ベーテさんによる（主に）アメリカの飲酒可能年齢事情のお話

ジェーニャ🌸12月30日（土曜）東6-ス02a @jenya_jp

料理編(*^^*) サロです！ 正直、苦手なのだけど、食べてみたら美味しかった！生ベーコンみたいなものです。黒パンにマスタードを付けて乗せます。ウォッカが合うらしいけど、ウォッカを18歳に卒業したw pic.twitter.com/npevInSO9c

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ベーテ・有理・黒崎／Yuli K. Bethe @YKBethe

「お酒は20歳から」が叩き込まれている日本の方々の反応が面白いｗ twitter.com/jenya_jp/statu…

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因みに飲酒可能年齢については国によって千差万別で、「酒類の購入には年齢制限はあるが飲酒そのものにはない」国も割とあったりする。ロシアは確か、購入制限（18歳未満禁止）はあれど、飲酒年齢には制限がなかったような記憶が（あやふや）

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因みにアメリカはと言いますと、州によって多少のバラつきはあれど、「飲酒も酒類の購入も21歳から」です。なんと、日本よりも１年遅いですね。因みに、成人として看做されるのは（大体の州では）18歳からなので、煙草は18で買えます。酒だけ遅いのです。

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アメリカ、というか元宗主国であるイギリスを含めて、「成人年齢21歳」というのは中世から続く伝統で、日本でいう元服にも似て、21歳から正式に騎士になれるなどの法律があったらしいのです。なので、アメリカでは長らく成人年齢が21でした。

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所が、フランクリン・ルーズベルト大統領が、第二次世界大戦に参加する際、「徴兵可能な最低年齢を21から18に下げる」法律を通しました。このことで、「軍隊で戦えるなら酒だって飲めていいだろう」という理屈で飲酒を含め、成人の権利が大体18歳まで引き下げられたんですね。

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ところがまあ、やがて18、19歳の少年による酒気帯び運転及び交通事故が問題になりだします。特に、当時は酒関係の法律が州によって大きく違ったので、「飲酒に厳しい州から緩い州に車で向かって、しこたま飲んでから車で帰る若者が交通事故を起こす」というケースが頻出するようになっていきます

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そんな中、「ＭＡＤＤ（酒気帯び運転に反対する母の会）」の抗議運動が実を結び、1984年に国土全域におい「酒類の購入は21歳から」になりました（宗教的側面もあり飲酒そのものについては州によって様々です）。おかげで、大学では21歳になった先輩が後輩のために酒を買ってくるという伝統がｗ

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なんというか、アメリカという国、意外と酒については厳しいのですよ。白髪の老人であろうとＩＤなしでは酒を売ってくれませんし、偽造ＩＤ対策で複数の身分証明書を要求する酒屋もあります。個人的には禁酒法時代の後遺症じゃないかと思ってるんですが、若者にとっちゃ酒を買うより大麻買う方が楽です

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……とまあ、こんな風に飲酒や酒類の購入については所変われば常識も変わるというものでして、海外を舞台にした小説を書く時はそのへん気にしてみると面白いかもしれませんよ（というか、アメリカが舞台なのに成人／飲酒年齢を20歳に設定してる小説を見るともにょるのです）

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ああ、そうそう。アメリカの飲酒年齢関係の面白い話といえば、ルイジアナ州では1995年まで「21歳まで酒を購入することは違法だが、21歳未満の人物に酒を売ることは合法」という変な状態になってたせいで未成年の飲酒が横行してました。

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また、インディアン自治区は自治区である以上、アメリカ国法が適応されないため飲酒年齢が適応されません。とはいえ、インディアンの各部族の方で未成年の飲酒については対応されているのでどっちにしろダメっちゃダメですが