小学校国語で〈にほんご〉はどのくらい教えられているか

考えをまとめるために思いつくまま綴っています
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くみかおるの冒険 @ElementaryGard

1)高校入試の英文がどうおかしいのか分析した後、中学の三年間で使う英語の教科書の英文をチェックして、とても英文と呼べるものではないことを確認しました。

2016-04-11 11:39:03
くみかおるの冒険 @ElementaryGard

2)どうしてこんな代物がまかり通っているのか?この謎を解くカギはひょっとしたら国語にあるのではないか、と思って、小学校から中学校までの国語の教科書を通しで読んでみました。

2016-04-11 11:40:17
くみかおるの冒険 @ElementaryGard

3)どうやら私の仮説は正しいようです。

2016-04-11 11:40:56
くみかおるの冒険 @ElementaryGard

4)学校の英語と国語は、喩えるならば電気の交流と直流みたいな関係です。同じ線路の幅でも電気の種類が違うと電車は先に進めないように。そこを強引に生徒たちは走らされている、そんな印象を受けます。

2016-04-11 11:42:23
くみかおるの冒険 @ElementaryGard

5)変電装置は各自の自己負担でよろしくね、と。

2016-04-11 11:42:49
くみかおるの冒険 @ElementaryGard

6)この検証作業をやってみます。少々長くなりそうですが、今まで誰もやっていないことに挑みたいから。

2016-04-11 11:44:59
くみかおるの冒険 @ElementaryGard

7)小一の国語教科書から。togetter.com/li/957526 小学校にあがる時点で、日本の子どもはおよそ六〇〇〇の語彙をすでに身に着けているといわれています。つまり喩えるならば駆けたり立ったり座ったり登ったり降りたりの基本的身体動作はもうできているわけです。

2016-04-11 11:47:43
くみかおるの冒険 @ElementaryGard

8)外国語を習う場合、単語もろくに知らないところから始まる。「シャッポを脱ぐっていうでしょ。シャッポってフランス語で帽子のことなんだよ」「えーほんとですかー」ぐらいの地平からスタートする。懐かしいな。

2016-04-11 11:49:17
くみかおるの冒険 @ElementaryGard

9)国語は違う。もう六〇〇〇は知っているし「今日は雨です」を「きょうがあめです」と言い間違えるような子どもはいない。外国人には難しい「は」と「が」の使い分けさえもう完璧にできている人間、喩えるならば五体満足の健常者向けの初歩コースなのです。

2016-04-11 11:51:22
くみかおるの冒険 @ElementaryGard

10)すでに十分な身体能力をそなえた健常者の子どもに、今度はラジオ体操を教えてあげるよさあみんなでやってみようと呼びかけるみたいな教材。 pic.twitter.com/Ih7ZAAtbp7

2016-04-11 12:35:20
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くみかおるの冒険 @ElementaryGard

11)こんなのでも日本語を学ぶ外国人にはとてもハードルが高い。たとえば「まるく なる」は〇でどうして「まるく ある」はだめなのかを説明してほしいと外国人に食い下がられて答えられるかな。

2016-04-11 12:37:39
くみかおるの冒険 @ElementaryGard

12)「いちにちが はじまる」の代わりに「いちにちは はじまる」ではいけないのかと聞かれたらどう答えるか。

2016-04-11 12:38:18
くみかおるの冒険 @ElementaryGard

13)世の中には自分の足で立ったり座ったり歩いたり、手でつかんだりものを下したりするのだって難儀な人間がいます。そういう人間はこの教科書では対象外となっています。いえそれが差別だってことではなくて、どうしてもそういう区分けは生まれてしまうといいたいのです。

2016-04-11 12:43:12
くみかおるの冒険 @ElementaryGard

14)基本動作も難儀なひともいるんだよと早めに自覚させておくべきです。事実、中学で英語(に限らず外国語)を習いだすとき、その難儀さをいやでも味わうのだから。

2016-04-11 12:45:30
くみかおるの冒険 @ElementaryGard

15)天動説からどう地動説に頭を切り替えさせるかという課題でもあります。国語は天動説。日常で使っていることばがこの世界で唯一のことばで、ほかのことばは辺境にすぎないという中華思想。

2016-04-11 12:47:29
くみかおるの冒険 @ElementaryGard

16)外国語を習うとは、自分たちが使ってきたことばがこの宇宙においてありふれた惑星のひとつでしかないと思い知ることです。地動説。地球は宇宙の中心ではない。

2016-04-11 12:48:30
くみかおるの冒険 @ElementaryGard

17)これなんか〈こくご〉が宇宙の中心ではないことを子どもに気づかせるいいきっかけになると思うのですが、そこまで踏み込まずに終わっている。 pic.twitter.com/MRIbtBFLhm

2016-04-11 12:51:37
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くみかおるの冒険 @ElementaryGard

18)小一では主語‐述語のしくみを習っていないし理解もできないだろうからそこまで踏み込んだ説明は無理だとして、できれば小三の頭ぐらいには教えてほしい。ここがわかれば天動説から地動説への移行がスムーズにできる。

2016-04-11 12:54:31
くみかおるの冒険 @ElementaryGard

19)述語ってわかりますか。「わには かおを あらう」でいえば「わには」が主語で「あらう」が述語。ちなみに「かおを」は目的語ですね。

2016-04-11 12:55:37
くみかおるの冒険 @ElementaryGard

20)ヨーロッパの言語は、英語がまさにそうですがまず〈主語〉があって、それを受けて〈述語〉が続きます。トップダウン方式です。

2016-04-11 12:58:43
くみかおるの冒険 @ElementaryGard

21)日本語はそうではなくて〈述語〉が大統領であり天皇陛下。そしてこの〈述語〉を幹にして主語や目的語や補語やほかいろいろくっついて木の姿になります。

2016-04-11 13:00:21
くみかおるの冒険 @ElementaryGard

22)「わには かおを あらう」。「あらう」つまり〈述語〉は主役のはずなのに文の末尾に来る。面白いですね。日本映画ではEDクレジットで一番最後に監督だれそれの表示が出るのと似てる。「監督 黒澤 明」は最後の最後に出る。

2016-04-11 13:02:27
くみかおるの冒険 @ElementaryGard

23)述語が王様を務める文構造。日本語にしかない仕組みなのかどうかはわかりませんが少なくともヨーロッパ系言語では古代ラテン語を除けばありえない掟でまわってる言語ではあります。

2016-04-11 13:06:38
くみかおるの冒険 @ElementaryGard

24)このことを小三ぐらいにはしっかり生徒に教えこむべきです。中学にあがって必ず効いてきます。

2016-04-11 13:07:38
くみかおるの冒険 @ElementaryGard

25)小一ではさすがに高度すぎるから、まずこういうドリルというかクイズののりで楽しんでもらいましょう。 pic.twitter.com/v0cJDLuei1

2016-04-11 13:10:16
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