ついりみっくす（ #twremix ）オムニバスついのべ　2016.5.1

23時の夢物語 @23novel

こんばんは。物語の時間です。

23時の夢物語 @23novel

今夜のテーマは「ペンは剣よりも強し」です。ではどうぞ〜。

23時の夢物語 @23novel

#twnovel 「勇者よ、お前に伝説の武器を授けよう」「ありがとうございます。こ、これは…！？」「伝説のペンじゃ」「ペン」「ペンは剣よりも強しじゃ」「強し」「これで世界中の魔物を倒してみせよ」「無理です」

日向日影🍊📖@文化系物書きVtuber（HUB） @hyuugahikage

#twremix @23novel 「四天王、部下の武器を横流し」 「魔王軍側近１０の不仲の真相」 「後継者は上級魔法も使えない息子！？次期魔王を巡る黒い噂」 「魔王 勇者が現れたのに魔界で遊び放題」 「魔王軍のスクープを連発したら内紛起こして勝てました」「お前すごいな」

23時の夢物語 @23novel

.@hyuugahikage これは強い…！

水谷なっぱ @nappa_fake

国の筆頭魔術師に「ペンは剣よりも強し」ということでペンをもらったので魔王と国王のBLロマンスを書いて発行したら結構な人気になってお金持ちになって幸せに過ごしました。 @23novel #twremix

23時の夢物語 @23novel

#twnovel 「よくぞここまで来た、勇者よ。だがここがお前の墓場だ」「そ、それは…！！」「魔王専用ペンだ」「え」「さぁ、お前もペンをかまえるがよい」「あいにく聖剣しか持ち合わせが」「愚かなり。それでどうやって筆記を戦うつもりか」「制限時間は90分です。スタート」「えっえっ」

水谷なっぱ @nappa_fake

魔王城に入ろうとしたら帯剣が認められなかった。競うのは筆記らしい。でもなあ。そういうの苦手だし。そう言ったら魔王に怒られた。今の時代剣技を競うなんて野蛮で血なまぐさいと。そして捕獲され文章の書き方を叩きこまれた。今では立派な魔王お抱え作家です。 @23novel #twremix

23時の夢物語 @23novel

#twnovel 頭脳派の魔王を倒すため、国中の子どもたちは勉強に追い立てられた。結果的に国民全体の学力が急上昇し、魔王に支配される前よりも国が発展した。戦うために鍛えられた知性は、平和と共存がもっとも合理的だとの結論を導き出し、魔族と人間の争いの歴史に終止符が打たれたのだった。

水谷なっぱ @nappa_fake

魔王様がPCに嵌って早半年。国土は人間どもに侵され見るに堪えません。と思っていたら何故か人間が撤退していきました。同時に魔王様がPCから顔を上げて「人間界の優良な会社、一通り筆頭株主になったから」ちょっと爺やにはなにを言っているかわかりません。 @23novel #twremix

23時の夢物語 @23novel

こんばんは。物語の時間です。

23時の夢物語 @23novel

今夜のテーマは「鏡の向こう」です。ではどうぞ〜。

23時の夢物語 @23novel

#twnovel 鏡の向こうに逃げ出した。すべてが反転している世界で暮らしはじめる。人々は優しいし、私は真面目だし、何もかもが順調でまるで天国のようだった。でもこんなのは自分じゃない。結局違和感に耐え切れず、元いた世界に逃げ出した。

海野久実（うんのくみ） @marinegumi

部屋の鏡を何時間も見ていると不思議な事に気が付いた。そこは左右が反対にはなっていないのだ。映っている本棚の本の文字も裏文字ではない。ではいったい何が反対なんだろうか？改めて鏡の中の自分を見た。その手にはナイフ。邪悪な顔でそのナイフを振り上げる僕。＠23novel #twremix

咲良 潤　#言の葉の点綴 @sakura77_sosaku

鏡の向こうに逃げ出した。すべてが反転している世界で暮らしはじめる。凶暴な動物は穏やかになり、人間と共存している。これで夢だったライオンを自宅で飼うことができるし、一緒に遊ぶこともできる。その代わり、猫の引っかき傷が後をたたないが。@23novel #twremix

23時の夢物語 @23novel

.@ce1039 いいなぁ。巨大もふもふ…。

水谷なっぱ @nappa_fake

鏡の向こうに逃げ出した。そうしたらわたしの描いた絵のすべてのパースが狂ってしまい、たまらなくなって、元いた世界に逃げ出した。でもやはりパースの狂いは気になって反転させながら絵を描いていたらなにが正しいかわからなくなって、鏡を叩き割った。 @23novel #twremix

23時の夢物語 @23novel

#twnovel 鏡に映る自分が自分じゃない気がする。視線、口元、仕草、何かがとても嘘くさい。鏡を軽く叩いてみる。冷たく硬い感触がするはずだった。するっと体が通り抜け、鏡の中に入ってしまう。振り返ると現実の私が笑っていた。今、私はこんな顔をしていない。