勝見貴弘氏のバーニー・サンダース氏の対イラク武力行使反対演説に関する連投

💫T.Katsumi @tkatsumi06j

【日英併記】米サンダース大統領候補が下院議員時代に行った伝説の対イラク武力行使反対演説（完全版） @loglnet ※まだ微修正の余地があるかもだが、バスの中でヘッドホンしながら確認しました。以下連投もします。 #空席議会演説 pic.twitter.com/tw5Ww2r76J

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【はじめに】2016年度米民主党大統領候補のバーニー・サンダース上院議員が、独立系の下院議員だった1991年1月17日、湾岸戦争の勃発後に米下院で行った、『空席の議会演説』が話題を呼んでいます。

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【日英併記】米サンダース大統領候補が下院議員時代に行った伝説の対イラク武力行使反対演説（完全版） logl.net/341 via @tkatsumi06j

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独立系議員として唯一対イラク武力行使の事後承認に反対票を投じた当時のサンダース議員が、空席の議会で一人何を熱弁したのか、その一語一句を追いました。 pic.twitter.com/tPAcv253MI

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ごらんの通り、1991年1月12日に米両院合同会議で行われた、対イラク武力行使の事後承認を認める決議では、独立系で唯一反対票を投じたのがサンダース候補でした。 pic.twitter.com/PDv67iPYp6

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米民主党は179人もの議員が反対票を投じました。86人の造反がなければ、容認されていなかった可能性があり、まさに中東の歴史を左右した決議でした。決議は250対183の賛成多数により可決承認されました。演説本編は、次の通りです。 pic.twitter.com/q0rrn556H5

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【日英併記】米サンダース大統領候補が下院議員時代に行った伝説の対イラク武力行使反対演説（完全版） logl.net/341 より自然な日本語で皆さんに伝わるよう、 @reservologic さんに日本語監修をお願いしました。字幕作成は検討中です。

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Ｆｉｎａｌ1. 議長 　われわれは、肝に銘じなければなりません。 　人類にとって、イラクの人びとにとって、米国民にとって、そして国連という機関にとって、きょうは悲劇の日であります。

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Final2. また今日は、この惑星の将来と子どもたちにとっても、悲劇の日となりました。われわれが何十億ドルもの戦費を費やす一方で、途上国で今日も餓死している三万人の子どもたち、最低限の生活を保障する財源すらないために、貧困に喘ぐ２５%もの子どもたちにとっての悲劇の日であります。

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Final3. 議長 　不法に、かつ野蛮にもクウェートに侵攻したサダム・フセインという小心で残忍な独裁者に対抗して、「ほぼ」全世界が結束しているという事実がありながら、

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Final4. 大統領は本格的な戦争を仕掛けることでしか、この紛争を解決しわれわれの目的を達成できないとし、わずか一日の空爆の結果としては歴史に類を見ない規模の死と破壊をもたらしました。これに私は賛成できません。

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Final5. 議長 　現在起きている悲劇を見て、私は直ちに三つの懸念を持ちました。

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Final6. 第一に、テロ支援国家シリアや、専制君主が率いる独裁国家サウジアラビアとクウェート、そしてこの戦争への参加と引き換えに７０億ドルもの債務帳消しを認められた一党独裁国家エジプトなど、主に中東の独裁国らとわれわれは連合を組んだわけですが、

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Final 7. 昨晩われわれが起こした行動は、長期的には、中東におけるわれわれの国益を大きく損ねるものとなるでしょう。

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Final8. 合衆国とその同盟国は確実にこの戦争に勝つことでしょう。しかし、そのことによってもたらされた死と破壊は、第三世界の人びと、とくに中東の貧しい人びとにとって、忘れがたい記憶として残るであろうと私は考えます。

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Final9. 私がたいへん恐ろしいと思うのは、中東のたいへん複雑で悲惨な危機に対応するために、われわれは先般、「戦争」そしてわが軍の強大な武力を選択すると言い切ってしまったことです。

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Final10. 私が恐ろしいのは、いつの日か、この判断を悔やむときがくるのではないかということ。そして、幾年にも及ぶより多くの戦争を呼び込む土壌を作り上げてしまっているのではないかということです。

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Final11. 　議長 　第二に、わが国の政府と連合軍は間違いなくこの戦争に勝つことでしょう。しかし、それはこの国の人びと、とくに労働階級の人びとや貧しい人びと、年老いた人びとが、この戦争に勝つということでしょうか。

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Final12. 路上や橋の下で暮らしているこの国の２００万ものホームレスの人びとは、この戦争には勝ちません。彼らの住む場所を確保する財源が失われるのですから。

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Final13. 医療費を払えない何千万ものアメリカ国民も、この戦争には勝ちません。彼らのニーズを満たすための財源が失われるからです。

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Final14. いま、バーモントで土地を追われようとしている農家の人びとも、この戦争に勝つことはなく、子どもや高齢者も、この戦争には勝ちません。戦費を捻出するために、十中八九、社会保障やメディケア（医療費補助）の支給を切り崩されてしまうだろうからです。

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Final15. 議長 　戦争が始まってしまった今、われわれは、無用の流血を防ぎ、もっとも根本的なやり方でわが国の兵士たちを支援することに全力を挙げる必要があります。 　それは、彼らを生きた健康な状態で、母国に連れ戻すことです。

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Final16. 我が同僚議員の皆さん。 　大統領に爆撃を直ちに止めるよう要請しましょう。そして、国連事務総長にはイラクに赴くよう要請し、イラクのクウェートからの撤退と戦争終結に向けた交渉を直ちに開始するよう求めましょう。

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Final17. われわれの持てるすべての力を尽くして、無用の流血を防ごうではありませんか。 以上であります。

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以上は、2016年度米民主党大統領候補のバーニー・サンダース上院議員が、独立系の下院議員だった1991年1月17日、湾岸戦争の勃発後に米下院で行った、いわゆる『空席の議会演説』の全文をあらためて書き起こしたものです。