【災害時のレジリエンスを考えた場合に求められる発電方法とは何か】skasugaさんのツイートまとめ(2016.4.17作成)

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KASUGA, Sho @skasuga

この事例はむしろ「原発を放棄して、分散型の発電(ソフトパス)とスマートグリッドを社会の基本インフラにしていく方向に速やかに切り替えるべき」ということを示唆していると思いますけどね。 twitter.com/takuramix/stat…

2016-04-16 14:25:01
タクラミックス @takuramix

吸引器が停電で使えず、お亡くなりになった方がの報道…電力供給の危機は命に直結する危機なのだ。 ところが、この非常時に原発を止めろと電力会社に要求した人物が居る。来年夏の参院選東京選挙区(改選数6)の社民党公認候補である。 国民の命を蔑ろにする候補である事が明白となったワケだ。

2016-04-16 10:47:07
KASUGA, Sho @skasuga

災害時のレジリエンスということを考えたら「中々壊れないけど、壊れるとどうしょうもない一個」を持つより「よく壊れるけど、とにかくたくさんあって、全部いっぺんに壊れることは考えられない」を追求する方がよい。

2016-04-16 14:26:57
KASUGA, Sho @skasuga

発電でも交通でも、大概のインフラはマジョリティの利便のためにつくられている。ところが、それらの維持が「贅沢なんではないか?」という疑義が突きつけられると突然、それらの弱者のための有用性が強調され始める、ということは、残念ながらよく見受けられる。

2016-04-16 17:56:01
KASUGA, Sho @skasuga

東日本大震災直後、エスカレーターを止めるという判断に対しても、障がい者や高齢者のためのインフラだから、という点が協調されたりしたが、もし足の弱い人のことを考えるなら、エスカレーターは下りを確保すべきである(pari.u-tokyo.ac.jp/column/column0… )。なので、

2016-04-16 17:57:54
KASUGA, Sho @skasuga

なので、「エスカレーターは弱者のためのインフラ」論を支持するならば、動き始めたエスカレーターを「下り」にするべきだという社会運動が起こるべきだと思うが、残念なことにそういうことにはならなかった。エスカレーターはマジョリティ健常者のために「上り」であるべきであり、

2016-04-16 17:59:11
KASUGA, Sho @skasuga

そのマジョリティの利便性に優先順位を与えた上で、それを我慢して弱者が使うならば、それは許容しよう、というのが社会の実態なのである。同様に、コンヴィヴィアリティということが配慮されていれば、大概の場合は分散型の適正技術が採用される。集権型の技術は経済効率のためにある。

2016-04-16 18:01:28
日付切取線 @krtr_date

✄------------ 4/17(日) -----------✄

2016-04-17 00:00:01
KASUGA, Sho @skasuga

「現在の科学技術」ならなんでも否定している訳ではないし(そもそもそんなことができるほど「科学技術」というのは一枚岩ではない)、ソフトパスに「全幅の信頼」を寄せている訳でもないですよ。 twitter.com/tonkyo_vc/stat…

2016-04-17 01:00:25
KASUGA, Sho @skasuga

そもそも第一に、原発は全体が未完成で(核燃サイクルにせよ地層処分にせよ実現可能なのか不明であり)、とても、完成された技術とは言いがたいでしょう。それに対して「ソフトパス」はある程度確立した技術の集合体で、どっちが「実用化の度合いが高いか」は微妙でしょう。 @tonkyo_vc

2016-04-17 01:02:55
KASUGA, Sho @skasuga

第二に、スマートグリッド的なものを構想するのは、どうも日本は苦手そうということはありますが、それは試行錯誤をしたらいいわけです。原発の最大の問題とは失敗の影響が大きすぎて「試行錯誤」が可能な範囲が極めて狭いことで、こういった技術は常に危険です。 @tonkyo_vc

2016-04-17 01:04:42
KASUGA, Sho @skasuga

最期に、総じて言えば多くの人々は現代の科学技術を受け入れており、ただ時々「なんかひっかかるなぁ」と感じさせる技術が混じっている訳です。その時、社会の側が「ひっかかる」ことを真摯に検討し、開発を続けるにしても民主的な正統性をもって行うべきだ、ということです。 @tonkyo_vc

2016-04-17 01:06:24
KASUGA, Sho @skasuga

もちろん非専門家が「ひっかかる」理由を正確に説明できているとは限らないわけですが、であるからこそ、専門家はそれらの言説を「非科学的だ」で流すのではなく、きちんと多角的に検討する必要があるわけです。 @tonkyo_vc

2016-04-17 01:07:39
KASUGA, Sho @skasuga

「批判される技術」の基準についてのご疑念かと思いましたので その基準についてご説明しました。 twitter.com/tonkyo_Vc/stat…

2016-04-17 01:10:24
KASUGA, Sho @skasuga

第一の論点は、原発はチェルノブイリや福島第一のように激甚な事故になってしまうからですね。風力で失敗してもああいうことにはならない。 twitter.com/tonkyo_vc/stat…

2016-04-17 01:15:28
KASUGA, Sho @skasuga

どこから以上が「激甚」なのかというのは議論があるでしょうが、たとえば「事業者が事故があった際に完全な保証をしてくれる保険の受け手を確保できる」みたいな基準がいいのではないかと思っています。保険をかけられない技術は実践しちゃダメ。 @tonkyo_vc

2016-04-17 01:16:31
KASUGA, Sho @skasuga

第二の論点に関しては「専門家<だけ>の意見より、専門家も含んだ社会全体の合意形成にゆだねるべき」という主張です。その意味で、単なる世論調査のみならず、熟議型手法までためしてどれも否定的な結論がでている原発の民主的正統性はかなり低い。 @tonkyo_vc

2016-04-17 01:18:27
KASUGA, Sho @skasuga

「想定外」はどんな技術にもありますが、原発とそれ以外の発電方式では、起こりうる「想定外」の桁にかなり差があるのは事実かと思います。福島原発の被害は控えめに見ても兆の単位であり、これを引き受ける保険会社はないでしょう。 twitter.com/tonkyo_vc/stat…

2016-04-17 01:37:06
KASUGA, Sho @skasuga

どんなものでも万人が認める 「正当性」なんてないですよ。なので、とりあえず民主国家なんだから 、政策的な選択という意味では憲法とそれにのっとった民主的手続きを最終的な判断基準とするしかないでしょう。 twitter.com/tonkyo_Vc/stat…

2016-04-17 01:44:26
KASUGA, Sho @skasuga

もちろんあり得ると思いますし、そうならないように最大限努力する未来世代に対する義務を我々は負っています。なので、技術の選択においては、スケーラブルで撤退が容易というのは、拙かったときに軌道修正しやすいので優位な点である、と思います。 twitter.com/tonkyo_vc/stat…

2016-04-17 01:51:09
KASUGA, Sho @skasuga

そのあたりは当該の分野の研究者や反対運動に関わっている人がやるとどうしても議論が収束しないので、保険屋さんに判断してもらうのも一案である、ということです。他の手法があるならそれでもかまいません。 twitter.com/tonkyo_vc/stat…

2016-04-17 01:58:49
KASUGA, Sho @skasuga

原発に関して言えば、発電手段としてはすでにいったん「全部無くなる」を経験して、なんとかやれていた訳です。また5年あった訳ですから、代替手段はある程度導入できたでしょう。再稼働前提ではない選択肢はあったわけです。 twitter.com/tonkyo_vc/stat…

2016-04-17 02:01:40
KASUGA, Sho @skasuga

「技術を運用する可否は市民自身が決める」でも「市民が、技術の運用の可否は保険の引き受けてが現れるかどうかで決める、と決める」でも、どっちでもいいということです。前者が不公平とか不合理とかいう気がするなら後者にすればいい。 twitter.com/tonkyo_vc/stat…

2016-04-17 02:06:54
KASUGA, Sho @skasuga

事故を経験して、それでも有権者の大多数が原発の維持を望む、というのであれば、個人の信条としては兎も角、STS研究者としてはあんまり言うことはないわけだけど、熟議型世論調査までやっておいてなお、有権者の意向が軽視されているのは落ち着かないし、その軽視に「市民は不合理だ」という(続)

2016-04-17 02:08:00
KASUGA, Sho @skasuga

(承前)前提があるようであれば、その決断の社会的合理性について、専門家や政策決定者に対して代弁するのは、一種の Vocation である、と任じざるを得ない。

2016-04-17 02:09:20
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