黄金町のジェントリフィケーション

その本質は芸術を取り込んだ資本の論理と住民の排他性にある。 私見では、視聴室が黄金町での活動に貢献していないから排除されるのは事実関係は別としてその根底にジェントリフィケーションがアートではなく資本だからだといえるだろう。 また、その本質が資本であるがゆえに、ジェントリフィケーションとは地上げの側面を持っている。
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2011

リンク はまれぽ.com 黄金町の『ちょんの間』ってどうなったの? 現時点で売春婦は追い出され、空き店舗の再利用が<br />図られているけれど、解決すべき問題はかなり根深い。キニナル続きはこちらから

そんな混沌とした有り様に地域住民の怒りが臨界点に達し、2005(平成17)年1月、横浜市と神奈川県警察によるバイバイ作戦が発動されることになったのだ。

「ちょんの間の貸し主は、月に数百万円を稼いでいました。それほど旨味がある商売だったため、店ごとに摘発をしても、次々と新しい店舗が出現したのです」と、前出の担当官は語る。

これに歯止めを掛けるためには、街全体を封鎖して客足を絶つべきと、時の本部長は決断。ちょんの間街を機動隊の装甲車で包囲した。

その夜以来、同地区はゴーストタウンとなり、現在に至るまでひっそりと静まり返っている。

リンク はまれぽ.com 黄金町に変わった建物が!この街は何をしようとしているの? アートで街のイメージを変え、人の流れを再び生み出そうとしていた。キニナル続きはこちらから

“街のイメージを変えよう”というところから始まった

まず、黄金町バザールがどのような経緯で始まったのか伺うと、

「横浜市の推進する、芸術や文化の持つ“創造性”を活かした街づくり、クリエイティブシティ・ヨコハマの一環で、2007年黄金町にアーティストやクリエーターを集めることで、地域の活性化を図るというアートによるまちづくりが始まりました。

その手始めとして、市が高架下の2カ所(黄金町と日ノ出町)に、アーティストのスタジオやアトリエになるような新しい施設を作り、そのオープンに合わせてアートフェスティバルを行いましょうという構想が黄金町バザール開催のきっかけです」

黄金町バザールでは、アーティストの作品が展示されているほか、雑貨などのショップやカフェがオープンしたり、アーティストや地域の方々によるイベントが行われている。ちなみに、昨年2010年は、9月10日(金)~10月11日(月・祝)の開催で1万人を超える方が訪れた。しかし、「バザールをやらなくても街に人が流れてくるのが最大の目標」と山野氏は語る。

小川智紀 @ogawa_tomonori

自宅。行政主導のジェントリフィケーションは、アート業界でももっと議論があっていい。たとえば、横浜・黄金町の推進母体は「初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会」というズバリな名称。黄金町と川を挟んだ若葉町・横浜パラダイス会館の動きの対比など、アートマネジメントな方は研究していただきたい。

2011-09-04 13:38:29

2013

まとめ 黄金町バザール:カモメサウンドシステム追放劇の波紋  かつて「麻薬と売春の町」として知られ、現在はアートを使った町の再生(ジェントリフィケーション)の実践で知られる横浜の黄金町地区。  メディアでの報道を見る限り、事業は順調に進んでいるように見える。    その一方、地元民の間では「大岡川桜まつり」や「黄金町バザール」など特定の時期だけ人が集まり、普段は閑散としたまま人通りが戻らぬ現状に、不満の声も聞かれる。    近隣には、現在もヤクザの事務所が点在するなど、治安が格段に向上したとは言え、いまだに気を抜けないエリアであることも又事実。  難解なアートを敬遠する層、地元の気風や文化に無関心な NPO、違法売春店舗一掃後も町に居残る元店主ら、町の内部は一枚岩とは言えない状況で、いくつかのクラスターに分かれている。  なんとか均衡を保っている黄金町だが、「黄金.. 17207 pv 77 4 users 41

 かつて「麻薬と売春の町」として知られ、現在はアートを使った町の再生(ジェントリフィケーション)の実践で知られる横浜の黄金町地区。  メディアでの報道を見る限り、事業は順調に進んでいるように見える。    その一方、地元民の間では「大岡川桜まつり」や「黄金町バザール」など特定の時期だけ人が集まり、普段は閑散としたまま人通りが戻らぬ現状に、不満の声も聞かれる。    近隣には、現在もヤクザ の事務所が点在するなど、治安が格段に向上したとは言え、いまだに気を抜けないエリアであることも又事実。  難解なアートを敬遠する層、地元の気風や文化に無関心な NPO、違法売春店舗一掃後も町に居残る元店主ら、町の内部は一枚岩とは言えない状況で、いくつかのクラスターに分かれている。  なんとか均衡を保っている黄金町だが、「黄金町アートマネジメントセンター」が管理するアート施設「黄金スタジオE」にレジデンス(入居)しているKAMOME SOUND SYSTEMが突然、退去を迫られた。  直接の理由は「製作に向けての準備や何やらで物量が増え、スタジオ前の廊下にはみ出したから」だという。

2014

リンク www.jimmin.com 西成特区構想と「アートプロジェクト」批判 人民新聞の公式サイトです

そして、ここから連想できることとして、人に優しく、自分にも優しく、お酒は控えめに、暴力はやめましょう、独り言や、独りでフラフラ歩かないようにしましょう、街の美化、安心・安全な街をつくっていきましょう、云々。
こう見ていくと、アートによるまちづくりは、いわゆる一般社会の健康的で文化的な生活/人間へと更生させ、経済活動に組み込こもうとしているように見えてくる。その一方で、攻撃性、喧嘩などはその個人の心理的側面においやられ、否定されてしまうのだ。

しかし、ここにあるのは、なんと幅の狭い生き方の提示だろうか。あるいは、警察や行政にとって推奨され、許される範囲での「自立」の枠組と、そうした社会への包摂である。
この釜ヶ崎の歴史をたどれば、さまざまな社会・政治的運動、暴動にあらわれた野次や投石、実力行動が歴史を作ってきたにもかかわらず、だ。そうしたエネルギーの噴出を、アートを使ってなるだけゆるく、温かく、穏やかなものへと封じ込めてしまい、アートは行政にとって都合よく利用され、取り込まれてしまう危険性を内包しているのではないだろうか。

2016

リンク 10+1website ヒップスターとジェントリフィケーションの因果な関係 カルチャーは都市の風景を変える。しかしなかには、風景だけでなく居住者の階級浄化まで推し進め、社会問題に発展するケースもある。ヒップスターたちがロンドンの労働者階級の街で悪役であり続ける理由はそれだ。ジェントリフィケーションが進むロンドンロンドンでジェントリフィケーション(都市の貧困層の居住地域が再開発によって地価が高騰し、貧困層が居住できなくなる現象)が進んでいる。20年前なら誰も近づかなかった貧

カルチャーは都市の風景を変える。しかしなかには、風景だけでなく居住者の階級浄化まで推し進め、社会問題に発展するケースもある。ヒップスターたちがロンドンの労働者階級の街で悪役であり続ける理由はそれだ。
ロンドンでジェントリフィケーション(都市の貧困層の居住地域が再開発によって地価が高騰し、貧困層が居住できなくなる現象)が進んでいる。20年前なら誰も近づかなかった貧困地域の立体駐車場の屋上にカクテルバーやアートスペースが出現し、ファッショナブルな白人の若者たちがグラスを傾けながら見下ろす地上には、1ポンドショップや携帯カバーを売る移民の屋台や一年中セール中の激安量販店が並んでいる。

ペッカム、ブリクストン、ハックニーなど、ロンドンのガラの悪い貧民街として世界的に知られていた地域でこのような光景が広がっている。

ジェントリフィケーションは何も新たな現象ではない。この言葉は、1964年に社会学者ルース・グラス(1912-90)が編み出したものだ。彼女は、ミドルクラスの侵入により、ワーキングクラスが都市から追い出されていく状況に警鐘を鳴らしていた。

○資本かアートか
 地理学者ニール・スミス(1954-2012)は、ジェントリフィケーションの原動力はカルチャーではなく資本だと主張した。ドーナツ化現象でミドルクラスに見捨てられ、荒廃した貧民街になった都市の内部は、実際の地価と、そのロケーションが本来ポテンシャルとして持っている地価のギャップが大きく、そこでは大きな利潤を上げることが可能になる。だからデヴェロッパーたちが不動産を買い、再開発して、より大きな利潤を上げられる店子を探すわけだが、その時に格好のテナントになるのがアートスタジオやギャラリーだという。アート関連ビジネスはリサイクルされたエリアに資本の流れを呼び戻すのに役立つというのだ。

試聴室 (日ノ出町&神保町) @Shichoshitsu2

【試聴室からのお知らせです】突然ですが、黄金町・試聴室その2は遅くとも来年(2017年)3月までに現在の場所での営業を終了せざるえないこととなりました。これまでご出演頂いた方々やご来場いただいたお客様に唐突にお知らせすることになり心苦しく思っておりますが、お許しください。(続く)

2016-02-08 23:22:21
試聴室 (日ノ出町&神保町) @Shichoshitsu2

閉店の原因は、大家であるところのNPOから長いこと借りているので来年3月をもって卒業(ってアイドルグループみたいですが)して欲しい=来年4月からの契約はしないと言われたためです。家賃が安いのは税金を得て補助しているので公平性を保つため長期利用者に通告しているとのこと(続く)

2016-02-08 23:23:06
試聴室 (日ノ出町&神保町) @Shichoshitsu2

その他、NPOからは黄金町での活動に貢献していないとか、店が雑多としてきたないとか、いろいろ指摘されました。店を始める時に「この建物は市が10年借り上げているからそれまでは大丈夫」と言われていたので、10年をメドに考えてきましたが、このようなことになり、非常に残念です。(続く)

2016-02-08 23:24:10
試聴室 (日ノ出町&神保町) @Shichoshitsu2

今後のことについては、まだ全くの白紙状態です。店長三沢と相談しながら決めていきますが、同じような形態でやっていくことは難しいのではないかと考えています。来年の3月までこれまで以上におもしろくて居心地の良い空間が維持できるよう努めますので、それまでよろしくお願いします!(根津)

2016-02-08 23:24:41
リンク http://jassmaz.hatenablog.com/ 地域社会とコミュニティのはなし - なつやすみ日記 黄金町の試聴室という喫茶&レコード酒場が閉店する。 【試聴室からのお知らせです】突然ですが、黄金町・試聴室その2は遅くとも来年(2017年)3月までに現在の場所での営業を終了せざるえないこととなりました。これまでご出演頂いた方々やご来場いただいたお客様に唐突にお知らせすることになり心苦しく思っておりますが、お許しください。(続く) — 試聴室 (黄金町&神保町) (@Shichoshitsu2) 2016, 2月 8 閉店の原因は、大家であるところのNPOから長いこと借りているので来年3月をもって卒業(っ

大家のNPOとは黄金町エリアマネジメントというまちづくり会社のようだ。設立する経緯は各々異なるが、全国的に設立されつつある組織の一つである。まちづくり・・・まちおこし・・・シャッター商店街の問題解決・・・地域社会の問題を解決するのを目的としているようだ。この手の社会活動に関心がある人は知っているが彼らは決まってアートや音楽を町おこしの手段にする。これはジェントリフィケーションと言われている手法だ。