西住まほの人物像の考察

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不見湍 ver.002 @futsumi_tan

「完璧ではない、等身大のまほお姉ちゃん像」こそが本編とドラマCDの良きところであると思ったりしているので、強くて完璧なだけのまほお姉ちゃん像には物足りなさを覚えたりもする。劇場版のまほお姉ちゃんは、完璧な人じゃないからこそいじらしくて愛らしい!

2016-05-08 22:01:22
不見湍 ver.002 @futsumi_tan

ドラマCD3の素晴らしいと思うところは、黒森峰の敗退について、みほは「試合を放棄した自分のせい」、エリカさんは「西住姉妹に頼りきりだった自分たちのせい」、まほお姉ちゃんは「自分の指揮が未熟だったせい」と考えていて、世間では「天候に負けた」とも言われてるらしい、って部分で…。

2016-05-08 22:03:48
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3人がお互いに引け目を感じていて、でもそれぞれがそれぞれの反省をもとに頑張ろうとしている、というのが、みほまほエリ関係のよいところだと思いました。もちろん、黒森峰のみんなも。

2016-05-08 22:05:39
不見湍 ver.002 @futsumi_tan

まほお姉ちゃんのこういう表情を描いているのは、今のところアニメ本編だけだよね!(劇場版でも見られる) コミカライズでもノベライズでもこのシーンは存在していない。むしろらぶらぶ作戦のお姉ちゃんの方が、このまほお姉ちゃんに印象は近い。 pic.twitter.com/mksiKmsfK9

2016-05-08 22:18:33
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不見湍 ver.002 @futsumi_tan

結構、この表情があるかないかの差って、結構というかめちゃくちゃでかいよなーと思った。リトルアーミーもコミカライズも、まほお姉ちゃんは成熟した完璧超人みたいな印象だもんなあ。でも実際のところ、このシーンではまほお姉ちゃんは「反論したくてもできない」っていう弱さを見せている。

2016-05-08 22:21:23
不見湍 ver.002 @futsumi_tan

まほお姉ちゃんが「何も必要としていないくらい完成されている」人物で、コミカライズやリトルアーミーでの姿みたいに「常に他人に道理を教え諭すことができる」傑物なんであったら、ここでこんなしょぼくれた顔をする必要はなくて、もっと毅然と反論してもおかしくない。でも、この場面ではできない!

2016-05-08 22:23:05
不見湍 ver.002 @futsumi_tan

でも、プラウダ戦観戦後は、観戦前と同じくみほの実力を信じないお母さんに対して、毅然と「みほには実力がある」と反論できるようになってる。つまり、プラウダ戦観戦前は、「反論しなかった」んでなく「できなかった」し、観戦後に「できるようになった」わけだよねきっと。

2016-05-08 22:24:32
不見湍 ver.002 @futsumi_tan

そんで、前後で何が違うかというと、「みほが戦う姿を見た」からだ。でも、お姉ちゃんは1回戦も2回戦も観戦してる。じゃあそこに何の違いがあったかと言えば、みほが廃校問題を知って覚悟が変わったからであり、昨年敗退したプラウダに打ち勝ったからであり、逃げない姿を見せつけたからであり…。

2016-05-08 22:26:03
不見湍 ver.002 @futsumi_tan

2回戦の時点では、「きっとそうだ」と思っていてもまだ毅然とお母さんに反論するだけの自信を持てていなかったけれど、プラウダ戦のみほを見ることで、その実力を確信できたし、何より母親に反論する勇気を持てたのだろうし、だからある意味でまほお姉ちゃんもみほとの交流を通じて成長している。

2016-05-08 22:27:54
不見湍 ver.002 @futsumi_tan

そのへんの描写は、劇場版熊本シーンでの、まほお姉ちゃんのちょっと気弱な「本当に駅まででいいのか?」だったり、ラストショット直前に泣きそうな顔でみほの背中を見る一瞬だったり、エンディングの諦め混じりな懇願っぽい何かにも繋がっていて、沁みる…。

2016-05-08 22:30:31
不見湍 ver.002 @futsumi_tan

なんかアレだよね、実はまほお姉ちゃんも3人くらいいるんだけど、ちょっとそれをまとめる元気はないのでまとめませんが、結構違うよね…。 pic.twitter.com/0U6qxJuWfS

2016-05-08 22:56:32
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不見湍 ver.002 @futsumi_tan

リトルアーミー無印でお姉ちゃんの年齢設定間違ってるの、なんでそうなったのか理由はよく分かんないけど、むしろ「あれ、1年目に挫折して転校、2年目に姉と決着、って考えると、お姉さんは年子じゃないと矛盾するのでは」って制作途中に判明した感があるよね。

2016-05-08 22:59:40
不見湍 ver.002 @futsumi_tan

リトルアーミーだと、終盤でもみほの回想で、「お姉さんと一緒に戦車乗りたい!」「それは、みほがもう少し大きくなってからだな…」ってやり取りがあったり、10歳のみほが「小学校の卒業生のまほお姉ちゃん」の活躍を喜んでたりして、漠然と「年の離れた、先駆者としての姉」像があった気がする。

2016-05-08 23:02:11
不見湍 ver.002 @futsumi_tan

せめて2歳、あるいは3歳、いやもしかしたらもっと…くらいの認識だったんだろうけど、それだと矛盾が出るので年子ってことになって、そうしたことでまほお姉ちゃんの「弱さ」とかみほへの思いとかも違ったものが立ち上がってきたんじゃないかと、邪推したりする。

2016-05-08 23:03:32
不見湍 ver.002 @futsumi_tan

個人的にはもう大正解だったと思うんだけども。ガルパンFebriの吉田さんインタビューで「(まほから見たみほは)自分のそばにいて、手助けしてくれる有能な後継者であり、相談相手であって欲しかった」って言われていたけど、これも「歳の違い姉妹」だからこそ、より効果的に立ち上がってくるよね

2016-05-08 23:07:32
不見湍 ver.002 @futsumi_tan

TV版と劇場版のまほお姉ちゃんは、みぽりんを教え導きつつ、何かあったら相談したり頼ったりしそうな顔してるけど、コミカライズやリトルアーミーのお姉ちゃんは、「みほに相談したい」って雰囲気は特になくって、つまりそのニュアンスは制作側でまだ共有されていなかったんでは的な…。

2016-05-08 23:09:11
不見湍 ver.002 @futsumi_tan

ドラマCD4のお姉ちゃん、各校の隊長が集まる雑誌企画と聞いてすっかりみほが来ると思い込んでお土産まで用意したのにみほがいなくてしょぼくれて、「みほはいないのか…」「せっかく熊本から土産をみほに持ってきたのに、いないとは…」とか超落ち込んでいて超かわいい。

2016-05-08 23:14:19
不見湍 ver.002 @futsumi_tan

第一話の時点で、みほが「(お姉ちゃんも含めて)誰も私の気持ちなんて考えてくれてなくて」って言ってるので、みほまほのすれ違いはある。まほお姉ちゃんがプラウダ戦までは自信を持って妹を擁護できなかったあたりも、みほへの理解が足りてなかったからと言える気はする。が、び、微妙だ!

2016-05-08 23:35:27
不見湍 ver.002 @futsumi_tan

吉田さん「まほとみほは、奥ゆかしく気持ちを口に出さない性格なので…」 ぼくたち「アッハイ」

2016-05-08 23:36:15
不見湍 ver.002 @futsumi_tan

まあ、誤解の物語でいえば、みほからの「お姉ちゃんも私の気持ちなんか考えてくれてない」という誤解は解かれたのかよ!って感じがするけど、その補完が劇場版だったんだろう。吉田さんも「劇場版でみほとまほの関係をようやく深掘りできた」みたいに書いてたし。

2016-05-08 23:39:58
不見湍 ver.002 @futsumi_tan

(初期のみほのパンツ被ってるまほお姉ちゃんとか、メールはひらがなでしか打てないまほお姉ちゃんとかも、カリカチュアされているけど本質は捉えていたよな…とか今更思う)

2016-05-08 23:57:06
不見湍 ver.002 @futsumi_tan

自我研修後のマルコ氏がこれを描いているので、この方向性のまほお姉ちゃん像も公式としてはアリということだろう。ネタはそれぞれはっちゃけてるけど、キャラクターの筋はちゃんと通っているのが『もっとらぶらぶ作戦です!』のいいとこだ。 pic.twitter.com/Ld72S7YBQG

2016-05-09 00:03:00
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不見湍 ver.002 @futsumi_tan

寡黙でストイック、口下手で不器用だけど才能に溢れていて努力家で情熱的、そんなまほお姉ちゃん。

2016-05-09 00:04:16