『30ス(th)だよ！パール兄弟公式』アカウントからの 【#パール兄弟のひみつ】 まとめ 2016.3.15～

パール兄弟公式 @pearl_bro30th

おはようございます！お天気、気持ちいいですね。本日は友引とお日柄もよいので「パール兄弟のひみつ」を毎日ちょっとずつつぶやいていこうと思います。ライブに向けて気分をあげていきましょう！知ってるネタ、知らないネタ、諸々お楽しみに。メンバーに聞きつつがんばりますぅ〜＃パール兄弟のひみつ

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というわけで、第一弾。パール兄弟は残念ながら血のつながりはなし。義兄弟ならぬ「擬」兄弟。名前の由来には「パールを埋めたもの同士」との説もあるが、実際にどうかは不明。「〝パー〟の語感のアホっぽさがいい」とはサエキ談。＃パール兄弟のひみつ

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サエキと窪田の出会いは1982年3月。当時、窪田が在籍していた人種熱のエッグマンでのライブを見たサエキが、ボーカルだった窪田を見て「自分に似ている」と思ったのがきっかけ。このライブ中のMCが元で、窪田は近田春夫＆ビブラトーンズを脱退することに…＃パール兄弟のひみつ

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（昨日のつづき）人種熱のライブの終演後、サエキは楽屋にすたすた入って行き「写真とってください」と窪田とツーショット写真をとった。とはいえ特に会話することもなく、「じゃあ、さようなら！」とその夜は帰宅…早っ。残念ながら写真は現在行方不明。＃パール兄弟のひみつ

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1982年当時、サエキは徳島大学歯学部に在籍中で長期休みに帰京してはハルメンズのボーカルとして活動中。だが『近代体操』『20世紀』（ビクター）を出しながらも、1982年12月のライブで解散。このライブと、同年８月のクロコダイルでのライブには窪田も客で来ていた。＃パール兄弟のひみつ

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近田春夫＆ビブラトーンズを脱退した窪田のその後について、サエキは友人を介して折にふれて話を聞いていた。次第に本人たちにも交流が生まれ「曲でも作ろう」と盛り上がる。1983年３月、春休みに帰京したサエキは、早速窪田の家に遊びに行くことに…。＃パール兄弟のひみつ

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（続き）窪田宅にそのまま泊まって一緒に作ったのが「しがらみクラブ」。「ハルメンズの人間関係に疲れ果てて、しがらみになる関係がこれからのキーになると予感した。すぐ曲ができたので詞は作って持っていったはず」（サエキ談）。この夜をきっかけに「パール兄弟」が誕生した！＃パール兄弟のひみつ

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…と、５日つぶやいて、やっと「パール兄弟」が生まれました。この先、30年前にあたるレコードデビューまで、まだいろいろエピソードあります。お楽しみに（してもらえたらうれしい）です！＃パール兄弟のひみつ

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（続き）「ベッドで寝ていいけどお風呂入ってね」と窪田に言われたサエキが、出してもらった寝間着で寝ようとしたらチロチロ音が。みれば窪田がスケール練習中。１時間以上続けると「はぁ」とため息をついて寝た。「こんな真面目な友達はいなかった！」とサエキはひそかに感心。＃パール兄弟のひみつ

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このあとサエキ＆窪田は「盛り場のアント」を作る。バンドの初期コンセプトに「ロキシーのような大人の先駆的ニューウェイヴを歌謡曲のスタイルで表現する新しい音楽」があった。それを忠実に表現したのが「しがらみ」と「アント」。ふたりはこの２曲の達成感にかなり満足した。＃パール兄弟のひみつ

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今日、サエキさんと話をしていたら、すでに聞いていたことに新ネタをまぶしてくるので、あらためてまとめてたらすっかり遅くなってしまいました。段々思い出してくるみたいですね。とはいえ無事に一日一ツイートで「＃パール兄弟のひみつ」ができてよかった〜。個人的な達成感であいすみません。

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「しがらみクラブ」は新しければいいというニューウェイヴの無責任なコンセプトに、人間関係に着目して大人な世界を目指した。「盛り場のアント」はそんな大人がうろつく赤坂（＝厨房が客席に近く業界臭い大人な夜の雰囲気）にニューウェイヴな昆虫が蠢くというキレたコンセプト。＃パール兄弟のひみつ

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ロボットのヤクザというニューウェイヴに回帰したコンセプトの「メカニック八九三」では、窪田は肉体そのものなテクノ的生音ギターポップを作った。ミュージックマガジンは「昆虫群に続く、新しいニューウェイヴ的世界観」と曲評をのせ、サエキは我が意を得たりと深く満足した。＃パール兄弟のひみつ

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初期の重要曲「盛り場のアント」は、当時のライブでサエキはアリをイメージして四つん這いで歌っていた。1990年のホールライブのアンコールで同じように歌ったら、舞台監督に「この気持ちの悪い曲は意味がよくわからないしやらないほうがいいよ」と言われてしまう。＃パール兄弟のひみつ

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初期の曲「メカニック八九三」は『未来はパール』収録時に放送コードを考慮して「メカニックにいちゃん」に。同じくシャブを連想させる表現も変え、「脳にキジルシ」は「脳にやじるし」に、など。2008年再発版『未来はパール』のボーナストラックで原曲を聴くことができます。＃パール兄弟のひみつ

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「すっかり勢いにのって、次はライブやろうとなったんだよね。なんで1983年の夏は、友達のバンドのライブに前座で出してもらって結局７回やった。今じゃ考えられないくらい気楽に出してもらえたんだよ、あの頃」（サエキ談）。というわけで、次回からいよいよライブのお話。#パール兄弟のひみつ

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記念すべき初ライブは1983年８月に新宿ロフトで行われたShi-Shonenライブでのフロントアクト。メンバーはヤプーズの中原信雄、ドラムスにはVOICEの濱田康史。演奏曲は「しがらみ〜／〜アント／メカニック〜／焼きソバ老人」の全４曲。演奏時間は堂々10分！＃パール兄弟のひみつ

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初ライブを前に「すし詰めの会場の後ろのほうの人にもてっぺんだけでも見えるように！」と、サエキが「顔の２倍くらいあるとんがり帽子」を考案。早速、渋谷のチャコットで青と緑のラメ布を購入し、ボール紙を芯に自作した。作ったのはサエキ＆お手伝いのデザイナーズ学院の友人。＃パール兄弟のひみつ

CHAKA @CHAKA_JAZZ

初めてサエキけんぞうさんと会ったのは84年かな。松浦君もＤの今ちゃんも、気持ち悪い男、と、愛情を持ってそう言ってた。会ってみたら私のあまり知らない関東の男性って感じだった。おもしろい言葉をたくさん私に歌わせてくれた。パール兄弟というバンドをやっていると教えてくれたよ。

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(続き)サエキお手製のとんがり帽子はかなり目立った。天井につかえるほどの大きさなので予想通り先っぽだけは見えていたし、印象にも残ったようだ。「最初はひややかに見てたShi-Shonenのお客さんも、最後には歓声をあげてくれた。ホントにほっとした」とサエキ談。＃パール兄弟のひみつ

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とんがり帽子ひっぱって申し訳ないですが、あとちょっと。保管場所はサエキの自宅。「僕は楽器がないから重ねて抱えて総武線にのってライブハウスに通ったよ」（サエキ）。が、そこそこ重さもあり、巨大で演奏しにくいと不評で、最後はサエキだけが着用。一夏使ったが、廃棄。＃パール兄弟のひみつ

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1983年の夏は計７回、友人のバンドの前座としてライブに登場。最初は４曲10分でShi-Shonen、戸川純、ZELDAらのライブに出たが、その後「鉄カブトの女」「今宵夢路に」「ハレはれ」を加えて６〜７曲30分セットでライブできるようになっていく。＃パール兄弟のひみつ

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新たに加わったレパートリー「鉄カブトの女」は、サエキが新宿ルイードにさる芸能事務所系のバンドを見にいったときに受付にいた〝大きなボブヘアのこわい顔の女性〟から思いついた曲。当時のルイードは大手事務所に所属するアーティストが多数出演するはなやかな場所だった。＃パール兄弟のひみつ