ソロモンの72の悪魔についての出典不明な話
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注意点 1.クロウリーが英訳などと抜かしたから原典があるように見えるが、レメゲトンはそもそも英語版写本しか無い。 2.つまり「72人のソロモンの悪魔」は英国発祥で、悪魔のリストの決定版みたくなったのは20世紀以後の英語圏の話。 togetter.com/li/970043
2016-05-04 22:40:44@nyarl_nyarl 72人に含まれている面子はそもそもJ.ヴァイヤーの『悪魔の偽王国』に記されていた69人。『悪魔の偽王国』は大陸側で広まっていて、プランシーの『地獄の辞典』はこちらを元ネタにしている(だからレメゲトンに含まれていないプルフラスが記載されている。)
2016-05-04 22:46:20難しいのは ・約70人の悪魔たちのリストは英国・大陸ともに数百年前から広まっている。 ・これが「72人」になったのは英国発祥。 ・だが大陸側でも「72」の痕跡はある。大奥義書や真正奥義書には下級霊として18人が記されている。大奥義書の面子はヴァイヤーのそれ=ほぼゴエティアと同じ。
2016-05-04 23:07:10J.H.ピーターソン大先生による『悪魔の偽王国』英訳。 esotericarchives.com/solomon/weyer.… 同氏監修の『レメゲトン』。 esotericarchives.com/solomon/lemege… 「ソロモンの72人の悪魔」の歴史的根拠として確かだと言えることは、現在のところこれが全てである。
2016-05-05 06:38:49@nyarl_nyarl 個別のどの悪魔がどう、ということではなく、72人1セットで扱われているものとして、ということで。あとラッド版などのような写本別の差異も別ということで。
2016-05-05 07:21:08「ソロモンが悪魔を使役した」「その人数は72」というのは歴史的に徐々に形成されてきたものですが、そうした伝説や魔術の伝承・主張の担い手たちは、悪魔の実在や魔術の効力をガチで信じている人々でした。
そのような土台に乏しい日本においては、神話・伝説を扱うライターたちによる一種のネタという形でこの悪魔たちに独自の話がついていき、そのネタを真に受けた人々によって共有されるという展開を見せていきます。
【マルコシアスは「炎の氷柱」という武器を使い、別の悪魔ゴモリーの騎獣である】
ソロモン72柱、日本の「西洋魔物図鑑」の設定が有名になっていて困る。ネットならともかく、本にも引用されている場合もあるし。マルコシアスが「炎の氷柱」使うとか、ゴモリーの騎獣とか、面白いけど作者の創作。
2012-03-09 12:38:04【ゴモリー(グレモリー)は月の女神レヴェナ】
西洋魔物図鑑はソロモン72柱の悪魔を全て記しているという点で物凄く評価したいのだけどグレモリーは月の女神レヴェナでリリスの妹とか突然江口氏の創作が入るから困る。
2014-01-01 19:37:44「ゴモリーの本名は月の女神レヴェナ」という『西洋魔物図鑑』の記述の起源、一応「レヴェナ」という名のカナンの月の女神がいるらしいのは分かった。ただ、この女神が主にウィッカとかそういう界隈で語られているのが少し引っかかる…。
2015-12-14 00:09:34Levana en.wikipedia.org/wiki/Levana レヴァナってローマの女神なのか。『西洋魔物図鑑』で同一視されたのが仮にこの女神だとして、ゴモリーと共通する要素ないな。
2016-05-03 08:09:26Christian Wicca: The Trinitarian Tradition books.google.co.jp/books?id=WQnM5… 「levannah moon goddess」で検索したら出てきた。
2016-05-03 15:57:56A Psychoanalytic History of the Jews books.google.co.jp/books?id=z10-X… レヴァナ(Levannah)はセム系の月の女神で名前の意味は「白きもの(The White One)」とのこと。
2016-05-03 16:01:44