、未来に生まれる召喚獣も澪ちゃんに使役される「道具」のはずです。
2011-01-31 04:43:15が、ここで、この瞬間で、道具じゃない召喚獣がちゃんと存在しているのです。>「最下位の召喚獣の極一部を除く」 こいつだけは、澪ちゃんの最強描写のためのツールに入っていないんです。魔武器、神姫は全て押さえてあるのに召喚獣だけ、最弱の存在が空けてあるのです。
2011-01-31 04:44:32これが、これから生まれ出ずる召喚獣なのではないかと考えるのです。つまり、愛情を注ぎ、「あなた」とするべき存在がそこにいていいための余白がここにあるように見えるんですね。
2011-01-31 04:45:01とりあえず、ここまで、無限大描写から考察できる澪の存在論ですが、澪はそのアナルに置いて無限の入れ子になる。すべてを内包してしまう存在であり、アナルに入るものは澪の下位存在である、といったところでしょうか。
2011-01-31 04:46:08とりあえず、今朝の『ふたなり少女』http://syosetu.net/pc/relay/kanou/main.php?mode=12&cno=4&tno=375 分析はいったんここまで。澪という主人公の構造的特徴について考えました。
2011-01-31 04:48:47次回はいよいよ『リレー小説』として、どのようなシナリオフックがこの作品に内包されているか、について、神話の作者の『生活の座』(Sitz im Leben)についての共時性から解説していければと考えています。
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