国内最大の恐竜タンバティタニス(丹波竜)の復元骨格模型、公開!その高い学術的価値

白亜紀前期の竜脚類・ティタノサウルス類に属し、国内で今まで見付かった中で最大の恐竜であるタンバティタニス(丹波竜)の復元骨格模型が公開されました! これまで作られてきた恐竜の復元骨格と比べてより綿密に研究成果が反映されている、学術的価値の高いものです。 ニュース→考察→徳川広和さん(ふらぎさん)による作成の解説という流れです。
19
ふらぎ @afragi

@afragi そのデータを製作したのが、丹波竜の研究者である三枝先生自身!これだけ研究者の考証・イメージが直結した恐竜骨格もそう無いはず。 pic.twitter.com/GOlVDExyjO

2016-04-30 13:38:45
拡大
ふらぎ @afragi

@afragi 「丹波竜は見つかっていない部位も多いので、他の近縁の恐竜を参考に補わざるおえない。それだけに各部位について根拠を説明出来るクオリティにしたかった」との事。画像は肋骨の傾きを解説中の三枝先生。 pic.twitter.com/i01m3Jc8ZK

2016-04-30 13:50:11
拡大
ふらぎ @afragi

@afragi 先の画像のオレンジ色の服はウチにバイトにも来てもらっている学生さん。「丹波竜復元データ製作のアシストに誰か良いのいません?」と相談されて私から紹介した学生2人のうちの1人。ほんの少しとは言え製作に関わった骨格模型なので、完成を目の前にして感慨深げでした。

2016-04-30 14:00:30
ふらぎ @afragi

@afragi 元になったデジタルデータ製作に関しては、今後学会や講演会等で三枝先生がお話される機会が増えると思うので、是非そちらを。去年の丹波竜フェスタgoo.gl/3nq0sz の三枝先生の講演でも言及されていましたが(続く)

2016-04-30 14:14:09
ふらぎ @afragi

@afragi (続き)今回の全身骨格は、小田隆さんとの骨格図製作を通して得、「これは組立骨格模型も出来るかも」と思われたとの事。その後、今回の元データ製作に使われた技術の登場もあって、今回の骨格製作に繋がっています(続く)

2016-04-30 14:19:41
ふらぎ @afragi

@afragi (続き)その流れを見ると、ある程度丹波竜研究の目処が就いた時点から、組立骨格模型という本丸に向けて、まず模型(これは私が製作ですが)、小田隆さんによる骨格図や復元画、丹波竜と同じ地層から出ている恐竜に近い種類の骨格レプリカ展示、と(続く)

2016-04-30 14:25:35
ふらぎ @afragi

@afragi  外堀から埋めるように周到に準備をしていった丹波市スタッフの力も大きいかと。模型やイラストも、研究の目処が就いた時点で製作しているので、結果的に今回の全身骨格模型とのイメージのズレがあまり無いかとも思っています。

2016-04-30 14:31:39
ふらぎ @afragi

@afragi ちなみに、私が製作の丹波竜模型と小田隆さんの各イラストは、プロポーションや頭部形状は完全には一致させていません。これは将来の復元骨格模型制作や研究の進展を見越して、オフィシャルとしての丹波竜のイメージを事前に一つに固定しない、という意図があります。(続く)

2016-04-30 14:38:12
ふらぎ @afragi

@afragi (続く)これは、私や小田さんのような復元に関わっている人間と研究者の間なら、すぐに納得の事なのですが、それを丹波市側がしっかりと理解・了承した、というのが重要なポイントかもと。

2016-04-30 14:42:44
ふらぎ @afragi

@afragi 私が製作の展示用丹波竜模型の頭部はコッソリ別パーツになっていて、新発見や研究の進展で頭部形状が変わった場合は、頭部だけ作り直せるようにしています。まぁ、頭部が大きく変わるとプロポーションも変わる可能性が大なのですが、それでも備えは最低限しておこうと考えました。

2016-04-30 14:47:55
ふらぎ @afragi

@afragi 当日は様々な形で丹波竜に関わる方も沢山集まられたのですが、皆さん本当に嬉しそうなのが印象的でした。私も丹波竜の御陰で、一介の恐竜好き、そして復元模型作家としては最上とも言える経験をさせてもらっている事を改めて実感しました。まさかこんな経験が日本で出来るとは!

2016-04-30 15:03:10