《特別に厚遇されている住民など、どこにもいない。放射線被曝に関する日本政府と福島県庁が示す「基準」は、恣意的なものだ》

自己ツイートをまとめました。
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

ああ、なるほどね。 避難指示区域避難者の状況は、福島県内向けの新聞・テレビでは、報道されて来なかったから、福島県内住民の方が分かっていないんだね。 避難指示区域住民が帰還できなかった理由は、日本政府や福島県庁としては、「避難者の放射線に対する不安が強かったから」なんだよ。

2016-04-11 00:13:04
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

日本政府と福島県庁が拠って立つ「研究に基づく科学的知見」では、「一度に100mSv以上の被曝を受けなければ、他の影響にまぎれて放射線の健康影響は見分けられなくなる」だから、避難指示を解除されたら、これまで避難してきた住民たちが被曝を避ける理由がない @karitoshi2011

2016-04-11 00:22:41
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

日本政府と福島県庁にとっては「年100mSv被曝しても、一度に被爆するわけではないから、それ以上放射線から防護する科学的な理由はない」ことになっている。それを「住民の不安を減らすように年20mSvまで下げるようにした」のだから、良いだろう、と。 @karitoshi2011

2016-04-11 00:27:24
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

従って、避難指示を解除された後に、住民が更なる放射性物質の除去を要求するのは、日本政府と福島県庁にとっては、単なる「不安感によるわがまま」扱いにされてしまう。 何度でも確認するが「特別に意見を聞いてもらえる厚遇されている住民」など、どこにもいない。 @karitoshi2011

2016-04-11 00:49:20
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

放射線防護に関する基準とか目標とかの数値は、整理してみても分からないほど林立しているような気がする。例えば規制委員会が東電に要求している「原発敷地境界線で1mSv/yは個人を対象にしていない。「福島県外の地上1mで0.23μSv/hで除染」は、厳密には1mSv/yとは別物 だ。

2016-04-11 01:10:13
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

福島県内の「公式発表空間線量」は、モニタリングポストが示すデジタルな数字に過ぎず、持参した線量計で1m横で地上1m計測しても全く違う数字が出るので、「公式発表」は生活者の被曝線量を考える基準にならない。 @karitoshi2011

2016-04-11 01:21:34
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

ガラスバッジによる線量推計は、本来、特定の放射線源からの被曝量を計測するための道具なので、無数の放射線源が散らばっている、東電原発事故で各所に放射性物質がある状況では、個人の外部被曝線量を適切に評価することもできない。 @あkaritoshi2011

2016-04-11 01:31:20
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

日本政府や福島県庁が使うことがある「20mSv/y」は、実際には2011年に避難地域や世帯を決める時と、特定避難勧奨地点の避難指示解除を決めるときに使っただけの数字だ。それも、「玄関と庭先2点の地上1mの計測値」だったり「集落の平均値」だったりする @karitoshi2011

2016-04-11 01:50:15
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

つまり、被曝に関する日本国内で使用されている基準というのは、 厳密には、というか、全くと言って良いほど統一されていない。 誤解を招くかもしれない言葉で言えば、「適切」とか「適当」とか「いい加減」。 もっとはっきり言うと、政府と県庁の恣意的な数字だ。 @karitoshi2011

2016-04-11 01:54:16