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2016年4月24日

じゃむ猫(jamnekodd)氏による哨戒艇ウェーク島強行上陸についてのおはなし

上陸戦の際、必要に駆られて擱座させたエピソード ろーちゃんの恥ずかしい甲羅干し事件とはまた別な。
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じゃむ猫 @jamnekodd

(0) ろーちゃん甲羅干し事件に続けて、艦船の上陸ネタ。 今度は事故じゃない。 第33号哨戒艇、ウェーク島強行上陸。

2016-03-13 22:55:25

甲羅干し事件は下記参照

じゃむ猫 @jamnekodd

(1) 第二次ウェーク島攻略戦では32号、33号の各哨戒艇が船体もろとも陸岸に擱座して陸戦隊を揚陸するという非常戦法を用いた。 諸々の事情があってこうしたわけで、決して最善の策として行ったわけではない。

2016-03-13 22:56:02
じゃむ猫 @jamnekodd

(2) ウェーク島攻略戦における陸戦隊の苦戦は色々な本に書かれている通りである(から書かない)が、さて、擱座した哨戒艇はどうしたのか。 第33号哨戒艇は陸岸に向けて直進(速力は12ノットと記録されている)、ウェーク島南岸に達着。 停止するまで3度ばかりの大きな衝撃があったと言う。

2016-03-13 22:57:00
じゃむ猫 @jamnekodd

(3) 陸戦隊の兵は衝撃に備えて予め甲板上に伏せていた。 陸岸にのし上げた2隻の哨戒艇は、幸運にも両方とも船体が横倒しにならずに済んだ。

2016-03-13 22:57:42
じゃむ猫 @jamnekodd

(4) 哨戒艇が擱座すると守備隊が活動を始める。探照灯が闇を裂き哨戒艇の船体を浮かび上がらせ、砲台、機銃が射撃を始める。 哨戒艇側も機銃で反撃、探照灯を潰す。 弾雨の中、陸戦隊は船体の各所から縄ばしごを垂らし、上陸を開始。

2016-03-13 22:58:06
じゃむ猫 @jamnekodd

(5) 第33号哨戒艇では艇長が船体を安定させるため錨を降ろさせた。 守備隊の銃砲撃は止む気配なく、もはや動くことのできない2隻の哨戒艇は単なる標的状態で、やがて大破、炎上し始めた。

2016-03-13 22:58:36
じゃむ猫 @jamnekodd

(6) 哨戒艇乗組員たちも陸戦隊に続いてロープを伝い上陸したが、敵陣の直近ど真ん前で、米兵の叫び声が普通に聞こえる距離で動くに動けなかった。 彼らがこの状態から解放されたのは、ウェーク島守備隊の降伏によってである。

2016-03-13 22:59:02
じゃむ猫 @jamnekodd

(7) 翌日、2隻の哨戒艇は陽光の中に姿を現したが、船体は火災により焼けただれ、被弾により破壊されていた。再生は不可能であった。 哨戒艇の乗組員たちは陸戦隊に編入され、散り散りとなった。

2016-03-13 22:59:38
じゃむ猫 @jamnekodd

(8) 2隻の哨戒艇の船体はウェーク島にのし上げたまま錆びるに任せる状態となっていたが、後日、不本意にも仲間が増えることになる。 昭和18年3月、日本郵船の貨客船「諏訪丸」が入港直前に米潜の雷撃を受け、沈没を防ぐためにやはりウェーク島南岸に擱座したからである。 (了)

2016-03-13 23:00:15

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