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御成敗式目は立憲主義?

小路田泰直『日本憲法史―八百年の伝統と日本国憲法』の「立憲主義は鎌倉時代以来の伝統」との主張。これについて、中世史研究者からの批判が相次ぐ。(4月28日追記)ご指摘を受けて一部修正。(4月30日・5月5日追記)ツイートを追加。(5月10日追記)まとめ後のツイートを「その後」として追加。
歴史 御成敗式目 住友陽文 マグナ・カルタ 立憲主義 小路田泰直 池田信夫 中世法 憲法
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発端
住友陽文 @akisumitomo
小路田泰直さんからご高著『日本憲法史―八百年の伝統と日本国憲法』(かもがわ出版)をご恵贈いただく。日本の立憲主義は明治維新より遙か以前の鎌倉時代から始まる伝統。安倍内閣の立憲主義否定はそれゆえ日本史の伝統の否定という観点からの著作。 pic.twitter.com/3lAfpOLSZR
拡大
住友陽文 @akisumitomo
小路田著「はじめに」。明治憲法は「皇祖皇宗の遺訓」、一天皇でさえ自由に憲法を制定できないもの。現行憲法ももちろん民主主義によっては制定しえない。しかるに96条を改正して国会の過半数で発議できれば、それは憲法が「最高法規」性を喪失し、原理的には法律の座に落ちることを意味すると。
菅野完 @noiehoie
確かにそうだな。鎌倉方が、承久の乱にさいして後鳥羽上皇の行為を「御謀反」と規定したことは、立憲主義だと言える
住友陽文 @akisumitomo
時期的には、ちょうどマグナカルタが制定された時期です。慈円の「道理」という言葉は権力を制限しようとする自然法でしょう。その慈円が学んだ延暦寺を信長が焼き打ちにしたのは、そういう中世の「立憲主義」を否定した出来事として示唆的かも? twitter.com/noiehoie/statu…
菅野完 @noiehoie
ああああああ!!!!そうだ!第六天魔王はその通りだ!!!!! だから根絶やしに出来るんだもんな。つーか根絶やしにせんといかん必要性に迫られとるわけだ。 ああああ!

(注)「鎌倉時代に立憲主義があったというのは、江戸しぐさと同じような与太話」という趣旨のツイートがここに入る。

住友陽文 @akisumitomo
読んだうえで、書かれていることを理解してから批判してにしてください。読まないでいい加減な事をいうことこそ与太話ですな。ちなみに付け加えると、立憲主義の起源を13世紀に遡る小路田氏の議論について憲法学者の樋口陽一さんもその通りと。 twitter.com/ggLdhP/status/…
住友陽文 @akisumitomo
.@akisumitomo これは誤解を与えるので言い換える。樋口さんの議論は立憲主義を13世紀まで遡らせない。それは「個人の尊重」を重視するから、それはフランス人権宣言になる。樋口さんは小路田さんの議論を一つの意見として「別にユニーク」とは言えないとおっしゃった。
住友陽文 @akisumitomo
西欧で立憲主義の起源は13世紀と言っても叩かれないが、日本で同じことを言うと「江戸しぐさ並みの与太話」と言われるのは、どういうわけか。よっぽど自国の歴史を自虐的に描きたいのかな。
住友陽文 @akisumitomo
.@akisumitomo 鎌倉時代に「立憲主義」がないというのは、原理的に立憲主義を理解していない証拠でしょう。
住友陽文 @akisumitomo
先ほどの〈慈円ー延暦寺ー信長による焼き打ち〉という連想ゲームのようなのは、僕の思いつきです。僕は日本近現代史の研究者で、中世史ではありません。しかし、この歴史上の大事件は前々から気になっていたのです。

(注)「樋口陽一氏は中世史の専門家ではないのではないか」という趣旨の指摘がここに入る。

住友陽文 @akisumitomo
それはあなたが決めることでしょうか? twitter.com/ggLdhP/status/…
住友陽文 @akisumitomo
.@akisumitomo 先ほど僕につっかかってきた人は僕をブロックしたようです。一方的につっかかってきて、こちらが反論したらブロックするなら、最初から言ってこなければいいのに。
金王坂兵衛 @KNZ48
@akisumitomo 横から失礼します。御成敗式目あるいは貞永式目がマグナカルタ相当ですよね。
住友陽文 @akisumitomo
@KNZ48 それらの法令がマグナカルタ「相当」なのかどうかは僕には判断がつきませんが、13世紀以降、日本でも「天道」や「道理」といった概念が展開され、時に権力の抑制を目指そうとしたことは重要だと思います。まさに「法の支配」ですね。
金王坂兵衛 @KNZ48
@akisumitomo ありがとうございます。こちらの名著のアップデートのような内容を想像しております。amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9…
中世史研究者からの批判
キリュー @quiriu_pino
け、憲法と御成敗式目……
キリュー @quiriu_pino
確かに中世の訴訟文書とかで「憲法」の語はよく使われるけど、これは政治や権力者、あるいは個人の公平さを表現する語で、「正直」「正道」「憲政」などの語と近く、ルールという意味は薄い。ましてや統治機構を指すことはない。
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コメント

ehoba @htGOIW 2016年4月26日
これに限らず、明治維新より前の何かに近代的精神の萌芽を見る系のアレは全部与太話
文里 @wenly_m 2016年4月26日
なんか住友各社への風評被害が大きそうw 財閥の住友家とは全く関係ないんだろうけど
Sひろし @1970er 2016年4月26日
よくある専門家が専門外でもドヤ顔で言及して爆沈するパタンですね
Toshiya Utoh @toshi_moon 2016年4月26日
なんだ。 abe-no.net の賛同者か。 自分の役職名を政治利用してるレベルの人間だwww
sukebenayaroudana @Sukebenayarouda 2016年4月26日
@httus そこまでいいきるのはどうかとは思いますが、応仁の乱以前、以後の日本は別物というのが史学上では常識らしいので、御成敗式目をもって立憲主義の萌芽とみなすのは若干無理筋かもしれませんね。
時計じかけのミカン @mkn_inv 2016年4月26日
これって現代サッカーのルーツが蹴鞠だと言ってるようなもんだぞ。御成敗式目は武家という一身分の中の伝統的慣習法であって、広い意味では法令の一種ではあるが、現代的な意味での立憲主義とは全く違う。
bays★ball @bays_ball 2016年4月26日
まず出版社名を見て「ああ、ここか」となっちゃった。
s.j. @uo_kawa 2016年4月27日
憲法の本質(万国共通)は歴史、伝統、文化だから言いたい事は分かるが、日本国憲法ではその辺は無視されているので結び付きませんよ。
tatuya @tatuya25876765 2016年4月27日
これはもう、典型的な古典的立憲主義と近代的立憲主義の定義をごっちゃにしたことによる誤解だということを、まとめてみました。この方向で法制度を論じる場合、現代との連続性を加味しないといけないと思います。https://twitter.com/tatuya25876765/status/725062746270633984
えぬ @enu_ei 2016年4月27日
「読んでから批判しろ」は一つの道理だが、著者から「ご恵贈いただく」のと買わなきゃ手に入らないのとではずいぶん立場が違うだろう。
Yoshi_せんしゃぶ!連載中 @Yoshikun21c 2016年4月27日
飛鳥浄御原令以降の立憲主義とか17条憲法以降の立憲主義くらいは言って欲しかったw
Rogue Monk @Rogue_Monk 2016年4月27日
やはり『トンデモ本の世界-憲法篇』をはよ。
左倒憂右@固定ツイート読んでください @USK_Sato 2016年4月27日
「立憲主義」って言葉も、ここ1~2年で「人権」「平和主義」「リベラル」なみに手垢の付いた胡散臭い言葉になってしまいましたね。反自民界隈はいったいどれだけの政治用語をレイプすれば気が済むの?
トザン @miyakozan 2016年4月27日
「工学博士ひでおの法則」の人文バージョンですかね。教授の肩書きを持ってても専門外のことではトンデモだったりするという。
丸島和洋 @kazumaru_cf 2016年4月27日
ちょっと困ったまとめだな。僕も含め、かなり恣意的にツイートが選択されている。僕を前面に出されるのも微妙なのだが…。
オタクモドキと化したぜるたん @the_no_plan 2016年4月27日
御成敗式目は民法に影響を与えてるという話は聞いたことあるけど、さすがに立憲主義であるなんて言う理論はちょっとなぁ…
とも@好事家 @keyanohana 2016年4月27日
知らないものを知らないと言える勇気。 無知の知とは偉大な概念であるな
まよいみち(すきだ) @ma4i_michi 2016年4月27日
the_no_plan 「他人の物でも、20年間自分が使っていて誰からも文句が来なければ自分のものになる(民法163条)」の20年は御成敗式目が由来という話は聞いたことがあります。ソースはないですが。
まよいみち(すきだ) @ma4i_michi 2016年4月27日
「立憲主義」をキーワードに政権批判をしたいだけのような気がする。 そもそも安保法制の議論の中で、解釈の違いはあっても、安倍首相が頭から憲法を否定したことってあったかな?
取鳥族ジャーヘッド/CMDR INABANIUS @torijar 2016年4月27日
延暦寺が中世の立憲主義の府…嗷訴や寺社権門の研究がこれだけ進展した現在でも、中世史非専門とはいえ史学研究者でもその程度の認識なんだなぁ…と忸怩たるものがある。 実際ある程度絞り込んで真面目に研究してる教授より半可通な学生の方が総花的に東西日の通史全体を認識してることが多いので専門範囲外ではそんなもんだけどね!
Ukat.U @t_UJ 2016年4月27日
冒頭引用されている「はじめに」のところもよくわからない。改正の発議については、手続きそのものは勅命さえあれば十分なので、現行憲法より容易に改正を発議しうるようになっていますしね。
火雛@香港加油 @HibinaKageori 2016年4月27日
「憲法」「立憲君主制」は学校で習うけど、立憲主義という言葉は習った記憶が無い。どうせ日本の政治体制を立憲「君主」制だと考えたくない反天連みたいな人たちが、「立憲君主制」から「君主」を除いて「日本は立憲君主制じゃない。ただの立憲制だ」という思想を込めて立憲主義って言い始めたんじゃないの?
Ukat.U @t_UJ 2016年4月27日
現王権の由来が皇統に求められるからこそ「皇祖皇宗の遺訓」という言葉が重みを持つわけで、国民主権の下、まさに憲法を担保する現国民の意思を確認する機会が発生するに過ぎない発議の手続きを改正するだけで「最高法規」性を喪失するというのは違和感があります。 引用のせいかもしれませんが制定と改正の発議を並べてるあたりちょっと雑すぎるように思います。
tatuya @tatuya25876765 2016年4月27日
HibinaKageori ああ、やっぱり、高校だと立憲主義は学ばないのか。大学法学部の憲法の授業(あとはおそらく政治学)の冒頭で学ぶ概念なんですよ。憲法学の屋台骨のような概念なので、立憲主義がわからない人からすると、憲法学者の議論が頓珍漢のように聞こえてしまうんです。なんで、高校だと立憲主義教えないのかなぁ。
火雛@香港加油 @HibinaKageori 2016年4月27日
tatuya25876765 私が門外であることを承知で言いますが……まあ確かに、頓珍漢にしか聞こえませんですハイ。「立憲主義がわからない」っていうのはどういう状態なんでしょうか? 法学部に進まなくたって、憲法が国家の根幹であって「国家権力でさえ憲法には逆らえず、制約される」ことは知っているでしょう。この認識だけではまだまだ「わからない人」なのでしょうか?
tatuya @tatuya25876765 2016年4月27日
HibinaKageori 「国家権力でさえ憲法には逆らえず、制約される」のは、「古典的立憲主義」です。現在の先進諸国が採用するのは「近代的立憲主義」であり、それは、「憲法とは人権保障と権力分立を備えていなければならない」としています。例えば、北朝鮮などどんな独裁国家でも憲法がありますが、それは「人権保障と権力分立を備えて」いないために(あるいは実質的に守られておらず)、近代的立憲主義国家とは認められていません。そして、「立憲主義」が議論になる場合、まず間違いなく「近代的立憲主義」を意味します。
Hoehoe @baisetusai 2016年4月27日
よし我が国の伝統にのっとり幕府を再興して執権の手で憲法を決めなおそう。これなら保守も革新も納得してくれる
火雛@香港加油 @HibinaKageori 2016年4月27日
tatuya25876765 なるほど勉強になります。例えば憲法がザル法であれば、権力者は横暴な人権侵害を「憲法に反することなく」実行できてしまいますね。そんなもんは今どき立憲主義とは呼ばない!てことですね。……てことは、仮に安倍政権の安保法制が「合憲だが、立憲主義には反する」ものであった場合の解決策は、改憲?憲法を整備する必要がある?
tatuya @tatuya25876765 2016年4月27日
HibinaKageori (法律の話というよりも政治の話ですが)多くの独裁国家が、その国の政治情勢によって、暴力的であれば共産革命や民主革命やクーデターが起き、平和的であれば民主化や政権移譲が行われ(韓国の民主化プロセスが近いかな)、新政府によって新憲法が制定されてきました。もちろん、その新政府がまた独裁政権となることもあるのですが(日中戦争直後の中華民国と共産中国なんてのが典型)。そうやって改憲して段々と国民の生活と権利が保証されるようになってきたのが20世紀の国際情勢とはいえます。
Ukat.U @t_UJ 2016年4月27日
HibinaKageori 「合憲だが立憲主義に反する」のであれば、そりゃ日本国憲法がもともと近代立憲主義の要件を満たしていないのだとしか言いようが無い(すぐ改憲しないといけませんね)ですが、そんな主張をする人はまずいないです。
Ukat.U @t_UJ 2016年4月27日
単純に、法律が憲法に適合していないと言うことの方があり得ると思いますが、その判断を有するのは最高裁判所であると憲法に書かれております。「学者が違憲だと言ってる!」という人がいますが、それは「外部有識者が違憲ではないかと疑義を述べた」と言うことを大ざっばに言った言い回しです。
tatuya @tatuya25876765 2016年4月27日
t_UJ ああ。こっちの回答の仕方のほうが適切だったかもしれません。ありがとうございます。
火雛@香港加油 @HibinaKageori 2016年4月27日
t_UJ そうですね、居ないですね。安保法制を非難する人たちのほとんどは「安倍政権は立憲主義に反している!憲法を守れ!」という論法だと思います。安倍政権を否定すれば解決する、と思っているのであれば、彼らは tatuya25876765 さんが説明してくれたような「近代的立憲主義」を見ていない。私や一般ピーポーと同じで「古典的立憲主義」しか見ていないと思えます。彼らも「立憲主義がわからない人」と思えます。
池田信夫 @ikedanob 2016年4月27日
「立憲主義」と「自然法」と「法治主義」と「法の支配」は別の概念。住友某氏の脳内では、それがごちゃごちゃになっている。
坂八岳 @sakahachigaku 2016年4月27日
住友先生、昨年の8月は、「応仁の乱もいわば集団的自衛権の行使によって起こされ」とつぶやいておられたな。https://twitter.com/akisumitomo/status/631986940498219008
もうだめぽ @moudamepo150701 2016年4月27日
墾田永年私財法って字にするとかっこいいよねw
坂八岳 @sakahachigaku 2016年4月27日
こういう言論空間ってのは、質はともかく、おもろいなぁ!
きゃっつ(Kats)⊿11/17乃木坂大阪個別 @grayengineer 2016年4月27日
中世の法が現代の法に連なっている、というよりも、中世の文化が現代の文化につながっており、法は文化の基盤の上に作られるものなので、現代の法にも中世の文化に由来する部分が多少ある、ということではないかと思いますがね
neologcutter @neologcuter 2016年4月27日
自称左派の独善的な態度が一番民主主義(立憲主義)から程遠い。というか安倍政権攻撃の道具として憲法を利用してるだけの感が強い。それとも鎌倉時代における得宗家の独裁政治がお好みか?
inukusu @inukusu 2016年4月28日
本居宣長、平田篤胤が発展させ現代に受け継がれている〈立憲主義〉…… 別な意味で面白そうだ。読もう。 「それ以降も、荻生徂徠、本居宣長、平田篤胤などにより江戸時代のも発展させられ、明治憲法、現行憲法に受け継がれている。立憲主義は西洋の借り物ではない。」( http://www.kamogawa.co.jp/kensaku/syoseki/na/0838.html
gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan 2016年4月28日
ぼくが感じるに「ただどうり(道理)のおすところ」を法源にして、「京都の人の御沙汰、律令のおきて聊もあらたまるべきにあらず」としれっといいつつ、「現状に即した」下部法令を施行のは、むしろ非立憲、反立憲かと(笑)。といっても、所謂「われら人民」が憲法を越えるという発想に近い、という意味で。http://togetter.com/li/898818
gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan 2016年4月28日
大屋雄裕氏 『「我ら人民」が出てきて「これぞ人民の意志」と宣告されれば、統治者はそれを唯々諾々と受け入れるしかない。そう認められる条件をめぐって言い争ってもいいが、国民大多数が新体制に文句も言わず服従しているという圧倒的な現実を突き付けられれば、どこかで黙るしかない。/そのあとで憲法学者にできるのは、「あのとき革命が起きた」と振り返って呼ぶことだけ。』  https://twitter.com/takehiroohya/status/330221207385415680
游鯤 @yusparkersp 2016年4月28日
「立憲主義ってなんだ?これだ!」案件w
左倒憂右@固定ツイート読んでください @USK_Sato 2016年4月28日
HibinaKageori さすがにそれは言いすぎだが、Wikipediaに「立憲主義」の項目が作られたのが2005年5月とやや遅め。あまりメジャーな言葉ではなかったことは確かだと思う。
左倒憂右@固定ツイート読んでください @USK_Sato 2016年4月28日
t_UJ つまり自衛隊は「憲法違反だが、自衛隊を廃止するのは立憲主義に反する」ので、9条の改正が早急に必要。
鈴木小太郎 @IichiroJingu 2016年4月28日
住友氏は私の指摘を受けて「小路田氏の議論について憲法学者の樋口陽一さんもその通りと」は撤回しているが、そのツイートがない。 https://twitter.com/akisumitomo/status/723689385577730048 また、伊藤俊一氏の業績とは関係ないが、「御成敗式目に立憲主義の萌芽があるというのは無理筋ではないと思うけど」には失望。無理筋ですよ。
tatuya @tatuya25876765 2016年4月28日
USK_Sato 1875年に立憲政体の詔書が布告され、1899年に立憲政友会が成立しています。少なくとも古典立憲主義の概念は、明治期にはすでに確立した概念でしょう。そして、「近代的立憲主義は、法による権力の拘束を内容とする消極国家観を基に、フランス、イギリス、合衆国において成立し、19世紀に至って確立された原理である」とされていることから(wiki)、明治期から、「立憲主義とはなにか?」について法律や政治では議論がされていたことでしょう。
tatuya @tatuya25876765 2016年4月28日
USK_Sato 議論がされていたということは、(賛同者がいない珍説ではなく)それなりにメジャーな概念だったと思われます。なので、あくまでも一般市民にとっては「あまりメジャーな言葉ではなかった」のではないかと思います。実際、自分も1990年台の高校で立憲主義を学んだ記憶ありませんし。
tatuya @tatuya25876765 2016年4月28日
USK_Sato 「日本の情勢を考えれば」日本が自衛隊を持つことは認められておかしくないと思いますが、立憲主義自体を自衛隊の村立根拠とするのは無理筋かと思います。実際、軍隊を持たない国家(バチカンなどのミニ国家)は実在しますし。「国際情勢が許せば」国家が軍隊を持たないことは可能です。自衛隊の必要性を訴えるのであれば、別の無理筋ではない論拠を使うべきです。そうでないと、せっかくの自説が非難されてしまいます。
名古屋マイナー史跡めぐり @nagoya_shiseki 2016年4月28日
見落としていたツイートを追加しました。
火雛@香港加油 @HibinaKageori 2016年4月28日
USK_Sato 「自衛隊を廃止するのは立憲主義に反する」……それは国家に安全保障してもらうことは国民の権利であり、時の政権が憲法を根拠に自衛隊廃止に動くことがあればそれは「権力者の暴走」「立憲主義の否定」だってことですか? まあ確かに、政権が自衛隊を減弱させるような行為は間接的な外患誘致に等しいから、理屈としては通ってるような気もします。でも近代的立憲主義って突き詰めようとすると視点次第で結論が変わって会議が踊りそうだ。
他人 @Messiah_Justo 2016年4月28日
いたって評判が悪いようですが政権批判の根拠を歴史に求めるのは悪くないことだと思います。思想と思いつきが区別される根拠も、歴史性の有無にあります。逆に言うと歴史性のない政権批判はすべて思いつきのサブカルで終わるでしょう。
左倒憂右@固定ツイート読んでください @USK_Sato 2016年4月28日
tatuya25876765 バチカン等は「結果的に軍隊を持つ必要がない」だけであって、「軍隊を持つことを禁止している」わけではない。全然関係ないものを持ち出して事例とするべきではないですね。論理で考えましょう。
星五84体の地方妖怪 PGERA @PGERA_RX 2016年4月28日
賛同してるもしくは本を持ち上げてる面子が反原発や反差別で素敵に下劣な発言をしていたので、読む価値が有る本とは思わん。
左倒憂右@固定ツイート読んでください @USK_Sato 2016年4月28日
そもそもバチカンは立憲主義国なのか?違う気がする。
tatuya @tatuya25876765 2016年4月28日
USK_Sato たしかにバチカンは適切じゃなかったですね。それは撤回いたします。ただ、軍隊所持の禁止が立憲主義違反となると言われると、「?」となります。古典的立憲主義ならば憲法に軍隊禁止を書けばその政府の軍隊所持は憲法違反になります。近代的立憲主義だと、軍隊禁止が「人権保障」侵害になる場合は憲法違反になる余地があるでしょう。
tatuya @tatuya25876765 2016年4月28日
失礼、憲法違反ではなく、立憲主義違反ですね(近代的立憲主義の場合)。「他国の軍隊による蹂躙に対抗するために軍隊を持つことは、国民の平和的生存権のために必要である」という理屈なんだと思うんですが、近代的立憲主義は「自国政府からの人権侵害の防止」を目的として人権保障をしているので、「他国からの人権侵害防止」が合目的的であるとは思えません。
tatuya @tatuya25876765 2016年4月28日
もちろん、現在までの近代的立憲主義の議論を踏まえて、更にこれからの人権保障は「自国政府からの人権侵害の防止」だけではなく「他国からの人権侵害防止」も目的に含めるべきだ!と議論を広げることは構わないのですが(探せばそういう学説があってもおかしくないですが、少数説であることは間違いないでしょう)、その部分の議論で戦うよりは、シンプルに「国防行政に軍隊は必要」という議論で勝負したほうが筋が良いように思えます。「国防に軍隊は不要」論者は、流石に説得力が乏しいので、遥かに楽な労力で議論に勝てます。
左倒憂右@固定ツイート読んでください @USK_Sato 2016年4月28日
軍隊=他国からの人権侵害防止、と捉えるのは認識不足かと。もちろんそれも重要な任務の1つであることに違いはないですが、同じ国内から反政府軍が蜂起することなど、確かに現代の日本では考えにくいとは思いますが論理的にありえない話ではありません(日本赤軍やオウム真理教は実際にそれを目指していた)。そもそも軍隊ってのは警察や消防団の、より汎用性が高い組織であり、警察や消防団は専門職化したため軍隊から独立したと考えられます。
hide @samayoumono 2016年4月28日
十七条の憲法が世界最古の憲法だと主張するウヨクのたわごとと何処が違うんだろう
nama @namanurui 2016年4月28日
憲法が権力への抑止って良く聞くから十七条憲法より冠位十二階のほうがより憲法的じゃね?日本国憲法も権力の説明書みたいなもんだし(素人目線)
tatuya @tatuya25876765 2016年4月29日
USK_Sato うーん。「人権保障と権力分立」という近代的立憲主義は、政府の権限を抑制する方向に原理としていままで働いてきたので、人権保障的だからと、政府の権限を拡大する方向で(政府の裁量権を拡大する方向で)近代的立憲主義を理屈に使うのは、いささか納得できません。政府の権限を拡大するならば、近代的立憲主義とは異なる理屈、例えば積極的人権主義などを使ったほうがやはり、理屈としては適切と感じますね。
tatuya @tatuya25876765 2016年4月29日
USK_Sato 積極的人権保障(最近の新しい人権や社会権などの流れ)を近代的立憲主義に加味して、現代的立憲主義という新しい概念を標榜することも出来るのでしょうが、ちょっと概念がエッジ過ぎて個人的には難しく感じます。ある程度、学者による学説的な研究、裏付けがほしいところです。
左倒憂右@固定ツイート読んでください @USK_Sato 2016年4月29日
tatuya25876765 政府の権限を抑制する方向ってことは、つまり、「小さい政府」志向ってことですよね。でもそれってリベラリズムの考えとは相容れないわけで。
tatuya @tatuya25876765 2016年4月29日
USK_Sato そうです。リベラリズムとは相容れません。自由放任では矛盾が生じたので、積極的人権主義、新しい人権や社会権による社会保障(労働権、生存権、環境権)などの修正を現代憲法は受け入れています。ただそれは、人権保障の修正と理解され、近代的立憲主義の修正とは理解されないのが一般的です。個人的にな理解ですが、現代憲法は、互いに矛盾をはらむ概念を内包しつつ、その間でバランシングを目指すものであり、バランシングの結果が、各国の憲法の特異点になるんだと理解しています。
tatuya @tatuya25876765 2016年4月29日
うん、憲法の一概念を説明するだけだと思ったら、憲法の概念のほぼ全てに触れることになりそうだ。このまま進むと憲法の最高規範性とか法的規範性とか、統治機構のあり方とか論じなければいけないかもしれない(白目
左倒憂右@固定ツイート読んでください @USK_Sato 2016年4月29日
tatuya25876765 つまり松下塾系のネオリベ集団である民進党が立憲主義をいうならまだしも、共産党が立憲主義を言うのは矛盾ってことですよねw
tatuya @tatuya25876765 2016年4月29日
USK_Sato 共産党が未だに国家の解体と私有財産制の否定を党理念として保持し続けているならば、憲法理念の矛盾は著しい物になるでしょう(そういえば、昔は「私有財産制を否定しつつ、現行憲法を誇示できるか=現行憲法下で共産党が政権を取れるか」なんて論点があったなぁ)。上記の共産原理主義を捨てた共産党が社会党と理念としてなにが違うのかは、自分は不勉強で知らないのですが、社会党程度であれば、民進党と同じく、ネオリベラリズムとして現行憲法下でバランシングは可能でしょう。
左倒憂右@固定ツイート読んでください @USK_Sato 2016年4月29日
共産党と社民党の違いは、支持団体の違いと、あとは社民党は一応民主的な方法で党首を決めてますけど、共産党は民主集中制だか何かよくわかりませんが選挙はしませんよね。共産党の憲法観の矛盾ってのは、例えば昭和46年に9条に唯一反対してたくせに、途中から9条護憲に180度転向したとか、天皇制廃止をもくろんでるくせに護憲を主張しているとか、挙げればキリがないわけですがw 要は共産党にとって憲法は「今現在の政府」を縛るツールであって、共産党が政権取ったらそんなものは無効だってことでしょうねw
左倒憂右@固定ツイート読んでください @USK_Sato 2016年4月29日
共産党が政権を取ったとしてもいきなり憲法停止とかはやんないだろうと考えてはいけないと思います。共産党が政権を取る過程において、そういう矛盾点は必ず周知されるはずですから、それでも日本国民が共産党に政権を託しても良いと考えるほど世論が変化すれば、共産党が憲法停止することをも容認する可能性は決して低くないわけです。
左倒憂右@固定ツイート読んでください @USK_Sato 2016年4月29日
逆に共産党とかが批判している「自民党憲法草案」ですが、これがそのまま通そうとするなら普通の改憲手続きではダメで、やはり憲法停止のような荒っぽいやり方が必要となります。現在の国民世論が、必ずしも改憲に傾いてないにも関わらず、自民党支持が多数を占めているのは、「自民党は憲法停止のような荒療治はやらない」と信頼されているからであると考えられます。
アストラゴン@web売文家 @asutoragon 2016年4月29日
こういうのって結局定義の曖昧さの問題につながるから、一生決着が付かんのよね。中世以前だって立憲主義とまでいかなくても「執政側を取り締まる法」は存在しただろうがそれを立憲主義の起源というのはという。その辺の曖昧さをついて為にする議論とするならまぁありだろうし。結局は読んでみないと判らん。
二条肝兼 @IamNotUs 2016年4月29日
「中世法が(理想上の)現代法のようである」じゃなくて、「(実態上の)現代法が中世法のようである」という話かと。
鈴木小太郎 @IichiroJingu 2016年4月29日
東大教授(憲法学)の石川健治氏が言われるように、「豊かな響きをもつマジックワード」として「立憲主義」を用い始めたのは樋口陽一氏なんですね。 「立憲主義」の用例について、粗っぽい方法ですが、以前少しまとめたことがありますので、興味がある方へのご参考まで。 マジックワードとしての「立憲主義」 http://6925.teacup.com/kabura/bbs/7855
取鳥族ジャーヘッド/CMDR INABANIUS @torijar 2016年4月29日
IichiroJinguIichiroJingu 資料に当たっての数字調査まとめありがとうございます。戦前(中華民国研究)~65年(欧州市民革命期思想研究)と歴史研究用語であったのが、樋口陽一氏を契機にまず自衛隊活動批判に際して「立憲主義に反する!」と使い出したのが魔法の立憲主義のスタート、と見れそうですね
鈴木小太郎 @IichiroJingu 2016年4月29日
そうですね。1973年の樋口陽一氏『近代立憲主義と現代国家』は純粋に学問的なものですが、80年代後半に自衛隊との関係を論じる憲法学者が出て来て、政治との関係が目立ち始めます。それでも90年代までは憲法学者の議論にとどまっていますが、21世紀に入ると急激に執筆者の拡大、そしてそれに伴う「立憲主義」概念の拡散が生じていますね。
対馬守 @enanji 2016年5月1日
仮に式目が立憲主義だとしても、網野先生ら民俗学者は現代から過去への連続性を室町までしか認めてないから、民俗学からも反感を買うというね。
ちくわぶ大将軍@萬年ウデマエB帯 @Kirokuro 2016年5月8日
まぁ、護憲=左翼のイメージを打破するために、護憲の根拠を歴史に求めたというのは分かるのだが、あまりに無理がありすぎるわな。
名古屋マイナー史跡めぐり @nagoya_shiseki 2016年5月10日
まとめを更新しました。「その後」として該当書籍発売後のツイートを末尾に追加。
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