◆ウルトラマンフレイム◆EP1◆

EP1「勇敢なるキミへ」
0
ULTRAMAN FRAME @Dva_frame2

""Au lieu de votre justice Seraient attirés par le juge de la terre.""

2016-03-24 20:06:58
ULTRAMAN FRAME @Dva_frame2

""Ultraman flamme"" 【ULTRAMAN FRAME】勇敢なるキミへ。

2016-03-24 20:07:11
ULTRAMAN FRAME @Dva_frame2

PV勇敢なるキミへ【ウルトラマンフレイム】 (0:19) nico.ms/sm28045402 #sm28045402

2016-03-24 20:07:42
ULTRAMAN FRAME @Dva_frame2

◆Le début de tout Épisode 1「勇敢なるキミへ」◆ pic.twitter.com/6ENEjXbDcr

2016-03-25 17:52:25
拡大
ULTRAMAN FRAME @Dva_frame2

宇宙。漆黒の闇を上下に分断するように、広大な銀河が流れている。 星雲。星の海に揺蕩う渦潮の如く。 1

2016-03-25 17:54:30
ULTRAMAN FRAME @Dva_frame2

その空間を、二色の、赤と青の二筋の流れ星がDNAのように螺旋を描きながら高速で横切っていく。 二つの流星は時に衝突して無音の火花を散らし、時には離れながら、果てのない銀河を渡っていく。 2

2016-03-25 18:01:25
ULTRAMAN FRAME @Dva_frame2

一際激しい衝突の火花を撒き散らした時、二つの流星は小惑星の軌道上で停止し、はっきりとした輪郭を見せる。 青い流星は、人型の巨大な銀色の戦士となった。 赤い流星は、6つの光球を伴った鋭い姿の戦士となった。 3 pic.twitter.com/IOwR6EIZJs

2016-03-25 18:03:57
拡大
ULTRAMAN FRAME @Dva_frame2

二者は灰色の小惑星、月面にて対峙している。 惑星の背後から、青い大きな星。地球が上ってきた。 その輝きに乗じ、最初に動いたのは鋭い戦士。右手から巨大な槍を突き出し、銀色の戦士を貫くべく襲い掛かる! 4

2016-03-25 18:06:22
ULTRAMAN FRAME @Dva_frame2

【04】■高垣楓(たかがき かえで)CV:早見沙織 25歳。 元モデル。掴みどころがないおっとりとした歌姫。駄洒落好き。 トップアイドルでありながら、なぜかSDFの副司令も兼任する不思議な人物。SDFの頭脳である「クローネシステム」を政府に認めさせた。

2016-03-25 17:50:53
ULTRAMAN FRAME @Dva_frame2

槍は触れずとも月面を抉る勢いで突き進むが、銀色の戦士は体を捻って最小限の動きでかわし、鋭い戦士の懐に潜りこむ。 銀色の戦士が鋭い戦士の頭部に輝くコアに攻撃を加えようとしたその瞬間、凄まじい光線が頭部から発射された。 5

2016-03-25 18:09:04
ULTRAMAN FRAME @Dva_frame2

咄嗟の判断で両腕をクロスしてガードしたものの、反動で大きく跳ね上げられる銀色の戦士。 鋭い戦士はそれを追撃するように飛び上がり、ガードしたままの両腕に槍を突き刺した。両腕は貫通されたものの、幸い槍は胸には到達していない。 6

2016-03-25 18:10:51
ULTRAMAN FRAME @Dva_frame2

しかし追撃の勢いは止まらず、二者は再び赤と青の螺旋を描き、そのまま背後の惑星、地球へと降下していく。 銀色の戦士は大気圏の灼熱の中でなんとか押し返そうと試みるが、傷ついた体と地球の引力の前には成す術がなかった。 7

2016-03-25 18:14:43
ULTRAMAN FRAME @Dva_frame2

轟音。落下点に巨大なクレーターを描くほどの衝撃と共に、二者はついに地球の大地に降り立った。 薙ぎ倒された緑色の木々に囲まれた中央で立ち上がる両者。しかし互いのダメージは甚大だ。 槍は折れ、銀色の戦士の左腕に刺さっている。鋭い戦士にも、ヒビがいくつも刻まれ火花を散らしている。 8

2016-03-25 18:19:48
ULTRAMAN FRAME @Dva_frame2

再び睨み合う二者。そこに、銀色の戦士が小さい沢山の人影にふと気づく。この星の人々だろうか。 誰もが蒼白な表情をし、突然の出来事に怯えた顔をしている。 銀色の戦士は思う。自分の星で生まれてしまった目の前の破壊兵器に、この星を巻き込んではいけない、と。 9

2016-03-25 18:24:03
ULTRAMAN FRAME @Dva_frame2

傷ついた体を引きずり、煙を上げ始めた鋭い戦士の前に立ちはだかる。私たちの戦場をここにしてはいけない。互いにボロボロになりながら掴み合う両者。なんとかこの星から脱出しなければ。 銀色の戦士は、鋭い戦士の無差別攻撃の中、周りにいる人々を守りつつ、脱出の機会を窺っていた。 10

2016-03-25 18:26:23
ULTRAMAN FRAME @Dva_frame2

その時、銀色の戦士は突如自身に向けられた声援に包まれる。 幼い子供の叫びが巻き起こした声援が波紋のように群衆に広がった。もはや合唱とでもいうべき希望を望むその大勢の言葉は、全て同じ言葉だった。 「がんばれ!ウルトラマン!」 11

2016-03-25 18:32:38
ULTRAMAN FRAME @Dva_frame2

その声は胸の奥から燃え上がるように広がり、銀色の戦士の体に染み込んでいく。 ウルトラマンとは何だ?わからない。しかし、私の事をそう呼んでいる。 なんて温かい力なんだろう。 なんて強い力なんだろう。 12

2016-03-25 18:34:37
ULTRAMAN FRAME @Dva_frame2

もう立っていることすら難しい体に沸きあがる力。拳を握る。力が入る。 銀色の戦士は声援を送る人々に感謝の念と共に大きく頷き、最後の力で鋭い戦士の腹部に強烈な一撃を叩き込む。 二者はその勢いで上昇し、再び大気圏外にまで到達した。 13

2016-03-25 18:38:35
ULTRAMAN FRAME @Dva_frame2

((終わりだ。ランサー))銀色の戦士はそう呟くと、太陽と地球の光を背に、鋭い戦士、ランサーに向けて最期の光線を放つ! 無音の火花。無音の大爆発。ランサーの五体は完全に破砕され、ひび割れた光球と破片が月と地球の間を漂うだけとなった。 14

2016-03-25 18:40:43
ULTRAMAN FRAME @Dva_frame2

そして銀色の戦士……使命を終えた『フレイム星人』は、月面にその体を横たえ、力尽きた。月の弱い重力に引かれ、ゆっくりと、自らの墓標へ降りていく。 15

2016-03-25 18:43:55
ULTRAMAN FRAME @Dva_frame2

月から見える広大な青い惑星、地球。 なんと美しい星だろう。そして、なんと温かい人々だろう。 あの星を傷つけることにならなくて本当によかった。 フレイム星人は安堵し、青い星を仰ぎ見ながら、自分の命の終わりを感じた。 16

2016-03-25 18:47:13
ULTRAMAN FRAME @Dva_frame2

しかし…! 宇宙空間に漂っていたランサーの六つのコアが突如強烈な光を放ち、地球へと凄まじい速度で降下していく! ((なんということだ……まだだ、私はまだ終わるわけにはいかない!)) だがもう既に、フレイム星人の命は消えかけていた。 17

2016-03-25 18:54:01
ULTRAMAN FRAME @Dva_frame2

もう微動だにしない体。風前の灯が、消えかけてもなお輝こうとする。 (私は戦わねばならなない!あの美しい星を、人々を、守りたい!)動かないはずの手をきつく握り締める程の強い意思! しかし無情にも闇の中へ霧散していくフレイム星人の意識。 18

2016-03-25 18:58:38
ULTRAMAN FRAME @Dva_frame2

((戦わせてくれ!私を!守らせてくれ!光を!)) 手を伸ばす。宇宙の闇の中へ。さらに手を伸ばす。地球の光へ!光は叫ぶ!勇敢なる意思へ! 19

2016-03-25 19:02:04
1 ・・ 6 次へ