10周年のSPコンテンツ!
27
林司@るーしゃんず @Archangel_HT
日立GEはひっそりとレーザウラン濃縮を研究してたんだけど、なんかオーストラリアのSILEXって会社にうっぱらって撤退するとかそういう話らしい。あとでちゃんと読もう。レーザ濃縮は80年代から研究されてたけど、結局無理って話だったよな twitter.com/fissilemateria…
林司@るーしゃんず @Archangel_HT
朝呟いた、日立GEがレーザウラン濃縮を売却云々の話、やっと中身が分かった twitter.com/Archangel_HT/s…
林司@るーしゃんず @Archangel_HT
ウラン濃縮法として現在は遠心分離法が主流とされているけど、1970年代あたりからレーザを使った分子蒸気レーザ濃縮法や原子蒸気レーザ濃縮法なんかが研究されてたけど、どこも(日本のJAEA含めて)世紀の変わり目当たりに諦めてた。でも、日立GEは細々と続けてはいた。と言うのは知ってた
林司@るーしゃんず @Archangel_HT
日立GEはオーストラリアのSILEX社が開発したSILEX法を独占使用権を入手して研究してた。"Separation of Isotopes by Lase Excitation"の接頭語ね。 JAEAの研究会資料。面白いよ: jaea.go.jp/03/senryaku/se…
林司@るーしゃんず @Archangel_HT
JAEAの海外ウラン濃縮企業動向最終特集号(2013年3月14日)でも触れられてて、まだこの段階では研究が進んでてパイロットプラントが云々と書いてある jaea.go.jp/03/senryaku/to…
林司@るーしゃんず @Archangel_HT
で、今回ついに、日立GEはこのジョイントベンチャー、"Global Laser Enrichment"への出資を辞めたい、と表明したと。 GE-Hitachi to exit laser enrichment JV world-nuclear-news.org/UF-GE-Hitachi-…
リンク www.world-nuclear-news.org GE-Hitachi to exit laser enrichment JV Australian company Silex Systems is considering taking an equity position in Global Laser Enrichment (GLE), the exclusive licensee for its laser uranium enrichment technology, after GE-Hitachi Nuclear Energy announced its intention to exit the company.
林司@るーしゃんず @Archangel_HT
記事を読むと、日立GEが抜けた分は、その技術の開発元であるSILEX社が出資を増やすことを考えている、と言うことらしい。
林司@るーしゃんず @Archangel_HT
昔読んだ原子力学会誌では、「レーザ技術があと20年は進まないと無理と判断された」とか書いてあった気がするけど、未だに遠い道のりなのか…ついでに言うと、世界的に見るとウランの濃縮能力って供給過剰っぽいんだけどね。おおむねロシアのせいで。
林司@るーしゃんず @Archangel_HT
ROSATOMは濃縮能力が有り余ってるから、フランスとかから委託を受けて、「劣化ウランをさらに濃縮して、天然ウランや低濃縮ウランを絞り出す」なんてことまでしてる。

正確に言えば、「天然ウラン(0.7%)や低濃縮ウラン(5%未満)相当の濃縮ウラン」
また、この再濃縮により発生する「超」劣化ウランはロシアの所有物となる契約なので、フランスは自分たちが管理しなければいけない劣化ウランを減らせる、と言うメリットがあった。

林司@るーしゃんず @Archangel_HT
一昨年終わったけど、1994年から2014年までは、ソ連時代の核兵器を解体して出来た高濃縮ウラン500t(!)を、その劣化ウランと混ぜて希釈して、原子炉用ウランとしてアメリカに輸出する「メガトンからメガワットへ」なんてこともやってた。ウラン余りすぎワラタ
林司@るーしゃんず @Archangel_HT
で、さっき貼ったJAEAの「海外ウラン濃縮企業動向」にもあるけど、核兵器解体高濃縮ウランはU-234の濃度が高いので普通に希釈するとASTMの規格から外れるから、劣化ウランをさらに濃縮した絞りかすの「超」劣化ウランを混ぜて、U-234の割合をいい感じにしてたらしい。

注:ASTM=米国試験材料協会。材料に関するアメリカのJIS規格、と言う認識で大体問題ない

林司@るーしゃんず @Archangel_HT
と言うか、以前も書いたけど、アメリカの劣化ウランの保管状況ヤバイだろ。これ、このシリンダ1本に劣化ウラン12.5トン、合計70万トンも野ざらしだぞ。 pic.twitter.com/gNv0aNeaOA
拡大
拡大
林司@るーしゃんず @Archangel_HT
ググるマップで見るとこれ。建物の南側に転がってるの、全部劣化ウランのシリンダ。さっきのJAEAの資料だと、20年ぐらいかけて酸化ウランに転換して保管するらしい google.com/maps/place/37%…
林司@るーしゃんず @Archangel_HT
これに対してフランスは、最初から六フッ化ウランでの保管は危険だとして酸化ウランにして、一部は前述の通りロシアで再濃縮して貰ったけど、大部分は「将来は有価物になる」として、ウラン鉱山に持っていって保管している。すげー発想だ。
林司@るーしゃんず @Archangel_HT
ついでに、この六フッ化ウランから酸化ウランへの転換時に生じるフッ酸は売却してて、ヨーロッパ市場の30%を占めてるんだと…と言うか、フッ酸ってある意味プルトニウムなんかより遙かに危ないシロモノだよね。
林司@るーしゃんず @Archangel_HT
まとめると、 アメリカ:とっとと劣化ウランをなんとかしろ フランス:さりげにしっかりしている ロシア:おそロシア と言うことになる。
コメントが入りました
happysakiko @happysakiko1
①頼まれた訳でも何でも無いけど補足。元々日立がSILEXに突っ込んだのは、プラント輸出の際に顧客から燃料(ウラン)の供給を求められた際に応えられる様にとの戦略的意図。精鉱・転換はともかく機微技術の濃縮は押さえておこうとしたらしい twitter.com/archangel_ht/s…
happysakiko @happysakiko1
②一方濃縮市場は供給過剰でスポット価格も下方硬直的。少なくとも現状では必要な時に調達するのに困らない。 レーザー技術もラボベースならともかく商業規模での展開はハードルが高く、まだまだ時間も金もかかる。これから英国プロジェクトに人も金も必要な状況で何時までも付き合ってられない、と
happysakiko @happysakiko1
ちなみに日立は出資していたもののサイレックスの技術には全くアクセスできなかったらしい。機微技術にアクセスできたのはGEのみ。ちなみに現在GLEには世界最大手のカナダのウラン鉱山会社であるCamecoが出資している。燃料サイクルチェーンの垂直統合を念頭に置いてるのだろう
happysakiko @happysakiko1
劣化ウランの米濃縮工場での貯蔵は確かに野晒し状況。それでも管理の委託を受けたメーカーだかが定期的に点検してバルブの健全性は確認してるらしい。ただ、万一バルブから中身が漏れて大気中の空気と接触してもHFが少し漂う程度。勿論腐食性ガスなのでそばで思い切り吸い込んだら危ない
残りを読む(10)

コメント

1番サード @shinomaru01 2016年4月21日
なんか難しいが、劣化ウランがよーけあるのはわかったw。
ハチマキくろだ @hatimaki_kuroda 2016年4月21日
劣化ウランをフッ化物のままにしておくのって、米国的に何か意味があるのでしょうか?
Takanori Watanabe @takawata19 2016年4月22日
パデューカシリンダーヤードの話はこの資料でもチラッと出てますね。 http://www.jaea.go.jp/03/senryaku/seminar/07-3.pdf (この資料が出た時点で)酸化物への安定化に25年かかるんだってさ。
ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする