庭劇団ペニノ「ダークマスター」大阪公演感想まとめ

杉原邦生 Kunio Sugihara @kuniooooooooo

先週の土日、ロームシアター京都でハイバイ『おとこたち』、大阪・OVAL THEATERで庭劇団ペニノ『ダークマスター』どちらもサイコーだったのだけど、ペニノは一部俳優が弱いように思えた。ペニノ作品で初めてじゃないかな、俳優が気になったの。で、関西オーディションと聞いてなんか納得。

オカダノゾム @jawanosaka_89

先週観た庭劇団ペニノ「ダークマスター2016」についてもやもや考えていた中で参加したざろんさろん。 色んな方の話を聞くうちに、お題とは全く違うけれど、あれは全て善悪の彼岸なのか、と思ったらなんかクリアになった。 参加して良かった。 twitter.com/zalon_salon/st…

ざろんさろん @zalon_salon

5/18は現在公演中の劇団ペニノ『ダークマスター』に出演した大石英史さん、FOペレイラ宏一朗さんを迎え、関西を拠点に活動するお二人に、東京を拠点に活動する演出家・タニノクロウ氏の演出を受けた感想をうかがいながら、いろんな創作現場の興味深いお話をみなさんとシェアしたいと思います。

2016-05-13 08:32:23

そかし @AbaddeGrimade

ダークマスター再々考③ その世界の根幹にどんな思いがあるのか…観客が読み取った世界は間違っているかもしれない。たぶんそれでもいいのだ。思えばペニノは『庭』劇団であった。『タニノクロウ』の造った『庭』。セットはもちろん、役者やストーリーでさえ、『庭』を構成する樹木や石なのだ。

そかし @AbaddeGrimade

ダークマスター再考① なんか違和感なのだ。自分のつぶやいた庭劇団ペニノの公演『ダークマスター』の感想。根本的にズレている。そもそも、何故、あんなに作り込んだセットなのか。しかも、想像の限りを具現化したものでは無い。何故、実際に料理を作る必要があるのか。…答えはその辺りにある。

鈴木みかこ @suzukimi_ko

庭劇団ペニノ「ダークマスター」OVAL THEATER 観劇。2時間20分（正確には開場すぐから）着席、前情報で気にかけていた食欲がそそられる以上に蒸し暑さと軽いエコノミー症候群になりそうな足腰で終演後は外に出て思わず連れと笑いあう。今回も演劇作品の粋を超える仕掛けに驚きました。

佐々木峻一（努力クラブ） @sasakishunichi

庭劇団ペニノのダークマスター、おもしろすぎた。欲と感情のフィクション。開場中からおもしろかった。観ながらお客さんたちのお腹がグーグーいってたのもとてもおもしろかった。秋の地獄谷温泉が楽しみすぎる。戯曲買おうと思ってたけど上演観てからにしよう。

はるか @haruka13mlog

庭劇団ペニノ『ダークマスター』観劇。2時間20分。まるでペニノ舞台のあの天井の低い二階構造の一階に入り込んでしまったような感覚にまず感動。原作に流れる正体のわからないホラー感を肌で感じつつ、イヤホンから聞こえるマスターの話口や男の動きにコミカルさもあって、見ごたえある作品でした。

HatamotoYohko @hatakiti0408

ペニノ、面白かったけど、やはり腰と尻 が痛くて。座布団が厚くても神経痛には長く座るのはキツイ。さておき、料理を見せるというのは楽しい。ただ、戯曲の言葉を感じられるところがあまりなくて、ネタ的にもありがちなので、絶賛とは言い難い、と。でも美術にあれだけ心を配れるのは素敵だと思う。

そかし @AbaddeGrimade

『ダークマスター』庭劇団ペニノ⑧ ペニノの印象としては観やすいイメージの作品だが、そこはペニノ、やっぱりヤな感じはヤな感じだ。（笑）セットは当然凄い。映像はもう少しクリアでも。その映像で流れた大石さんの写真、役のためとはいえ、恥ずかしかったろうなあ、あれ撮るの。

そかし @AbaddeGrimade

『ダークマスター』庭劇団ペニノ⑦ ナルミ役の坂井さんの安っぽい感じ（褒めています）中国人役の野村さんの気味悪さ…2時間20分の長さを感じず観入っていた。実は観劇後、オムライスが食べたくなる事も無く、とにかく、ラストの緒方さんの『手』の印象が何とも嫌な感じで後を引いた。

あれもこれも @muuutaro

阿倍野で劇団ペニノのダークマスター。面白かったし、セットが凄かった。セットが凄いというか、なんか覗き見感が凄かった。自分（観客）の透明度が高い。そこが面白さやな。 オムライスが異常に食べたくなって向かいのQsモールに入って食べたよ。 pic.twitter.com/iuZ06rXfnt

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そかし @AbaddeGrimade

『ダークマスター』庭劇団ペニノ⑥ 『イったのは誰か』は笑いと気持ち悪さの混じり合った感情で観た。私が苦手だったペニノの持つ生理的な嫌悪は本作では少ない。でもやはりこの辺りの嫌な感じはペニノだ。緒方さんはさすが。ペレイラさんも良かった。大石さんのダメそうな芸人、いるなあ。（笑）

そかし @AbaddeGrimade

『ダークマスター』庭劇団ペニノ⑤ イヤホンの『支配』から抜け出した者は次の『支配する者』となり、『支配される者』を選ぶ。その綿々と続く『営み』の不気味さはラストで、視覚的に提示される。原作もコミカルなんだけど、話がある地点を越えると気持ち悪さが先に鼻についていた気がする。

そかし @AbaddeGrimade

『ダークマスター』庭劇団ペニノ④ 象徴的なのが使われている『ドナドナ』で、日本語訳の詞を思い出せば、イヤホンを付けた者は『どういう立場の者』かが想像出来る。最初はオムライスをこっそり持ち出した『中国』もラストでは店を脅かす存在となり、その『中国』の暴力で主人公のイヤホンは外れる。

そかし @AbaddeGrimade

『ダークマスター』庭劇団ペニノ③ 支配する者とされる者の関係性が大きなテーマなのだと思うが、その支配された者の作るものに群がる『客』は支配されているのかもしれないし、『芝居の外』にいるはずの『観客』もイヤホンを付ける事で、表現者側の支配の内にいるのかもしれない。

そかし @AbaddeGrimade

『ダークマスター』庭劇団ペニノ② したがって、あくまで記憶頼りなのだが、本作、様々なメタファーが隠されているが原作はそうでもなかったように思う。少なくとも中国と日本の関係性についてはペニノのオリジナルだと思う。こういう感じを良しとするかで、作品に対する思いも変わるだろう。

そかし @AbaddeGrimade

『ダークマスター』庭劇団ペニノ① セットの作り込みの異常さ（褒めています）から推測出来るように、何もかもに意味がある芝居のように感じた。原作の漫画からかなりの部分はインスパイアされているが、本質的な根っ子の部分は違うのではないか。原作を探したが見当たらない。買ったはずなのだが…。

sally-papa @sallypapa0306tk

庭劇団ペニノ「ダークマスター」千秋楽を観てきた。冒頭の緒方晋さんとペレイラさんの台詞なしでのやり取りに、心がザワついた。その2人の会話をイヤホンを通して聞くという体験は盗み聞きのようでスリルがあった。でも、それを一生懸命聞いていた自分を振り返ると、ちょっと自己嫌悪も感じてしまう。

西川さやか @salmontorico

金曜日に観た庭劇団ペニノ『ダークマスター』も面白かった。劇の感想ではありませんが、帰ってきてすぐケチャップライスを作り卵を溶いた、夜中の12時でしたが半熟卵のオムライスを食べたい衝動に打ち勝てませんでした。

鈴木 みのり @chang_minori

タニノクロウ作・演出、庭劇団ペニノ『ダークマスター』来年こまばアゴラ劇場でも上演されるけど、オーバルシアターの構造が「キッチン長嶋」にわたし自身もいる感覚をより強めているようで、大阪に観に来て本当に良かった。が、アゴラはアゴラで特有の体験を用意してくれる期待がびんびんしている。

鈴木 みのり @chang_minori

タニノクロウ作・演出、庭劇団ペニノ『ダークマスター』元々腐敗の素養がある若者の朽ちる様を生々しく窃視する感覚は、イヤフォンを通す指令と目の前の会話とが混濁する序盤の調理体験で炸裂し、笑いに誘われながら、わたしは劇に巻き込まれてしまっている入れ子状に恐怖し、胸が黒く粟立っていた。

鈴木 みのり @chang_minori

タニノクロウ作・演出、庭劇団ペニノ『ダークマスター』飄々と能天気な主人公が腐っていく様がじわじわと観客席にまで滲んでくるよう。壁も床も劇場内のすべてがこのために作られているとしか思えず、「キッチン長嶋」はそこに確かにあり、昼から夜に、夜から未明に、時間を共にする感覚に、戸惑う。

そかし @AbaddeGrimade

ペニノの『ダークマスター』驚くほど、『嫌いじゃなかった』。感想は原作を再読してから。

鈴木 みのり @chang_minori

タニノクロウ作・演出、庭劇団ペニノ『ダークマスター』煙草の煙、炎、油の破裂、食べ物の匂い、しわがれた声、汗臭い熱、すべての手触りが目の前に起こりながらも位相を変える。何が起こるのかと異様な緊張が引き続き、笑いに誘われながら常に胸の内が黒く粟立っていた。その演出の冴えにまず刮目。

さん @san596san

庭劇団ペニノ「ダークマスター」、とにかく暑かった。終演後、外に出たら熱射病みたいにクラクラした。キッチンの熱の影響か、それとも無限地獄のようなあのお芝居か…。