キリスト教史における中絶の議論

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江口某 @eguchi1965

エフェソスのソラノス(AD98-138)の時代から中絶は議論されています。

2011-02-09 10:37:16
江口某 @eguchi1965

ソラノスがあげている中絶の理由は、不倫を隠すため、美を保つため、そして母体の危険を避けるため。

2011-02-09 10:38:35
江口某 @eguchi1965

プラトンやアリストテレスは人口調節の手段としての中絶を提案しています(本気かどうかはわからんですが)

2011-02-09 10:38:56
江口某 @eguchi1965

ヒポクラテスの誓詞には「婦人に避妊器具を与えません」という一文がはいっています。

2011-02-09 10:39:43
江口某 @eguchi1965

古代ギリシアの医者たちは一応「医術は人の生命を救うためにある」と思ってました。

2011-02-09 10:40:27
江口某 @eguchi1965

旧訳聖書はあんまり中絶の話に触れてないですが、出エジプト記の21:22。

2011-02-09 10:43:33
江口某 @eguchi1965

「もし人が互いに争って、見ごもった女を撃ち、これに流産させるならば、ほかの害がなくとも、彼は必ずその女の夫の求める罰金を課せられ、裁判人の定めるとおりに支払わなければならない」

2011-02-09 10:44:50
江口某 @eguchi1965

ここはヘブライ語とギリシア語で解釈が違うみたい。

2011-02-09 10:45:38
江口某 @eguchi1965

1世紀の注釈者ピロはこれを中絶の非難として解釈したらしい。

2011-02-09 10:47:13
江口某 @eguchi1965

ローマ帝国の法では夫の許可のない中絶を罰することになってた。薬の投与を禁じる法も一応あった。

2011-02-09 10:49:21
江口某 @eguchi1965

しかしローマでは一般に子供の処分は親の権利。ユダヤ人たちはその習慣を非難していた。

2011-02-09 10:50:19
江口某 @eguchi1965

ローマでは捨て子や中絶が一般的。

2011-02-09 10:50:55
江口某 @eguchi1965

新約聖書。愛の宗教。「汝自身のように汝の隣人を愛せ」「私があたたたちを愛したようにあなたたちもお互いを愛しなさい」

2011-02-09 10:52:01
江口某 @eguchi1965

人間はみな平等、ってわけだ。

2011-02-09 10:52:18
江口某 @eguchi1965

新約では「幼な子」とか強調される。「幼子らをわたしの所に来るままにしておきなさい。止めてはならない。神の国はこのような者の国である」mark 10:14 とか。

2011-02-09 10:55:24
江口某 @eguchi1965

ルカ1:42 「あなたは女の中で祝福されたかた、あなたの胎の身も祝福されています」

2011-02-09 10:56:41
江口某 @eguchi1965

とかってのが胎児が「祝福されている」っていう視線につながってます。

2011-02-09 10:57:11
江口某 @eguchi1965

ガラテア書の5:20 に「まじない」が出てくるが、これは pharmakeia で「薬」とかとも訳せる。

2011-02-09 11:02:15
江口某 @eguchi1965

これは中絶薬や避妊薬を指しているかもしれない。

2011-02-09 11:02:56
江口某 @eguchi1965

黙示録9:21 「彼らは、その犯した殺人や、まじないや、不品行や、盗みを悔い改めようとしなかった」

2011-02-09 11:04:24
黙示録bot @mokushirokubot

ヨハネの黙示録 21:8 しかし、おくびょうな者、信じない者、忌むべき者、人殺し、姦淫を行う者、まじないをする者、偶像を拝む者、すべて偽りを言う者には、火と硫黄の燃えている池が、彼らの受くべき報いである。これが第二の死である」。

2013-05-03 01:36:56
江口某 @eguchi1965

まあここらへんまではあれで、聖書そのものには中絶の話はっきり書いてない。

2011-02-09 11:06:02
江口某 @eguchi1965

しかし2世紀ごろの教父文書のディダケーでは中絶をはっきり禁止している。

2011-02-09 11:06:57