ソロモンの72の悪魔についての出典不明な話

「ゴエティアでの記載順が悪魔の『序列』」など日本で出回っているソース不明の主張、創作であることが確定している主張をまとめました。 他にもありましたら、まとめ主にご教示いただければ追加させていただきます。
人文 悪魔 ソロモン72柱 ゴエティア
65
リンク Wikipedia ゴエティア 「ゴエティア」(Goetia)は、17世紀から伝わる作者不明のグリモワール『レメゲトン』の第一書の表題である。 カナ表記には「ゲーティア」、「ゴーティア」、「ゴエティア」があるが、ここではラテン語読みに準じた表記を用いる。現代英語では「ガイーシャ」のような発音になる。 「ゴエティア」は『レメゲトン』の第1部である。『レメゲトン』は『ソロモンの小さな鍵』とも呼ばれ、ソロモンに由来するとされる5つの魔法書をまとめた5部構成となっている(写本によっては4部まで)。フレッド・ゲティングズは、実際には『レメゲトン』
にゃる@ネクロマンティック @nyarl_nyarl
注意点 1.クロウリーが英訳などと抜かしたから原典があるように見えるが、レメゲトンはそもそも英語版写本しか無い。 2.つまり「72人のソロモンの悪魔」は英国発祥で、悪魔のリストの決定版みたくなったのは20世紀以後の英語圏の話。 togetter.com/li/970043
リンク Wikipedia レメゲトン 『レメゲトン』(Lemegeton Clavicula Salomonis)とは悪魔や精霊などの性質や、それらを使役する方法を記したグリモワールの一つ。 『ソロモンの小さな鍵』(Lesser Key of Solomon)ともいう。また、しばしば『ソロモン王の鎖骨』とも訳されるが、これは "Clavicula" を「鎖骨」の意味に取った解釈である。 以下の5部からなるが、もともとそれぞれ別個に成立し後に合本されたもので、相互の関連は薄い。 以下は現存するレメゲトンの英語古写本のリストである。いずれもロンド
にゃる@ネクロマンティック @nyarl_nyarl
@nyarl_nyarl 72人に含まれている面子はそもそもJ.ヴァイヤーの『悪魔の偽王国』に記されていた69人。『悪魔の偽王国』は大陸側で広まっていて、プランシーの『地獄の辞典』はこちらを元ネタにしている(だからレメゲトンに含まれていないプルフラスが記載されている。)
リンク Wikipedia 悪魔の偽王国 『悪魔の偽王国』(あくまのぎおうこく、あくまのにせおうこく、Pseudomonarchia Daemonum)はヨハン・ヴァイヤーの主著『悪魔による眩惑について』(De praestigiis daemonum)の1577年の第五版に付された補遺である。原題は「デーモン(悪霊)の偽君主国」の意であり、地獄の悪霊たちを神聖ローマ帝国の封建体制を思わせる位階秩序をもつものとして記述している。 このグリモワールには『ソロモンの小鍵』の第一章である『ゴエティア』と同様に悪魔の一覧と召喚するのに適した時間と儀式が記
リンク Wikipedia 地獄の辞典 『地獄の辞典』(じごくのじてん、仏:Dictionnaire Infernal)は、フランスの文筆家コラン・ド・プランシーによって書かれた悪魔、オカルト、占い、迷信、俗信、およびそれらに関連した人物のエピソードなどを集めた辞書形式の書籍。1818年に初版が発行された。 『地獄の辞典』という題名ではあるが、副題としてrépertoire universel des êtres, des personnages, des livres, des faits et des choses qui tiennent
にゃる@ネクロマンティック @nyarl_nyarl
難しいのは ・約70人の悪魔たちのリストは英国・大陸ともに数百年前から広まっている。 ・これが「72人」になったのは英国発祥。 ・だが大陸側でも「72」の痕跡はある。大奥義書や真正奥義書には下級霊として18人が記されている。大奥義書の面子はヴァイヤーのそれ=ほぼゴエティアと同じ。
まとめ 森瀬繚 @Molice さんによる魔術書『赤竜』(エロイムエッサイムの出典)、『大奥義書』について 森瀬繚 @Molice さんによる魔術書『赤竜』(仏Le Dragon Rouge/赤The Red Dragon)(エロイムエッサイム 「Eloim、Essaim、我は求め訴えたり(Eloim, Essaim, frugativi et appelavi)」出典!!)、『大奥義書』(Grand Grimoir)についてまとめました。 8271 pv 32 1 user 1
リンク Wikipedia 真正奥義書 『真正奥義書』(しんせいおうぎしょ、羅: Grimorium Verum、「真の魔法書」の意)は、悪魔や精霊などの性質や、それらを使役する方法を記した魔術書であるグリモワールの1つである。日本語では他に、音写による『グリモリウム・ウェルム』という呼称も用いられる。 『真正奥義書』は黒魔術に属するグリモワールの1つである。現代的な編集版は別として、フランス語とイタリア語のいくつかの刊本が現存する。フランス語版には、1517年に出版されたと銘打たれたアリベク版と1830年ごろに出版されたシモン・ブロケル版があ
にゃる@ネクロマンティック @nyarl_nyarl
J.H.ピーターソン大先生による『悪魔の偽王国』英訳。 esotericarchives.com/solomon/weyer.… 同氏監修の『レメゲトン』。 esotericarchives.com/solomon/lemege… 「ソロモンの72人の悪魔」の歴史的根拠として確かだと言えることは、現在のところこれが全てである。
にゃる@ネクロマンティック @nyarl_nyarl
@nyarl_nyarl 個別のどの悪魔がどう、ということではなく、72人1セットで扱われているものとして、ということで。あとラッド版などのような写本別の差異も別ということで。

「ソロモンが悪魔を使役した」「その人数は72」というのは歴史的に徐々に形成されてきたものですが、そうした伝説や魔術の伝承・主張の担い手たちは、悪魔の実在や魔術の効力をガチで信じている人々でした。
そのような土台に乏しい日本においては、神話・伝説を扱うライターたちによる一種のネタという形でこの悪魔たちに独自の話がついていき、そのネタを真に受けた人々によって共有されるという展開を見せていきます。

【マルコシアスは「炎の氷柱」という武器を使い、別の悪魔ゴモリーの騎獣である】

リンク Wikipedia マルコシアス マルコシアス(Marchosias)またはマルコキアス(Marchocias)は、悪魔学における悪魔の一人。 『ゴエティア』および『悪魔の偽王国』に列挙された魔神の一人で、30の軍団を指揮する地獄の大いなる侯爵である。『ゴエティア』では35番目に、『悪魔の偽王国』では31番目に記載されている。名前は俗ラテン語で侯爵を意味する"marchio"に由来する。 『ゴエティア』によるとグリフォンの翼と蛇の尾を持ち、口からは炎を吹く狼の姿で現われ、召喚者の命令によって人間の姿になるという。強力な戦士であり、全ての疑
比良塚風歌 @yomogi_fumika
ソロモン72柱、日本の「西洋魔物図鑑」の設定が有名になっていて困る。ネットならともかく、本にも引用されている場合もあるし。マルコシアスが「炎の氷柱」使うとか、ゴモリーの騎獣とか、面白いけど作者の創作。

【ゴモリー(グレモリー)は月の女神レヴェナ】

リンク Wikipedia グレモリー グレモリー (Gremory) は、悪魔学における悪魔の一人。 ゴモリー (Gomory) あるいはガモリー (Gamori) 、ゲモリー (Gemory) とも呼ばれる。 ユダヤ教・キリスト教における大悪魔『ソロモン72柱』の一柱である。 呼び出される際には、公爵夫人の宝冠を腰周りに結んだ美しい女性の姿で現れ、大きなラクダにまたがっている。過去・現在・未来、そして隠された財宝について知り、それを語る。老若問わず、女性の愛をもたらす力も持つ。『悪魔の偽王国』によると、その力は特に若い乙女に威力を発揮す
ひなつばめ@助けてくれ @hinahina0630
西洋魔物図鑑はソロモン72柱の悪魔を全て記しているという点で物凄く評価したいのだけどグレモリーは月の女神レヴェナでリリスの妹とか突然江口氏の創作が入るから困る。
Pseudoscholar @pseudoscholar1
「ゴモリーの本名は月の女神レヴェナ」という『西洋魔物図鑑』の記述の起源、一応「レヴェナ」という名のカナンの月の女神がいるらしいのは分かった。ただ、この女神が主にウィッカとかそういう界隈で語られているのが少し引っかかる…。
Pseudoscholar @pseudoscholar1
多分レヴェナの綴りは"Levannah"。
CMTC @MontyGlycon0
Levana en.wikipedia.org/wiki/Levana レヴァナってローマの女神なのか。『西洋魔物図鑑』で同一視されたのが仮にこの女神だとして、ゴモリーと共通する要素ないな。
CMTC @MontyGlycon0
Christian Wicca: The Trinitarian Tradition books.google.co.jp/books?id=WQnM5… 「levannah moon goddess」で検索したら出てきた。
CMTC @MontyGlycon0
A Psychoanalytic History of the Jews  books.google.co.jp/books?id=z10-X… レヴァナ(Levannah)はセム系の月の女神で名前の意味は「白きもの(The White One)」とのこと。
CMTC @MontyGlycon0
意外にもバーバラ・ウォーカーの『神話・伝承事典』には登場せず。
残りを読む(84)

コメント

nanat @feelingsimage 2016年5月2日
>オセ=オーディン説 昔に友人から借りた本にそんな記述があったような記憶が… 「真・女神転生悪魔事典」か「金子一馬画集」辺りだと思います。
土金 @REDKOSHIMIZUP 2016年5月3日
メガテニスト(酷い言葉だ…)としては興味深い。
アザラシ@毒 @AzaraSeals 2016年5月4日
先駆者の創作が定説になる、ってイロイロ聞く話だねー
Yoshi_せんしゃぶ!連載中 @Yoshikun21c 2016年5月4日
ガシャドクロみたいな妖怪は昔から語り継がれていたが、ガシャドクロの名前は第二次大戦後に妖怪図鑑でついた、というのを思い出す。
CMTC @MontyGlycon0 2016年5月5日
まとめを更新しました。
CMTC @MontyGlycon0 2016年5月5日
まとめを更新しました。
Pseudoscholar @pseudoscholar1 2016年5月5日
江口氏らが神話解説本に創作設定を織り込んだ理由、単純に「当時の(サブカル系)神話本には学術的な意味での正確さとかは求められてなかった」ってだけな感じがする(妖怪界隈での佐藤有文氏の著作みたいに、あくまでも「娯楽本」の一種として扱われていたのでは)。Truth In Fantasy系列がTRPG由来の設定を入れたのも、「ゲームの元ネタを知りたい」と同時にあった「TRPGや創作に使えるネタが欲しい」っていうニーズを取ったからじゃないかとは思う。
ma08s@フォロー外からごめんなさい @bygzam_ma08s 2016年5月5日
72の悪魔(魔王)もさることながら、おいらのなじみの「四大実力者(ルキフェル、ベール、ベールゼブブ、アスタロト)」って括りも、魔夜峰央センセのオリジナル(創作)なのかな? まあ、それならそれでw
COBRA @ns_torg 2016年5月6日
私が悪魔の爵位や軍団数知ったのは世界妖怪図鑑だったなhttp://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68324696
Hoehoe @baisetusai 2018年7月21日
アスタロトは聖書に出て来ないからダゴンとかモロクより格下感あるよね
nekosencho @Neko_Sencho 2018年7月21日
アマイモンは食べると太る
ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする