魔術、グリモワールにおけるルシファー

魔術、グリモワールにおけるルシファーについて、@nyarl_nyarl 氏と @bangi23 氏のツイートを中心にまとめました。
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mare nostrum @marenostrum2

魔術書から。ルシファー×ベルゼブブか(違 1519年 ULB Hs-2543 P.19 pic.twitter.com/hQoM4V4BgX

2015-10-04 15:59:44
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にゃる@ネクロマンティック @nyarl_nyarl

GrimoriumVerumや大奥義書など、ルシファー・ベルゼブス・アスタロスの三首領と六将軍型のヒエラルキーがある。JSKの著書とか読んでるのだが、ここに深く広範囲にわたる古代信仰の名残が伺えるのが分かる。しかもそれがキンバンダとして新世界で生存・復活していて、しびれる。

2014-01-24 03:37:47
にゃる@ネクロマンティック @nyarl_nyarl

ベルゼブス=バアル・ゼブルだが、バアル・ツェフォンとも同義とされる。するとエジプトのセトが視界に入ってくる。バアルはセトと同一視され、外来の神として崇拝されていた。Verumではベルゼブスの姿は牛や羊めいた怪物とされるが、これはバアルと牛、あるいはセトの動物を連想させる。

2014-01-24 03:55:36
にゃる@ネクロマンティック @nyarl_nyarl

ベルゼブスの蝿の王としての性質は、ゼウスとの関連が指摘されている。バアル、ゼウス、いずれも雷神であり、木星と関係づけられる。ベルゼブスは多く王子とされるが、ゲーティアでは王子の称号は木星に属する。三首領のうちでは激烈猛悪とされ、非常に男性的な性質を持つのも、これらの主神たちの→

2014-01-24 04:04:05
にゃる@ネクロマンティック @nyarl_nyarl

→力、性質が伺える。セトを考慮すればなおさらだ。アスタロスが温厚かつ、ずばりバアルの妻ともされる女神アスタルテであり、それがルシファーの元で対になっているというのが興味深い。

2014-01-24 04:08:48
にゃる@ネクロマンティック @nyarl_nyarl

アスタロス=アスタルテも有名で、レヴィは不浄の金星と書いていたが、アスタロスのどの記述にも性愛に関わる要素はない。ゲーティアから浮かんでくる姿は予言、知識と秘儀の伝授者である。アスタルテは月の女神でもあり、地中海地方の多くの女神と関連を持つ。その中にはイシスやへカテーも→

2014-01-24 04:18:46
にゃる@ネクロマンティック @nyarl_nyarl

含んでいる。JSKは特にヘカテーとの繋がりを重視し、彼女をヘカテーの低位の姿と見ている。Verumでアスタロスはネビロスを配下に持つとされるが、ネビロス=ナベリウス=ケルベロスであり、ここからもヘカテーとの関連が現れる。三首領のうちではアスタロスはルシファーと親密であり、→

2014-01-24 04:24:04
にゃる@ネクロマンティック @nyarl_nyarl

魔術師とルシファーの間を取り持つ。Cthonicな地下世界への導き手としての性質が現れる。アスタルテはさらに遡るとシュメールのイナンナ、獅子の引く戦車に乗る女神だが、ゲーティアでの地獄の獣に乗るという姿は、その名残かもしれない。アスタロス・アスタルテの性の違いは、キンバンダで→

2014-01-24 04:30:57
にゃる@ネクロマンティック @nyarl_nyarl

対応するExu Rei De Sete EncruzilhadasとPomba Gira Rei(以下同)という男女の魔神として表現される。ちなみにこの名前は〈十字路の王なるExu〉ということで、ヘカテーとの繋がりがはっきり現れる。ゲーティアでは天使たちの堕落について語ると→

2014-01-24 04:40:45
にゃる@ネクロマンティック @nyarl_nyarl

→あるが、元形(の一部)がヘカテーで、さらにバアルを始め多くの神々と関わり後に悪魔化された女神なら当然とも言える。個人的に知識・秘儀・導き手であり、性の不明瞭さ→両性具有と考えると水星的にも思えるが、ホノリウスで水曜日に召喚されること以外に、水星との関係は見られない。

2014-01-24 04:46:15
にゃる@ネクロマンティック @nyarl_nyarl

バアル・アスタルテの対との作業についてはRunnyonらが推し進めているが、そうすると、この上にルシファーが立つ意味が気になってくる。ゲーティアのシステム内部にルシファーは現れない。アブラメリンでは四王子の一人で、頂点には立たない。ルシファーの起源は聖書の誤読から生まれた→

2014-01-24 04:54:48
にゃる@ネクロマンティック @nyarl_nyarl

いわば空の入れ物で、もちろん聖書内には現れない。Verum型システムの考案者がなぜサタンでなくルシファーを頂点に置いたのか、その入れ物に収まった神性は何かなど、非常に気になるし面白い。だからVerumがそのまま持ち込まれているキンバンダは、LHP的には実に興味深いところである。

2014-01-24 05:04:36
にゃる@ネクロマンティック @nyarl_nyarl

ベルゼブスとセトの関わりなどを考えると、PGMなどのヘルメス魔術の世界も全面に現れてくる。エジプト最初期→古代地中海・中近東→アレクサンドリア→ヨーロッパ→(+アフリカ)→ブラジル他中南米(今ココ)…グリモワールの中でも特に低く見られてた書物に、これだけ壮大な神性と秘儀の→

2014-01-24 05:25:09
にゃる@ネクロマンティック @nyarl_nyarl

流れが、特にその影の側がはっきりと記されていたと考えると震える。

2014-01-24 05:26:42
にゃる@ネクロマンティック @nyarl_nyarl

一般にサタニックなものは、キリスト教への反発を原動力・足掛かりにして魔霊と関わる。キンバンダが興味深いのはそれ自体で完結していて、この動機を根本的に持たない日本人にとってのモデルになるところだと思う。まず智慧or悪の樹があり、その裏側に生命の樹を見出していくようなLHP的逆転感。

2014-01-24 05:56:33
にゃる@ネクロマンティック @nyarl_nyarl

Verumでフリモストと呼ばれる精霊がいる。性愛を司り、物凄く偉いので最大限に敬意を払え、くらいしか分からない精霊だが、JSKが関係するありとあらゆる象徴からディオニュソス直系の精霊と割り出していた。推理小説並みの理詰めの分析で、そこまで出来るのかとびっくらこいた。

2014-01-24 06:24:44
磐樹炙弦 Bangi V. Abdul @bangi23

@nyarl_nyarl 神智学協会誌「ルシファー」1889年、ディアナとルシファーをカップリングしたリーランド「アラディア」1899年ら辺のルシファーブームが、マクンバ-キンバンダにVerumを選ばせた、とかあるのでしょうか? JSK読みたい!

2014-01-24 07:02:51
にゃる@ネクロマンティック @nyarl_nyarl

@bangi23 19世紀ごろ南欧から流れ込んだのは確かなようです。なぜV?というのは分からないですが、英語圏でメジャーなゲーティアの影響が少ない一方、Vの全魔霊が対応するExuを持ち、三首領は実質的に主神扱いです。ウンバンダの黒い部分が分かれたので、共鳴しやすかったんですかね。

2014-01-24 07:33:43
にゃる@ネクロマンティック @nyarl_nyarl

@bangi23 ちなみにVerumの影響は、Exuの紋章と悪魔のシジルがほぼ同じ、ヒエラルキーの構造も全部同じと徹底してます。一方、悪魔はExuの寧ろコントロールしやすい側面らしいとか、主神ExuRei=ルシファーだが同時にミカエルでもあると、一筋縄ではいかないようです。

2014-01-24 07:40:41
磐樹炙弦 Bangi V. Abdul @bangi23

@nyarl_nyarl アラディアもイタリア起源だし、南欧の土着クラフトのルシフェリックノリがGではなくV志向だった、というのはあり得そうですね。同時にミカエルてのはヘカテがアポロンの別名ヘカトスの女性形というのを想起しました。

2014-01-24 07:55:49
にゃる@ネクロマンティック @nyarl_nyarl

VerumのルシファーにLHPでいう闇の王子…人類に個と自意識を与えた神性を読み込むと、ベルゼブスも介してセティアン的な流れが浮かぶ。S.J.Black&Hyattの著書ではルシファーの原型にディオニュソス、さらにはシヴァまで見ている。するとタントラまで出て来て、とにかくヤバい。

2014-01-24 07:57:47
磐樹炙弦 Bangi V. Abdul @bangi23

@nyarl_nyarl どうも、今私が没頭しているヨーロッパ土着クラフト世界が溶鉱炉となって数百年ぐつぐつ煮込んでた金星的、V的なものが、カリブ南米の対カソリック戦線に流入しているという直観を得ました。なかなか手が回らないですが、近いうちに覗き込んでみます!ありがとです!

2014-01-24 08:02:18
にゃる@ネクロマンティック @nyarl_nyarl

@bangi23 JSKはヘカテーの支配をゼウス、ポセイドン、ハデスの三界支配に並べる見方にも言及してます。さらにアスタロス=ヘカテーの繋がりから、三首領全体にヘカテーの三面的な何かが読めそうな気もします。つまり、もう頭がパンクしますw

2014-01-24 08:11:03
にゃる@ネクロマンティック @nyarl_nyarl

@bangi23 @mikagenoya 大元のHeadless OneはPGMの一連のセト召喚儀式に含まれる、非常にティフォニアン的なものだったようですね。

2014-01-28 00:20:21
にゃる@ネクロマンティック @nyarl_nyarl

@mikagenoya 省略して書いたけど四王はルシファー、サタン、レヴィアタン、ベリアルで八公爵はベルゼブブ、アスタロス、アスモデ、マゴト及び四方の王という危険人物たちですw この場合の360は12宮を1°ずつで各宮につき30人、それが地球をぐるっと取り囲んでる状態ですな。

2014-02-20 07:35:37
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