ひとりついのべ祭り

こんな時だからこそ、落ち着きたい。
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添嶋譲 @literaryace

とりあえず移動も長いし、なんか落ち着かないし、ひとりついのべ祭りでもやるか。

2016-04-16 09:39:10
添嶋譲 @literaryace

ひとり #twnovel 祭り実施中。お題は随時受付中。(要するに落ち着かないのです)

2016-04-16 10:30:05
添嶋譲 @literaryace

一人暮らしを初めて二週間、ついにいろいろ負けてコンビニ弁当。洗濯もシワがついて、すごいみっともない。手続きが足りてるのかどうかもわからない。ああ、部屋も掃除しないと。週末だからもう少し寝ててもいいかな。誰かに会いたいな。こんな情けないのは自分だけかな。泣きそう。 #twnovel

2016-04-16 08:52:49
添嶋譲 @literaryace

花火で盛り上がる大学生らしき集団を、少し離れた堤防から眺めている。身投げ、見れてよかったね。春とはいえ夜中はまだ少し寒く、君は僕にしがみついてきた。暗いからばれないよね。遠くの歓声が違う世界のようにも思える。次の約束はいつもできない。あるのは終わりの気配だけだ。 #twnovel

2016-04-16 09:48:49
添嶋譲 @literaryace

今日に限ってどうしても帰る気になれず、いつもの駅をやり過ごして知らないところまで来た。ただでさえ知らない町の、知らない駅。僕は知らない人の中に溶け込んでかきわりの一部になる。押し潰されそうな日々から解放されるわけもないが、一瞬だけ、必要のないなにかのふりをする。 #twnovel

2016-04-16 10:26:38
添嶋譲 @literaryace

コイヌが庭に画材を広げます。なにしてるにゃ?コネコは興味津々です。これで虹が描けるわん。すい、と筆を運ぶと空には大きな虹。すごいにゃ!遠くでも見えるようにたくさん描くにゃ!ふたりは次々虹を描きます。いつの間にか集まった子供たちが歓声を上げています。 #コネコビト #twnovel

2016-04-16 10:43:29
添嶋譲 @literaryace

居眠りする青龍は声に気がつく。共に暮らす少年には聞こえない。だが、その声は大きくなる。 「行かねばならぬ」 少年は止めようとしたが、それが無駄なことも知っていた。 「ならば連れて行け。お前は皆を驚かせるだけだ」 バカかと笑うと少年を肩に乗せ、空高く舞い上がった。 #twnovel

2016-04-16 10:55:43
添嶋譲 @literaryace

追いかけた猫はどこかの時計ウサギより厄介で、日常の隙間を縫って私を冒険に連れ出す。つけ狙う黒づくめを渡された銃で撃つ。あ、これ、快感だ。退屈な毎日とともに一掃された敵を踏み越えて、君に会いに行く。君が誰かはわからないけれど。刺激的なのはたぶんほんの一瞬だから。 #twnovel

2016-04-16 12:03:27
添嶋譲 @literaryace

ねえ見て、綺麗な夕焼けだよ 君からのメールだ #words_jp pic.twitter.com/YJc5EqZ4H5

2016-04-16 17:33:50
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添嶋譲 @literaryace

あの川を渡ると君の住む町が見えてくる。もう何年もここに来ることはなかった。理由がなくなってしまったからだ。久しぶりに見る景色はなにも変わることなく同じようにあった。息苦しくなるのはたぶん自分のせいだろう。わざわざ来なくてもいいのに。そんな君の顔が思い起こされる。 #twnovel

2016-04-16 17:12:22
添嶋譲 @literaryace

道の向こうから3年先の僕が歩いてきて僕を見つけた。どうしたの。まるでテンプレートのような質問だ。探しものをしてるんだ。もと来た道を戻らなきゃ。僕たちは並んで僕の言う道を戻る。さっきまでいた公園に着くと僕は見つけたと言う。そこにいるのは君だ。探していたのは君だ。 #twnovel

2016-04-16 16:27:28